サマーレスキュー 感想 カモミールティー
第6話が終わって...。
カモミールティーを飲みながら、振り返ってみた。
第1話が始まって以来、生命を預かる立場の重大さを描いた物語の展開は一貫していて、なおかつ考えさせられるゆえ、観応えは充分過ぎるほど。
今回は、医師と研修医それぞれのあり方について。
医学生で研修医の立場としては、医師免許を持っていない。
そのため、患者に治療を施すことは、法律上違法となってしまう。
ただ、医師にせよ研修医にせよ、情としては手助けしてあげたい。
時と場合によっては、臨機応変に対処できる柔軟さも必要と考える医学生・木野憲太(菅田将暉)の思いが前面に出ていた内容だった。
悲しいことが多かったのかな?
大病院の跡取り息子でお坊ちゃまなどど、周りからの好奇な目で見られているという猜疑心に振り回され、髪を金髪に染めてしまうのも、どうにかして自分を変えたいからなのか?
解からないわけではないけど、屈折と無茶は良くなかった。
山の天候を熟知する主・小山雄一(笹野高史)の忠告を聞き入れず、医学生仲間の村田佳秀(小澤亮太)と鈴木真子(能年玲奈)を引っ張るようにして、山に登るなんて。
そのために、真子の吹き飛ばされた帽子を拾おうと無茶して、突風に煽られて滑落。
枝に刺されて貫通する大怪我で、かなり危ぶまれたけど、山小屋関係者全ての人々の願いが通じたんだろうなあ、本当に助かって何より。
小山も倉木も、やり場のない怒りに内心渦巻いていただろうけど、静かに大きく受け止めることができる姿勢は、自分を責める医学生にとって大きく好作用するだろうなあ。
特に、倉木の泣きじゃくりながらの「生きていてくれてありがとう!」には、感動の嵐!
その原点となったのは、30年前の山の診療所開設の翌年、研修医だった当時の安易な気まぐれ登山が原因による、仲間の遭難死。
しかも、憲太の大怪我の場合と、状況はあまりにも似ている。
さらに驚いたのは、29年前の遭難死に、かの沢口も一緒だったこと。
それにまつわるいきさつが、沢口の心に暗い影を落とし、将来の医師のあるべき姿について、倉木と考えが正反対になってしまったのかなあ。
この物語、最後まで見逃せない。
気分転換に、前回圭吾が遥に勧めたカモミールティー、飲みたくなったな。
カモミールティーを山で飲むとしたら、やはり山にお似合いな銘柄が一番?
いや、関係ないかも?
2012-08-28 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0