蓮佛美沙子 べっぴんさん 青春 激動 飛躍 大成
といったところかなあ。
初めて知ったのは、やはり2007(平成19)年6月23日土曜日より公開の映画初主演作品で大林宣彦監督の映画『転校生 -さよなら あなた-』が...。
あの幼なじみで同年齢の男子との波乱に翻弄される斎藤一美を好演。 監督から「20年に1人の逸材ですよ」との太鼓判が象徴するように、第81回キネマ旬報ベスト・テン日本映画新人女優賞と第22回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞するまでに...。
あれから、要所要所での存在感を際立たせる脇役の続く中、突然光り始めたかのように印象に残ったのが、2014(平成26)年1月17日金曜日から3月21日金曜日まで全10話放送の生野慈朗演出・林宏司脚本のTBS金曜ドラマ『夜のせんせい』で演じた、日の出学院高校・定時制4年1組生徒で、悲しい過去のトラウマから、対人恐怖症の傾向の強いひきこもりになってしまったことのある、黒井華....。
平均視聴率は6.5%だったものの、あらゆる年齢層の生徒たちによる青春群像劇、泣き笑い混じりで温かかった。
特に、ナレーション兼任とあって、様々な職業を経て、西蒲田の場末のスナック「来夢来人」のママから、ようやく臨時教員となった主人公の担任・夜野桜(観月ありさ)から、強く背を押されるように成長する姿には、少しずつ涙が...。
そして、民放連続ドラマ初主演。
2015(平成27)年7月9日木曜日から9月17日木曜日まで全10話放送のTBS木曜ドラマ劇場『37.5℃の涙』で演じた、訪問型病児保育「リトル・スノー」で働く新人病児保育士・杉崎桃子にも涙...。
幼少より手のかかるという理由で、実母・富美子(浅野温子)と実兄・優樹(水上剣星)による虐待の後遺症で、感情表現が下手になってしまったものの、仕事を通して生来の子ども好きを取り戻して成長していく物語、少しずつ心が温まって...。
その反動(?)あってか、この年2016(平成28)年1月19日火曜日から3月15日火曜日まで全9話放送の関西テレビ制作・フジテレビ系"火曜22時枠"ドラマ『お義父さんと呼ばせて』では、一転して結婚をめぐってコミカルに対立を繰り広げるホームコメディへ...。
演じたのは、中堅専門商社「やまびこ商事」の51歳の部長・大道寺保(遠藤憲一)の28歳年下の恋人、大手総合商社「帝洋物産」の51歳の最年少役員・花澤紀一郎(渡部篤郎)の長女で、大手IT企業オーシャンソリューションズ勤務のシステムエンジニアで理系女子の美蘭。
あの思い込みの強さからの猪同然の暴走ぶりと、同い年の父親と彼氏を大いに翻弄する姿には、大爆笑だった。
そんな中での、美蘭にとっての救い(?)は、ヨーロッパでの伯爵以上の貴族への贈りものとしてのあやかりと完全日本製栃木レザー使用の『Clelia』の【ZARIO-GRANDEE- ザリオグランデ (5色)】や、ショルダーバッグとしてもリュックとしても使用可能の『andRbag』の【SAC 8 colors】を、華麗に使いこなしていたことかな...。
以上の作品を踏まえて...。
いよいよNHK朝ドラ初出演となる『べっぴんさん』が、10月3日月曜日より放送開始...。
演じるは、ヒロイン・すみれ(芳根京子)の3歳上の姉・坂東ゆり。
幼少よりの経営者の跡取り娘の自覚あって、成績優秀かつピアノも運動も得意で、自身の考えを明確に主張できる強さがあるらしく...。
しかし、戦争による混乱と翻弄と模索の過程で、幼少より控えめだったすみれの積極性への様変わりに焦りつつも、出産と子育てによる母性に目覚めて、仕事の家庭の両立に苦労するすみれの大きな支えになってゆくという。
女優として、一回り大きくなった姿を見せてくれることになるのか...。
1991(平成3)年2月27日生まれの、鳥取県鳥取市出身。
趣味はギター、絵本を描くこと。特技はピアノ。
2002(平成14)年7月1日月曜日から9月16日月曜日まで全12話放送のフジテレビ"月9"ドラマ『ランチの女王』の主人公・竹内結子への憧れから始まり、2005(平成17)年開催の第1回スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックスのグランプリ受賞により、主催の芸能事務所であるソニー・ミュージックアーティスツの子会社・ウエストサイド所属とともに芸能活動開始。
デビュー作は、2006(平成18)年12月16日土曜日より公開された横溝正史原作・市川崑監督の映画『犬神家の一族』で、主人公の私立探偵・金田一耕助(石坂浩二)の捜査先である犬神家女中役。
それから、かの映画『転校生 -さよなら あなた-』へ...。
以後、あらゆる作品に脇役中心に出演するものの、失礼ながら、初々しさが未だに尾を引くかのような印象だったかなあ。
なお、2007(平成19)年7月3日火曜日には、鳥取県より「とっとりふるさと大使」を委嘱。
2009(平成21)年2月、堀越高等学校卒業。 同級生には俳優の三浦春馬、鮎川太陽、女優の福田沙紀、アイドルグループHey!Say!JUMPの八乙女光など。
同年4月、白百合女子大学入学。
民放連続ドラマ初出演作品は、2010(平成22)年10月16日土曜日から12月11日土曜日まで全9話放送の木皿泉脚本の日本テレビ土曜ドラマ『Q10』。 私立鹿浜橋高等学校3年B組生徒で主人公・深井平太(佐藤健)のクラスメイトで、赤毛の山本民子役。
2012(平成24)年10月、ウエストサイド吸収合併に伴い、ソニー・ミュージックアーティスツへ移籍。
2013(平成25)年3月、白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化専攻を卒業。
大学では、卒業論文の代わりに絵本制作に取り組み、携帯電話やメールの普及の陰で存在感が薄れていく郵便ポストを主観的に描いた作品「ポスト」を8ヶ月を費やして制作。
将来絵本作家としてデビューすることが夢で、かの『37.5℃の涙』では、表紙を描いた絵本『みなみのしまのゆきだるまん』が小道具として使用されるまでに...。
この度のNHK朝ドラ初出演で、ようやく竹内結子に近くなりつつある形で、成長してゆく予感が...。
2016-05-31 |
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