サマーレスキュー 山小屋
まさにかけがいのない場所。
8月上旬のロンドンオリンピックで、本放送が延期を重ねることとなり、久しぶりの視聴。
本当に長かった。
熱戦の余韻と故郷でのお盆休みのほか、諸事情もあって、お恥ずかしながら、まとめるのが遅くなってしまい...。
さかのぼってみると、本当にいろいろあったみたいで、まず第4話から。
それは、長期化する不況が当たり前のようになりつつある御時世ゆえに、人と人とのあり方について、何気に考えさせられる話。
リストラの過去を隠して夏休みだけのアルバイトと称し、山荘で働く井上幸治(山崎樹範)。
かつて勤務していた不動産会社の同僚・神田祥平(堀部圭亮)が、休暇で後輩とともに来訪することとなり、幸治の過去が明らかに。
リストラされた、いや、放り出された側にすれば、漫然とした悔しさと劣等感がないまぜになりやすい心境。
やはり切ないです。
幸治と似た境遇の人々がどれほどいるのか、時折気になります。
ただ、幸治をはじめとする山荘関係者全員の想いとしては、別天地である山を心から好きで、自然に生かされているという実感を求めたがっているのでしょうね。
となりますと、この物語は医療の原点のほか、人間の生活の原点をも体感させ、顧みることにも?
自身の不注意で事故に遭い怪我してしまった神田の治療の手助けで、これまでの悔しさが自然と消えて、「自分の大好きなこの山で誰も傷ついてほしくない」という願いを改めて強くした幸治の成長は素晴らしかったです。
今回の話から、何気に気になったこと。
幸治の将来は、小山(笹野高史)に次ぐ山小屋の御主人様?
場所は違えども、雲取山荘の御主人・新井信太郎氏の人となりの込められた本を、また読みたくなりました。
1996(平成8)年9月発売か...。
2012-08-27 |
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