とと姉ちゃん あらすじ 第23週 第24週
9月5日月曜日より放送...。
第23週「常子、仕事と家庭の両立に悩む」...。
印刷所持ち込みの『あなたの暮し』商品試験記事関連の原稿破棄事件が発生....。
聞くところ、記事差し替えのため手元の原稿を誰にも観られぬよう破棄するようにと、伊佐次(唐沢寿明)の代理を名乗る者からの指示とのこと。 しかし、『あなたの暮し出版』の面々は指示を出していない。
もしや、赤羽根(古田新太)の「アカバネ電器」一派による投石に次ぐ新たな嫌がらせでは、との動揺の高まりあって、常子(高畑充希)は武蔵(坂口健太郎)との動物園行きを急遽取り止めるも、青葉(白鳥玉季)からは嘘つき呼ばわりされてしまって...。
それでも常子は、落胆する間もなないまま、製本に間に合わせるべく、徹夜での原稿再作成へ...。
そこへ、大東京新聞の記者・国実恒一(石丸幹二)が世間で"孤高の存在"と呼ばれる『あなたの暮し出版』の取材を願い出て...。
結局のところ、商品試験の原稿と写真の再作成は、刻限に終了した。
安堵する常子の元に、武蔵が青葉と大樹(荒井雄斗)を連れて弁当の差し入れ。 互いに非を詫びることになって、少しずつ心を通わせる。
そこに居合わせた伊佐次は、二人の仲睦まじい様子から、会社と雑誌づくりに人生を賭けるのも一つの生き方だが、たった一度の人生に後悔を残さない生き方も大切と助言する。
同じ頃、赤羽根は常子たちへの報復のため、手段を選ばず「あなたの暮し出版」を窮地に立たせろと社員に厳命。
一方の国実は、和洋食店「キッチン森田屋」へ取材するも、重箱の隅をつつくかのような質問に、宗吉(ピエール瀧)を激怒させてしまい...。
ほどなく武蔵は、2年前より願い出た実家のある岐阜県への転勤の内示に動揺ゆえ、常子には言い出せないまま...。
そんな中、大樹が半ズボンを拒み長ズボンを履くようになるのが気になって、尋ねてみると、脚の火傷の痕が気持ち悪いと同級生たちからイジメられたとの告白。
決意を固めた武蔵は、翌日に常子と会うと、会社からの転勤の内示を打ち明け、自らの希望である転勤の撤回も一旦考えるも、子どもたちのためにも受け入れることにしたと伝えた。
常子は内心落胆しつつも武蔵の決断を尊重する。
数日後、かつて自社のトースターを『あなたの暮し』に酷評された、ちとせ製作所の社長・田中利一(螢雪次朗)が常子を訪ねるなり、トースター改良を重ねての品質の高い商品の開発の成功を報告へ...。
その感謝の旨と改良新商品10台提供の申し出に、伊佐次は公正さを保つためにも改良新商品の代金をすべて払うと伝え、田中の労をねぎらった。
さらに数日後、『あなたの暮し』掲載の商品試験に偽装の疑いありとの週刊誌の記事が掲載。
皆が動揺の中、伊佐次は怒り心頭。 しかも、偽装の証言者はすべて家庭での商品試験を依頼のテスターたちだったことに、常子は衝撃を隠し切れない。
加えて、国実もこの記事に強い関心を抱いており...。
逆境の「あなたの暮し出版」での最新号のための商品試験開始の一方、「アカバネ電器」は洗濯機の新商品を発売。
そこへ、国実が商品試験の偽装を装う記事を、大東京新聞に掲載。
『あなたの暮し』の影響力の大きさのみならず、商品試験への責任の重大さを痛感させられる常子のさらなる衝撃は、「あなたの暮し出版」社員・松永による家庭での商品試験依頼のテスターの情報の週刊誌漏洩発覚だった。
松永は責任を痛感して辞職。
常子はこれまでの雑誌づくりは独善的だったのか、自分の正義を社員に押し付けていただけなのかと、葛藤を深めるも、・・迷いに迷うも、・・・社員たちが自分たちの雑誌づくりに誇りを持っていることを知ることとなり、今のやり方を貫くき通す決断へ....。
月日は流れて1958(昭和33)年1月、洗濯機の商品試験開始より半年後...。
国実取材の「あなたの暮し出版」の記事、『あなたの暮し』商品試験関連の家電量販店へのアンケート結果が、大東京新聞に掲載された。
9月12日月曜日より放送...。
第24週「常子、小さな幸せを大事にする」...。
国実が「あなたの暮し出版」を訪ねて来た。
週刊誌による試験偽装疑惑の報道以来、新聞社への商品試験の真偽の確認を求める消費者はじめ家電販売店やメーカーから殺到していることを告げるなり、信頼回復のためにも、洗濯機の商品試験の一般公開とその模様の新聞掲載を、常子と伊佐次に提案する。
しかし伊佐次は、内に秘めた激しい怒りの収まらないまま。 失った信頼を自分たちの力だけで取り戻すと宣言し、提案を一蹴する。
常子は葛藤をより深める中、鞠子(相楽樹)の洗濯機購入を知るなり、早速水田家へ。 洗濯機の動作確認をする常子を人伝に知った近所の主婦たちが集まって、疑いを晴らしてほしいとの相次ぐ励まし....。
常子は商品試験公開を決断。2ヶ月後の公開試験に向けてのテスターたちとの準備へ...。
そんなある日、美子(杉咲花)が家電製品の登場による主婦の暮らしぶりの取材を提案して....。
同じ頃、公開試験での勝利を過信する赤羽根は、「あなたの暮し出版」に大恥をかかせようと一計を案じる反面、社員の村山(野間口徹)と酒井(矢野聖人)が自社の洗濯機の致命的な欠陥を隠蔽していることを、いまだ知る由もなく...。
大東京新聞社の片隅の駐車場にて、家電メーカー5社によるそれぞれの洗濯機を持ち寄った商品試験一般公開当日を迎えて...。
メーカー各社公表の専門性の高い試験結果に対し、常子たちの発表の試験結果には、あまりにも素人ゆえに、見学者からの失笑が...。
ただ、メーカー各社の試験は、準備した汚れた布の洗濯による、自社の洗濯機の洗浄能力の確認のみ。
対する常子たちの洗濯機の商品試験では、シャツなどの実際の洗濯にて、脱水機にかけたシャツのボタン割れの問題を、すでに把握しており...。
その欠点にいまだ気づいていない赤羽根は、来年には脱水のみならず乾燥も可能な洗濯機の発売を会場にて豪語するも、悪運尽きたのか、「あなたの暮し出版」による洗濯機商品試験結果は次第に優勢に...。
ついに、「アカバネ電器」の洗濯機の重大な欠陥判明。
怒り心頭の赤羽根は、「あなたの暮し出版」の商品試験自体、悪意に満ちた小さな欠点探しに過ぎず、商品購入後のすべての責任は消費者側にあると主張。
しかし、すかさず伊佐次は、「アカバネ電器」の洗濯機の致命的な欠陥を公表。
赤羽根は動揺。 傍らの村山と酒井は互いに責任転嫁へ...。
赤羽根たちの敗北とともに洗濯機の商品試験一般公開が終わって...。
しばらく後に、宗吉と照代(平岩紙)は自分たちの老後のため、「キッチン森田屋」の大昭(上杉柊平)への継承を決意。
大昭は快諾し、美子に改めて求婚。 美子も快諾し、晴れて二人は結婚へ...。
大昭と美子の結婚祝いの酒宴にて、二人は集まった面々に、団地での生活の心積もりを告白。
正平(伊藤淳史)は、より寂しくなる小橋家の先行きを懸念。 常子の夢である大きな家を建て、皆とともに暮らすことを提案する。
皆の微笑ましい賑わいの中、鉄郎(向井理)が突然現れた。 しかも、妻・幸子(岩崎ひろみ)を連れて来て...。
鉄郎は驚く皆の前で、『あなたの暮し』創刊のいきさつを初めて知ったこと、かつて小橋家の米を食べ尽くした罪滅ぼしのため新潟の農家での米づくりの日々にあったこと、その米を土産として持参したことを打ち明ける。
そして鉄郎は、美子の結婚ほか、鞠子の結婚と長女出産を、心から祝福する。
皆のさらなる盛況の中、鉄郎は酒を買って大騒ぎ。 やがて力尽きた鉄郎に、常子は寄り添うなり、「スタアの装い」第2号を見せつつ、背中を押されなければ夢を諦めていたと感謝する。
それゆえか、鉄郎は我に返ったかのように立ち上がり、農作業のため急ぎ新潟へ帰って行った。
まず、物語の鍵となるのは、商品試験の一般公開...。
鍵となる、大東京新聞の記者・国実恒一を演じる石丸幹二に、陰ながら注目してしまった。
たしかに、常子たちにとって敵なのか味方なのか解かりづらい存在感だったけど、最終的には味方、すなわち逆風にさらされながらも真相を明らかにして、あるべき姿へと導くことに努める人たちの味方、ということになるのかもしれないや。
つい思い出してしまった。
あの社会現象となった大ヒットドラマである、2013(平成25)年7月7日日曜日から9月22日日曜日までの全10話放送。 平均視聴率28.7%。 最終話・第10話の視聴率は関東で42.2%、関西で45.5%と、いずれも最高視聴率。
いまだ地上波における再放送のない、池井戸潤原作・伊與田英徳プロデューサー・福澤克雄演出・八津弘幸脚本のTBS日曜劇場『半沢直樹』を...。
そう、主人公の東京中央銀行大阪西支店融資課長・半沢直樹(堺雅人)の直属の上司で高圧的な支店長・浅野匡を...。
当初こそ半沢には説得口調なものの、半沢が意義を唱えてからはさまざまな圧力をかけるようになった結果に至るまでの内面描写、なかなかのもので...。
それから、2014(平成26)年4月27日日曜日から6月22日日曜日までの全9話放送のTBS日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』。
かの『半沢直樹』と同じ制作スタッフ陣による重厚なドラマなものの、平均視聴率14.5%・録画再生率7.7%とあって、失礼ながら社会現象までには至らず...。
それでも、企業間競争の代理競走である社会人野球にスポットを当て、主人公はおらず、野球部のマネージャー、ピッチャー、製造ラインの責任者など、複数の視点から問題が描かれる構成、目が離せなかった。
この時演じたのは、中堅精密機器メーカーの青島製作所総務部部長兼野球部部長・三上文夫。
年間3億円もの維持費がかかる野球部を廃部にすることを決意する中途入社の社長・細川充(唐沢寿明)の合理主義的方針と相対する形で、熱血かつ誠実ならではの野球部存続への奔走の過程で、細川と少しずつ心を通わせてゆく姿を、少しずつ垣間見ることに...。
かたや敵、かたや味方、あの振り幅の大きさ、影ながらも末永く記憶に残るんだろうなあ。
最後に、長きにわたって失踪していた小橋家の叔父・鉄郎の再登場...。
これまでの罪滅ぼしのため、米づくりをし続けていたとは...。
罪滅ぼしを兼ねた御祝いか...。
やはり風来坊なだけに、嗅覚は抜群(?)ということなんだろうか、米づくりに最適な土地・気候を持つ場所を直感していたとでも???
【新潟県産 コシヒカリ 1等米 30kg 玄米】や【新潟県産 コシヒカリ 5kg】のような美味しさを求めるかのように...。
2016-08-15 |
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