花子とアン キャスト 高梨臨
4月14日月曜日より放送の第3週からは、多くのメインキャストの本格的登場の楽しみで、心躍るものだけど、その中の一人と言えば、修和女学校の寄宿舎でのはな(吉高由里子)と同室の女学生・醍醐亜矢子かなあ。
貿易会社の社長令嬢。
両親の海外赴任により、はなと同時期の編入で、同学年で寄宿舎も同室であることから、一番最初に友達となって....。
幼少期を演じた茂内麻結ちゃんは、初々しいのはもちろんのこと、はなの傍にいるのが本当に嬉しそうで、いない時は本当に寂しそうだったのが印象的。
本質においては成長後も変わらないかもしれない。
ただ、当初は結婚こそが女の幸せだと考えていたところがあったという。
しかしながら、はなと関わる過程で自我が芽生えたからか、両親から勧められた縁談を拒絶して怒りを買ってしまい、卒業後はなと同じ出版社・向学館に就職。
そして、印刷会社社長御曹司・村岡英治(鈴木亮平)をめぐって、恋のライバルともなっていくらしく...。
一番の見所は、8月16日土曜日放送の第20週・第120回と言っても過言じゃないかもしれないなあ。
恋のさやあてをめぐる駆け引きと言えば、ふと思い出した。
昨年2013(平成25)年1月中旬から全11回放送のフジテレビ土曜ドラマ『カラマーゾフの兄弟』を。
題名にあるように、19世紀のロシア文学を代表する文豪フョードル・ドストエフスキーの最後の長編小説『カラマーゾフの兄弟』が原作。
かつ舞台を放送当時の現代日本に移し、市原隼人、斎藤工、林遣都が、物語の中軸を担い、不動産業「黒澤地所」を営み、地方都市・烏目町一帯に多くの土地をもつ有力者である「黒澤家」の三兄弟を演じることで話題となった作品。
キャッチコピーは「原作ドストエフスキー。世界的問題作、ドラマ化。」「父親を殺したのは、誰だ。」
高梨臨演じるは、黒澤家の長男・満(斎藤工)の彼女で、産廃業者と癒着する市長の娘・遠藤加奈子。
満の将来を心配し、彼の才能なら能力に見合った仕事が必ず見つかると信じて、金品を貢いでいる役どころ。
大学の友人でもある彼の弟・勲(市原隼人)に相談するも、逆に勲から密かに想いを寄せられて...。
余談ながら、 三兄弟の父・黒澤文蔵を演じたのが、この度のドラマ『花子とアン』で石炭王と呼ばれる福岡在住の実業家・嘉納伝助を演じることになる吉田鋼太郎。
黒澤家の当主。 黒澤地所社長。 烏目町の資産家。 満・勲・涼の父親。
自己中心的で利益優先の取引も絶えず、欲という欲を満たし、「クロサワの酒好き、金好き、女好き」と町中で揶揄されるくらい感情の起伏が激しく、自分の意にそぐわないことが起きると、家族でも関係なく暴力を振るう暴君。
役どころはまさに鮮烈で、ザテレビジョンドラマアカデミー賞で助演男優賞を受賞するまでに。
その吉田鋼太郎は高校生の時、劇団雲のシェイクスピア喜劇『十二夜』を見て役者を志したことから始まって、上智大シェイクスピア研究会公演『十二夜』で初舞台。
以後は舞台を中心に活躍し、劇団四季、シェイクスピア・シアター、劇工房ライミング、東京壱組を経て、1997(平成9)年に演出家・栗田芳宏とともに劇団AUNを結成し、演出も手がけるまでに。
そして、蜷川幸雄演出作品の常連俳優へ。
真骨頂は、シェイクスピアやギリシア悲劇などの海外古典作品に要求されるスケールある演技。
この『花子とアン』における大文学会の演目『ロミオとジュリエット』といい、以後の展開次第では、海外の文豪が手掛けたかのような、あらゆる悲喜劇の予感が...。
2009(平成21)年10月発売の東映ビデオによるイメージDVD『Rin ~tobira~』 とともに、見届けてみようっと。
2014-04-10 |
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