工藤阿須加 あさが来た 東柳啓介 千代 夫
失礼ながら、すでに一俳優としてさらなる磨きをかけ続けている、ということになるんだろうなあ。
プロ野球ソフトバンクの工藤公康監督の長男で俳優の工藤阿須加...。
ますます注目されることになるんだろうなあ。
初めて知ったのは、2013(平成25)年放送のNHK大河ドラマ『八重の桜』で演じた、ヒロイン・八重(綾瀬はるか)の弟・山本三郎から...。
同年2月10日日曜日放送の第6回での初登場早々より、煮き付けられて...。
あの頃は、本格的な連続ドラマ初登場とあって、あどけなさは際立つものの、やはりあの時代のこと、実際の素顔と同じく、かの昭和のスポ根アニメ『巨人の星』の星一徹を絵に描いたような父・公康氏からよく叱責されていたことの大きさからか、まさに好青年そのもので...。
そして、同年5月26日日曜日放送の第21回、涙だった。
あれから、2年9ヶ月後の2016(平成28)年2月23日火曜日、NHK朝ドラ『あさが来た』第21週・第122回からの出演へ...。
演じるは、あさの娘・千代(小芝風花)と結婚することになる帝国大学学生・東柳啓介。
初めての出逢いは、病院にて...。
千代から一目惚れするというものだから、どのような青年なのか、ついつい気になってしまうもので...。
やはり良い意味で、かの『八重の桜』での同じような凛々しさなんだろうなあ。
加えて、第二次世界大戦中の満州の開拓村を舞台とする、前年2015(平成27)年8月1日土曜日・2日日曜日の2夜連続放送のTBS開局60周年特別企画『RED CROSS -女たちの赤紙-』、思い出した。
あの時演じた、赤十字の看護婦として日本人・中国人分け隔てなく治療に尽力するヒロイン・希代(松嶋菜々子)の息子で、幼少の大怪我ながらも一命を取り留めた恩義あって、戦後の混乱での生き別れを経て、中国での軍医となった中川博人の姿も、泣けるものが...。
『八重の桜』と『RED CROSS』...。
ともに逆境ながらも凛とした佇まいだった。
1991(平成3)年8月1日生まれの埼玉県出身で、2男3女による5人きょうだいの長男。
特に公康氏は、長男・阿須加と、長女すなわち阿須加の妹でプロゴルファーの工藤遥加には厳しかったとのこと。
阿須加自身はテニスをしており、プロを目指すほどの腕前。 なお、野球経験は全くなかったとのこと。
ところが、高校1年生の時に右肩の故障により、プロテニスプレーヤーの道を断念。 悶々とする中でのこと、 小学校の学芸会の舞台での注目される心地良さの再燃からか、高校3年生の時に両親に役者になりたいと相談。
しかし、その時は猛反対されて...。
やがて、東京農業大学へ進学、大学に行かせてもらっているのが当たり前になっていて、自分が何をやりたいのかを決めようとしないままへのもどかしさからか、20歳を迎える直前、父から呼び出され決断を求められることに。
「男は何が起きても自ら責任を取るべき」
その教えあって、改めて正座をして「役者に挑戦させてください!」と伝えたところ、「お前が考えて決めたことなら許す」とようやく認めてくれたという。
デビュー作は、2012(平成24)年1月14日土曜日から放送の日本テレビ土曜ドラマ『理想の息子』の端役から...。
そして、あの『八重の桜』での注目...。
さらに、2014(平成26)年4月27日日曜日より放送のTBS日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』で、社会人野球部の投手・沖原和也。
約100名もの応募者の中からオーディションで選ばれ、父と同じポジションの投手を俳優として演じることとなって、自身の人生と重なる暗い過去に耐えた後に人生を華開かせるというカタルシスを感じさせる役どころと、父親譲りの投球フォームが、脚光を浴びることになって...。
折しも、この時放送中の『あさが来た』では、人気沸騰中のディーン・フジオカ演じる五代友厚死亡により、予想される"五代ロス"を、いくらか埋め合わせてくれることに???
NHK朝ドラも勝負をかけてきたか...。
大河ドラマに続く朝ドラへの出演...。
余談ながら、正月に父・公康氏が焼く磯辺焼きを食べるのが、工藤家の恒例行事。
父・公康氏と母・雅子氏、5人きょうだいの結束は固く、特に公康氏が現役時代、試合で敗れた日の帰宅前には、阿須加を中心に「きょうだい会議」を開いて、どうやったら立ち直れるか考える一方、きょうだいそれぞれの役割分担を決めたとか。
親に対して、伴侶に対して、友人・知人に対して、子に対して、そして世話になる人たちに対して、いかに魅せてくれることになるのか...。
ますます楽しみになってきた。
2016-01-15 |
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