とと姉ちゃん あらすじ ネタバレ 第14週
「常子、出版社を起こす」
7月4日月曜日より放送。
時は終戦翌年の1946(昭和21)年2月...。
闇市では多くの人たちのその日の食を求める人たちの姿のあふれる中、常子(高畑充希)も栄養失調の鞠子(相楽樹)と支える美子(杉咲花)ヘの想いから奮闘。
しかし、数少ない食料はあっという間に売り切れヘ...。
そんなある日のこと、甲東出版社長・谷誠治(山口智充)と五反田一郎(及川光博)が相次いで復員。 休刊だった雑誌『新世界』の再発刊準備ヘ加速することに...。
小橋家が前を向き始めて間もない頃のこと、常子はかつての女学校時代の同級生だった中田綾改め村野 綾(阿部純子)と再会。
本人の語るには、家庭の事情で名古屋に嫁ぐも、夫の戦死以来の義母からの邪魔者扱いの憂き目に...。 堪まりかね、赤子を連れ東京の実家ヘ逃げ帰ったという。
赤子のおむつを買うことすらできない綾に、かつての良家の令嬢の面影はなかった。
常子は綾を案ずる傍ら、叔父・鉄郎(向井理)とともに闇市ヘ...。
そこで目の当たりにしたのは、男とつかみ合いの末に生活必需品を手にする女性たちのたくましい姿...。
鉄郎は、女性が自分の思い通りに生きる時代の到来を語った。 常子は今後すべき仕事を考え始めてゆく。
常子は綾の実家を訪ねた。
女学校時代以来大切にしてきた雑誌『青踏』が唯一の支えとの綾の告白を受け、常子はこれまでめぐり逢った女性たち、『青踏』を与えた東堂チヨ(片桐はいり)はじめ、『青柳商店』女将の祖母・滝子(大地真央)、『森田屋』大女将・まつ(秋野暢子)と女将・照代(平岩紙)と照代の娘・富江(川栄李奈)、『鳥巣商事』の先輩タイピスト・朱美(真野恵里菜)の生きざまを回想し、ありのままを打ち明けてゆく。
常子は、女性のための雑誌創刊の意志を固めた。
早速、文才ある鞠子と、手先の器用な美子に協力を求めてゆくことになって、機運を高めてゆく。
常子は鉄郎とともに、闇市での大量の紙の調達先探しヘ...。
売人はすぐに見つかるも、そこヘ闇市の露天商組合経理担当・水田正平(伊藤淳史)が介入、適正価格でないことを忠告ヘ...。
一方、一郎は花山伊佐次(唐沢寿明)と再会ヘ...。
ところが、伊佐次は暗い表情。 何と出版に関わる仕事からの引退を宣言。
それから、三姉妹の悲願の雑誌『スタアの装ひ』が完成。
ただ、本屋では見向きもされず、やむなく闇市の露天での販売ヘ...。
案の定、戦時中の情報統制の反動ゆえの娯楽ヘの欲求から、『スタアの装ひ』は大人気。 君子(木村多江)も加わったその日の販売では、300部完売ヘ...。
しかし、その上り調子も束の間だった。
安値に良質の紙使用の『スタアの装ひ』まがいの雑誌が相次いでの販売。 『スタアの装ひ』増刷分は売れ残りに....。
折しも、『新世界』再発刊で戦後の再出発を果たした甲東出版は、上り調子。 一郎は、元帝大新聞編集長かつ編集者の才能に秀てている伊佐次ヘの相談を、常子に促す。
いよいよ戦後の闇市の栄える混乱の時期に...。
後年聞くところ、当時最も売れたのが「英会話手帖」とか...。
いわゆる、あらゆる意味における事前準備のほとんどない中での、アメリカ兵相手のわたり合いは、並大抵ではないもので...。
つい、思い出した。
さかのぼること、2014(平成26)年4月7日月曜日より放送のNHK朝ドラ『花子とアン』第2週 「エーゴってなんずら?」を...。
そう、"想像の翼"を広げる楽しみとしての英語...。
あの【英語バイリンガル育成プログラム「リスニングパワー」】を....。
あの戦後の混乱期に、手段以上に楽しみとしての英語を意識している人たちは、どれだけいたんだろうなあ。
同時に、三姉妹による創刊となる『スタアの装ひ』が...。
モデルは、花山伊佐次のモデル・花森安治氏を編集長とする『スタイルブック』...。
まず、2013(平成25)年7月26日金曜日発売の『花森安治 灯をともす言葉』(花森安治・鈴木正幸/河出書房新社)から、改めて目を通してみたくなった。
新聞・雑誌・書籍に掲載された 氏の執筆・対談記事より編集・抜粋したものが中心...。
・美について
・この国について
・私たちの暮しについて
・造ること、売ること、買うことについて
・装うことについて
・ぼくの仕事、そしてジャーナリズムについて
・戦争について
以上の項目での、それぞれ筆者の愛情あふれる言葉が...。
しかも、説教臭さなし。
極めつけは、伊藤淳史演じる水田正平の登場...。
モデルは、横山啓一氏。
今後の展開における小橋家の道標となる人物らしいのこと。
ふと思った。
あの第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞作品であるで2015(平成27)年5月1日金曜日より公開の『映画 ビリギャル』で演じた坪田義孝に重なるかのよう...。
あの加点主義的な発想と原動力、忘れられない。
改めて、本編とともに、特典ディスク映像特典の「坪田先生の白熱授業」完全版、観たくなった。
より上り調子になる予感の強まり、待ちきれないや。
2016-05-25 |
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