志田未来 もう一人のとと姉ちゃん
として、第11週・第62回、6月14日火曜日放送からの登場か...。
これはまさに驚き...。
しかも、意外なことにNHK朝ドラ初出演...。
(長文になりますけど...。)
これまでの志田未来を集積した役どころかなあ。
素顔としては...。
2009(平成21)年11月6日金曜日発売の第1弾『志田未来 14才・15才・16才の未来 志田未来写真集』(角川マーケティング)での、少女が大人に変わるいちばん愛しい2年間...。
しばしば見るわけではないものの、たまに開いて見ていると、初恋にも似た感情が...。
素敵な写真はもちろん、『ザ・テレビジョン』にて連載されたエッセイも...。
2012(平成24)年3月28日水曜日発売の第2弾『志田未来写真集 未来 小さいですけど、何か?』(東京ニュース通信社)では、写真集自体は小さいものの...。
その分、中身の写真は素晴らしいし、大人の色気も...。
インタビューにも好感いっぱい...。
自身の「取扱説明書」を書いているところが面白かった。
2014(平成24)年1月11日土曜日発売の第3弾『志田未来 20歳写真集 ありがとう』(角川マガジンズ)では、0歳からの写真を織り交ぜつつのインタビュー6ページを含む全112ページ。
室内や屋外、プールなどではしゃぐ普段の何気ない日常っぽい写真はもちろん、袴や着物、セクシーなドレスや純白のウエディングドレスで大人の女性になったりと、このほかにもさまざまな姿が...。
少女から大人になるまでの、かわいさや美しさの変化...。
それらを根底とした上で...。
まず、当時12歳の出世作品かつ民放連続ドラマ初レギュラー出演作品である、日本テレビ土曜ドラマとして2005(平成17)年7月2日土曜日より全11話、スペシャルドラマとして2006(平成18)年3月17日金曜日・18日土曜日に2夜連続の放送、賛否両論沸騰した遊川和彦脚本による異色学園ドラマ『女王の教室』が...。
この時演じたのは、半崎小学校6年生・神田和美。
担任である主人公の鬼教師・阿久津真矢(天海祐希)に翻弄されつつも、真意を最初に強く察して、少しずつクラスをまとめてゆく、あの役どころが...。
「てぃひっ!」や「だはぁー」など個性的な言葉や、最後の「先生アロハ~」、かわいかった。
次に、当時13歳の出世作品かつ民放連続ドラマ初主演作品として、同じく賛否両論沸騰した井上由美子脚本の2006(平成18)年10月11日水曜日より全11話放送の日本テレビ水曜ドラマ『14才の母』が...。
この時演じたのは、私立の名門・聖鈴女学院の中学校2年生・一ノ瀬未希。
14歳の幼さにして、同じ塾に通う恋人であり有名進学校に通う中学3年生・桐野智志(三浦春馬)の子を妊娠。 天才実業家である智志の母・静香(室井滋)や、大手住宅販売会社勤務の未希の父・忠彦(生瀬勝久)と母・加奈子(田中美佐子)はもちろん、学校など周囲からの猛反対に一人思い悩みつつも、押し切って出産を決断。
時折魅せるあの鬼気迫る(?)表情、切実だった。
そこからさらに深入りした役どころの蓄積を経て...。
鋭い棘の最高潮に突出かつ常軌を逸した初めての役どころといえば、2012(平成24)年4月6日金曜日に放送されたTBS・3夜連続スペシャルドラマ『ブラックボード~時代と戦った教師たち~』第2夜"校内暴力「生きろ」"が...。
1980(飽和55)年の校内暴力下の東京都大田区立都中学校を舞台に、この時演じたのは、中卒による不利な境遇から高学歴にこだわる中華料理店「鈴華」を運営の両親の三郎(山口智充)と美恵子(伊藤かずえ)の娘。 学校一の問題児・古沢ゆかり。
常に両親からは、東京大学を受験できる実力ゆえに充分な愛情で育った兄と比較、兄からの恥辱で、欲求不満を爆発。
制服のスカートを長くして、濃い化粧と染毛にパーマヘアというスケバンの出で立ちで風を切り、学校で担任・後藤明(佐藤浩市)相手に大暴れ。
凄まじかった。
あの志田未来がとうとうここまで、といった驚きのまま観ることになってしまって...。
初の本格的ホームドラマとしては、2013(平成25)年7月12日金曜日より放送の橋田壽賀子脚本のTBS金曜ドラマ『なるようになるさ。』が...。
この時演じたのは、熟年夫婦の長島大悟(舘ひろし)・綾(浅野温子)運営の自宅レストラン「レストランあや」での、訳ありスタッフの一人・内田陽子。 すなわち、保護観察中の家出少女・沢木みどり。
真面目で正義感の強い性格ゆえ、高校でいじめられっ子をかばって相手に大怪我を負わせた全責任を負わされ、世間体を気にする両親やきょうだいに疎外される形での女子少年院送致を経て、未来に希望の持てない日々から、心を少しずつ開いて再生してゆく姿には、静かなる感動に包まれて...。
この時20歳...。
この度出演の『とと姉ちゃん』...。
演じるは、ヒロイン・小橋常子(高畑充希)の人生に大きな影響を与える不良少女”お竜”こと田所竜子。
とても貧しい家の出で、常子と同じように弟や妹たちの面倒を見る役どころ...。
しかも、「もう一人のとと姉ちゃん」として...。
初の出逢いは、常子がタイピストの同僚と行ったビアホールにて...。 泥酔した男からの絡みを救うらしく...。
その後、戦時中の東京での再会を経て、常子が戦後「女性のための雑誌」をつくり出そうと考えるきっかけを与えるという。
失礼ながら、"とと姉ちゃん"では、高畑充希"が光"ならば、志田未来が"影"の役どころなのかもしれないや。
ミュージカル女優上がりの高畑充希との演技合戦か...。
もしかしたら、女優としての本人への強い憧れからの同事務所所属で、末妹・美子を演じる杉咲花との初共演も???
楽しみだなあ。
さかのぼること、1993(平成5)年5月10日生まれの神奈川県出身。
名の由来は、「明るい未来を切り開いてほしい」という母からの命名。
幼少より好奇心いっぱいで目立つこと大好きな姿を気にかける母の勧めあって、6歳で1999(平成11)年6月にセントラル子供劇団へ入団。
入団早々の「公文式」CMを皮切りに連続出演の傍ら、2000(平成12)年9月、TBS愛の劇場『永遠の1/2』第3話にてドラマ初出演。
映画初出演は、2002(平成14)年の『借王ファイナル』。
雑誌のインタビューで語った将来の夢は、「アイドルになって、CMにイッパイ出て、大人になったら、ドラマの主演をやりたいです。」
それでも、行き詰まりを強く実感したからか、中学生になったら、女優を辞めようした矢先...。
あの『女王の教室』出演...。
終了後には、演じることの楽しさを強く実感。 女優を継続する決断を固めての2006(平成18)年4月、研音に移籍。
ほどなく、あの『14才の母』へ...。
以後の活躍は続いて...。
これまでの役どころから、実感したこと...。
与えられた環境の中で、自分自身で行動して良き方向へと克服してゆく、といった重要性は言うまでもない。
ただ、それでも、初めからどうしようもなく、閉塞感の充満する場所だったら、どうなってしまうものなのか...。
本当に何も希望の見えないくらいのつらさだったならばともかく...。
わずかながらでも、希望の光を実感できる導き方をしてくれる人ならば、多少の反発はあっても一目置くことになるんだろうなあ。
これから先も、長きにわたって、考えさせられることになりそう。
振袖を着て20歳になったという実感の当時の本人曰く、大人のイメージは責任感のある人で、少し責任感が芽生えてきたとのことで...。
「今を大切に、周囲に感謝しながらこれからも頑張っていきたい」か...。
一方では、奇抜なファッションでディズニーランドに月3回遊びに行ったり、激安ショップにしょっちゅう行ったりするなど...。
これはいい...。
2016-05-28 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(1) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0