野口健 富士山
TBS日曜劇場『サマーレスキュー~天空の診療所~』の余韻を、まだまだ引きずっているからなのだろうか?
昨夜、食事の傍ら、何気にTBS『世界ふしぎ発見』を観ていましたら、かのアルピニスト・野口健が出演していました。
イタリアが舞台で、氷河がつくった神秘の森や、世界最古の凍結ミイラが取り上げられていて。
さすが、世界最高峰エベレストの頂上寸前の"death zone"という無酸素状態をかいくぐってきただけあって、解答には説得力あります。
極限状態に置かれてこそ、人間の本性というものが、非情にもむき出しになってしまうのでしょうか。
TBS日曜劇場『サマーレスキュー~天空の診療所~』での稜ヶ岳とエベレストとでは、全然次元が違うと、思いたくなってしまっても、下界との高度差自体に、変わりはないでしょう。
高度差による寒さ、気圧差による酸素の膨張、度合いが全然違いますものね。
ましてや、怪我となれば、適切な応急処置においても、尚更のことでしょう。
ふと、氏が長きにわたって活動されている、清掃登山を思い出しました。
『富士山を汚すのは誰か 清掃登山と環境問題』[野口健、角川oneテーマ21、2008(平成20)年5月10日初版発行]を読み返してみますと、本当に山が好きで心に余裕を持つことが、どれだけ大切か。
ついつい感じ入ってしまいます。
その山好きゆえの心の余裕が、なくなってしまえば、命取りになってしまうこと。
読み返すたびに、深く考えさせられます。
富士山をはじめとする日本の山、はるか海外の山を、観光地としてではなく、心から好きな人は、どれだけいるのかなあ。
これからの『サマーレスキュー』は、一体どのような展開が?
山に無頓着な圭吾(向井理)。
山小屋生活そのものを宿命づけられた遥(尾野真千子)。
対比が明確なだけに、自分自身の山に対する考えを、改めて問われているみたいです。
今晩もしっかり観ます。
2012-07-22 |
nice!(0) |
コメント(1) |
トラックバック(0) |
編集
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 履歴書 (2012-08-16 12:14)