泣くな、はらちゃん 歌 サウンドトラック CD
いよいよ2月20日木曜日発売か。
いったい何なんだろうなあ、この心地良さは?
早く手に入れたいや。
今年1月から毎週土曜日21時放送の日本テレビのドラマ『泣くな、はらちゃん』。
TOKIOによる主題歌で長瀬智也作詞・作曲・編曲の「リリック」も悪くないけど、挿入歌やBGMとして流れてくるサウンドトラックが、なぜか知らないけど、耳にこびりついてしまっているんだよな。
もちろん、いい意味で。
物語は、かまぼこ工場に勤務する独身女性・越前さん(麻生久美子)を主人公に、地味かつ薄幸で損してばかりの生活による鬱積した感情を、『泣くな、はらちゃん』という漫画を描くことで解消する日々からの、心の再生とでもいうんだろうか。
越前さん自身の恨みつらみに辟易した漫画の登場人物が、自分たちの世界の荒んでゆくことを危惧する中で、漫画の描かれたノートのふとした衝撃から、現実の世界に飛び出したはらちゃん(長瀬智也)の行動で、現実の世界での越前さんの心を、漫画の世界での登場人物との関わり合いも兼ねて、少しずつ好転させてゆく。
まさに絵空事を地のままでゆくファンタジー。
脚本を手掛けたのは、かのNHK朝ドラで2001(平成13)年放送の『ちゅらさん』や2011(平成23)年放送の『おひさま』の岡田恵和。
これまでの脚本特有の描写から、たとえ悲しい出来事に見舞わてしまっても、必ず最後には優しい日差しが注がれる、といった流れにしてゆくのかな。
人間は誰もが口に出さないまでも、心の奥底で救いと安らぎを求めたがっているもの。
そこへ漫画の世界の住人である、はらちゃんが飛び出してきて、越前さんを励ます。
本当に絵空事だとわかっていながらも、続きが気になって、ついつい魅入ってしまうんだよなあ。
同時にそれは、現実の日常生活で心を擦り減らしているのが当たり前のような日々を過ごしている人たちが多くなっていることの裏返し?
そして、ドラマの舞台である神奈川県三崎の、かもめ児童合唱団による挿入歌の合唱。
歌詞を手掛けたのは、脚本担当の岡田恵和。
越前さん自身の鬱積した思いそのもので、後ろ向きな気持ちそのものの歌詞なのに、なぜ心地いいんだろう。
やはり児童合唱団による合唱そのものが、癒やしと安らぎを与えてくれるんだろうか。
子守唄なのかなあ。
布団にくるまってゆっくり休みたい気持ちのように。
曲を手がけたのは、井上鑑。
あの1981(昭和56)年の大ヒット曲で寺尾聰の「ルビーの指環」とアルバムの『REFLECTIONS』の編曲を担当し、第23回日本レコード大賞編曲賞を受賞した音楽プロデューサーが...。
というからには、失礼ながら、都会的に洗練された音楽の印象が強すぎて...。
それだけに、子守唄のような癒しと安らぎに満たされた、このサウンドトラック。
素晴らしい音域の広がり。
発売日はもう過ぎてしまっても...、
今からでも遅くないはず。
聴いてみたいな。
2013-02-21 |
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