あまちゃん 音楽 オリジナル・サウンドトラック
5月10日金曜日に、NHK朝ドラ『あまちゃん』オープニングテーマ曲(ロングバージョン)の配信が開始されて、軽快なリズムと音楽に心躍る人たちは、ますます増えつつあるんだろうなあ。
配信早々の初日、「あまちゃん オープニングテーマ/ロングバージョン」は、レコチョク着うた(R)ランキングの、デイリー部門にて初登場1位を獲得。
ウィークリー部門では、4位にランクイン。
そして、いよいよ6月19日水曜日に発売が決定。
それは、
『連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック』
音楽を担当するのは、昨年2012(平成24)年1月7日土曜日と14日土曜日に放送された、あのNHK土曜ドラマスペシャル『とんび』のを手掛けたことでも知られる、大友良英。
仕上がりは、スカやチャンチキの要素を取り入れた曲調のインストゥルメンタルで全35曲。
「1日聴いても飽きない、その上元気の出る"味噌汁"のような感じで作った」とされるあのオープニングテーマ曲、確かに爽快だ。
そして、オープニングに流れる美しい東北・北三陸の風景。
何よりも、ヒロイン・天野アキを演じる能年玲奈の元気よく飛び跳ねるかわいらしさ。
ゆえに、「朝から元気になれる!」「通勤、通学に聴きたい!」「今年の運動会の行進曲にしたい!」などと、話題が話題を呼び、音源化による発売の要望が殺到。
早くほしいなあ。
大友良英。
1959(昭和34)年8月1日生まれ。
神奈川県横浜市出身。
10代を福島で過ごしていたという。
若いうちからジャズ喫茶に入り浸りして、阿部薫、高柳昌行などのフリージャズに衝撃を受けたらしく。
福島県立福島高等学校卒業後、一浪の末、上京。
明治大学ニ部文学部文芸学科に入学後、ジャズ研究会に所属。
江波戸昭の民族音楽ゼミの授業に出入りするものの、4年在籍の後に大学を中退。
以後、高柳昌行の下で、生徒兼付き人として数年間の下積み。
紆余曲折を経ての1980年代後半より、新宿ピットインをはじめ数々のライブハイスに通う傍ら、自身も即興演奏を行なうことに。
1990年代に入って、初のリーダーアルバムを香港のレーベルから発表。
自身のバンド・GROUND-ZEROを起ち上げ後、アメリカ、イギリス、そして日本から次々とアルバムを発表。
同時期に、香港や中国映画の音楽も手掛けるようになり、どこに属することなく、あらゆるジャンルや国境を越える独特の活動スタンスが、内外で注目されてゆく。
演奏活動は、おもにアメリカやヨーロッパそしてアジア全体といった海外。
1998(平成10)年のGROUND-ZERO解散後、ノイズミュージックやフリージャズの分野で作品を発表する一方で、様々バンドでギターやターンテーブルを担当、国内の映画音楽やテレビドラマの劇伴などの作曲も数多く手掛けるようになり、サウンドトラックの作曲家としても注目されるようになってゆく。
2005(平成17)年には、知的障害者たちとミュージシャンたちによるグループ「音遊びの会」をサポート。
2009(平成21)年には、音楽家・大友良英を追ったドキュメンタリー映画『KIKOE』(監督:岩井主悦)が公開。
書籍やネットでの執筆活動も積極的に。
そして、2011(平成23)3月11日金曜日の東日本大震災。
5月に、遠藤ミチロウ、和合亮一などとともに、『プロジェクトFUKUSHIMA!』を立ち上げた後、『フェスティバルFUKUSHIMA!』の開催をはじめとした活動を現在も継続。
『プロジェクトFUKUSHIMA!』の活動が評価されて、2012(平成24)年には、芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞することに。
この度のサントラの発売。
全35曲の魅力への期待はもちろんのこと、
『オリジナル"じぇじぇじぇ"特典』として、「あまちゃん ゆるキャラステッカー(リアス先輩&まめぶぅ)」と、大友良英による「35曲全曲解説」までも、加わることとなって...。
本人曰く、山下毅雄、中村八大、いずみたく、クレイジーキャッツといった昭和の音楽家のファンで、その影響がサウンドトラックに反映されているとか。
そのこともあってか、オープニングテーマをインストゥルメンタルにした一番の理由は、劇中にそれぞれの時代の流れを反映した歌の登場を踏まえてのことらしく。
NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』。
サウンドトラックとともに、これから登場する劇中歌も、大きな楽しみになりそうだ。
2013-05-10 |
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