菅田将暉 ごちそうさん ちゃんぽん
考えてみれば、新たなる怪優そして性格俳優さらに総合俳優としての本格的な躍進が始まったということかなあ。
2014(平成26)年4月25日金曜日より放送のテレビ朝日金曜ナイトドラマ『死神くん』での黒ずくめの悪魔しかり、同年12月27日土曜日より公開の映画『海月姫』での女装趣味の鯉淵蔵之介しかり、時折出演するバラエティー番組で魅せる奇抜なファッションしかり。
まるでカメレオンのよう...。
生年月日は1993(平成5)年2月21日。 出身地は大阪府箕面市出身。
一体何がそうさせたのだろうか?
はじまりは、2008(平成20)年に第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリスト12人に選出されたことがきっかけ。
ほどなく、木村佳乃や杏や佐々木希、成宮寛貴や松坂桃李の所属するトップコート入り。
やがて、2009(平成21)年9月6日日曜日よりテレビ朝日放映の平成仮面ライダーシリーズ第11作『仮面ライダーW』にて、仮面ライダーシリーズ最年少でフィリップ / 仮面ライダーW(声)役で連続テレビドラマ初出演・初主演へ。
以後は、映画やドラマでの脇役を通して磨きをかけ続けつつ、要所要所で存在感を高めていくことになって...。
その蓄積が一気に開花することになったのが、2014(平成26)年1月27日月曜日より放送のNHK朝ドラ『ごちそうさん』第17週以降、ヒロイン・め以子(杏)と夫・悠太郎(東出昌大)の長男の西門泰介を演じてから...。
1937(昭和12)年の日中戦争勃発から間もない時代背景とあってか、一挙手一投足が父・悠太郎譲り。 まじめで責任感ある少年に成長した役どころを演じること、放送終了までの残り2ヶ月弱ながらも、家族想いの姿、本当にハマリ役だった。
もちろん、晴れて主演を務めることになった、2014(平成26)年4月19日土曜日放送のNHK BSプレミアムでの続編『ごちそうさんっていわしたい!』もしかり...。
いずれにせよ、NHK朝ドラ出演で一躍全国区となった好感度は手堅いもの。
『ごちそうさん』放送終了から1年1ヶ月後、5月30日土曜日より放送開始のNHK土曜ドラマ『ちゃんぽん食べたか』では、何と主人公・さだまさしを演じることに...。
菅田将暉(すだまさき)と佐田雅志(さだまさし)...。
もし、この類似性(?)による起用だったら、面白いや。
ただ、高度経済成長期の1970(昭和40)年代初頭の東京を時代背景としているからには、かの『ごちそうさん』での戦時中と戦後の混乱期を生き抜いた泰介のように、"昭和"の良く似合う出で立ちが、ますますハマッてしまう予感が...。
物語のあらましは、幼少より天才少年との期待を背に、ヴァイオリニストになるという大志を抱いて、長崎から単身上京して下宿した中学生の佐田少年が、愛すべき悪友や恩師、ヘンテコな隣人との毎日の中、直面する70年安保闘争の煽りで挫折。 それでも、音楽をあきらめられずに、フォーク・デュオ"グレープ"として活動するまでに...。
おもに、高校・大学時代での成長する姿が描かれるとのこと...。
特に、さだまさしを演じるにあたっては、レトロな七三分け姿に...。
全9回放送か...。
「食べたか」とは長崎言葉で"食べたい"を意味するという。
脚本は、2012(平成24)年4月2日月曜日より放送されたNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』を手掛けた、尾崎将也。
音楽は、フォークグループ"赤い鳥"のドラマーを皮切りに、"グレープ"のサポート・ミュージシャンを経て、ソロ・デビュー直後のさだまさし専属の音楽プロデューサー兼アレンジャーとして活動、2011(平成23)年4月4日月曜日放送のNHK朝ドラ『おひさま』を手掛けた、渡辺俊幸。
5月28日木曜日発売の『ちゃんぽん食べたかっ!』(さだまさし/NHK出版)と並行しての鑑賞、楽しみだ。
俳優としてモデルとしての菅田将暉が、遠い将来に向けての躍進そして大成した姿、輝くことを祈って...。
2015-05-10 |
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