波瑠 かわいい ヒロイン 妹
あさが来た
あの旧き良きNHK朝ドラの作風が強まりつつあるということなのかなあ。
というのも、江戸時代・嘉永年間(西暦1848 - 1854年)からの物語の始まりで、しかもNHK朝ドラ初...。
一瞬、NHK大河ドラマが平日朝8時に移行したのか、と思ってしまった。
それは、2015(平成27)年9月28日月曜日より放送される、第93作目のNHK朝ドラ『あさが来た』で、大阪を拠点に活動した女性起業家・広岡浅子がモデル。
当時まだ女性が表舞台に出ることのなかった時代ながらも、企業経営者として、銀行や生命保険会社、さらには日本初の女子大学をつくることを通しての、女性起業家の先駆者としての物語が、明治・大正時代まで描かれるという。
脚本は、2005(平成17)年10月3日月曜日より放送のNHK朝ドラ『風のハルカ』と、2014(平成26)年8月19日火曜日より放送のNHKドラマ10『聖女』を手掛けた、大森美香。
激動の時代を生き抜いた夫婦愛を描くために、実話の人物・企業・団体名などを改名して大幅に脚色し、フィクションとしての制作。
作品に込められた想いは、「"あさ(朝)が来る"と新しい世界が始まる」。
3月12日木曜日の東京・渋谷のNHKにて行われた会見での発表では、モデルとなるヒロイン・白岡あさ(旧姓:今井あさ)のオーディションに目を通した佐野元彦プロデューサーは、波瑠を抜擢したとのこと。
「二次審査で相撲を取る演技をしてもらい、その姿がかわいかった。 おてんばだけど品があるヒロイン像をうまく表現してくれた」
「一つ一つ(言動に)品がありました。 あとは16歳から60歳過ぎまでやってもらうのですが、自然体にやってくれそう。 1人でやり通せると思ったからです」
何よりも、あさの住む京都の豪商・今井家のスタジオセットは「朝ドラ史上最も豪華なお家」で、通常の朝ドラの4倍サイズ。
やはりNHK大河ドラマに近い作風?
この度抜擢されることになった波瑠としては、NHK朝ドラのヒロインを「自分が今後、成長していく上で通っていきたい場所」との考え。
2010(平成22)年9月27日月曜日から放送の『てっぱん』のオーディションから始まって、2012(平成24)年10月1日月曜日から放送の『純と愛』と、2013(平成25)年4月1日月曜日から放送の『あまちゃん』には、最終審査に残ったという。
4度目で念願かなうこととなった波瑠は、ヒロインの印象も含めて、「行動力があって力強い女性だと思う。 女性ならではの柔かさ、しなやかさも表現しながら演じたい」、「体力は結構ある。 自分の体を大事にしながら頑張れると思います」との強い意気込みに。
ただ、波瑠演じるは、いわゆる"妹のヒロイン"。
いかに魅せてくれるかが、一番気になるところ。
いずれにせよ、ドラマとしての脚色はあるにせよ、2月17日火曜日発売の『新装改訂版 小説土佐堀川 -女性実業家・広岡浅子の生涯-』(古川智映子/潮出版社)で描かれるままに突き進んでいく予感が...。
これは楽しみ。
波瑠は、1991(平成3)年6月17日生まれの東京都足立区出身。
2004(平成16)年、中学1年生の時にプロモーションビデオのオーディションに応募し、宮地真緒と谷村美月と向井理の所属するホリエージェンシーにスカウトされて芸能界入り。
最初の数年は、まったく仕事のないながらも、2006(平成18)年にWOWOW放送の『対岸の彼女』のドラマデビュー以来、映画やドラマでの端役としての出演や、2007(平成19)年よりファッション雑誌『セブンティーン』の専属モデルとしての活動を通して、磨きをかけることに。
なお、笑福亭鶴瓶が司会のTBS公開トーク番組『A-Studio』では、2013(平成25)年4月5日金曜日から2014(平成26)年3月28日金曜日放送まで、5代目女性アシスタントを担当。
この度の波瑠は、これまで以上に、2009(平成21)年8月29日土曜日より公開の映画『女の子ものがたり』の撮影時の経緯をバネにしている気がして...。
当時としては、女優という自覚も演技力もまだまだで、「全然できなかったんです、お芝居が。 自分のレベルが低すぎて、監督から求められていることに応えられない。 今までこのレベルで許されていただけなんだ、と悟りました」と述懐するまでに追い込まれていたらしくて...。
好きな西原理恵子漫画作品への興味から、上映早々より実際観ることになって、漫画家・高原菜都美(深津絵里)が秘めていた“ともだち”との想い出、"なっちゃん"と呼ばれていた自身と"きいちゃん"と"みさちゃん"との想い出、鮮烈だったなあ。
そして、波瑠が演じた"きいちゃん"の高校生時代。 まさに女の子版『スタンド゛・バイ・ミー』のような成長を素でいくかのようだった。
かの映画が大きく好作用したのかなあ、波瑠としては「パッと出て一瞬だけ騒がれるよりも、目立たないけどずっと映画界にいるような存在がいい」など、一貫して女優を長く続けたい、との想いに至ったという。
いずれにせよ、エネルギッシュでパワーのあるヒロインとして、しっかりと魅せてくれること、間違いなしのはず。
2015-05-13 |
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