マッサン あらすじ ネタバレ 第21週
「物言えば唇寒し秋の風」
2月23日月曜日より放送。
時はすでに1943(昭和18)年の秋、エマ(優希美青)は女学校を卒業して、勤労奉仕の日々にあって...。
日本が苦境に陥りつつあることを知らないまま、若い男性たちの多くは召集されて戦地に送り込まれる、という時勢に...。
政春(玉山鉄二)は、原酒の仕込みに励む日々の中、ワインの製造過程で発生する酒石酸を納入せよ、との軍令が...。
それに応じるべく、山ブドウを用いたワインの仕込みを開始した政春は、作業を一馬(堀井新太)に一任。 折しも、工場も軌道に乗り始めの時期、後継者をそろそろ育成すべき時ではないかと、俊夫(八嶋智人)は政春に進言するまでに。
政春から相談を受けることとなったエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、一馬が最適ではないか、との答えだった。
その頃、勤労奉仕中のエマは、非国民と罵倒され悔しい思い。 しかし、相手には何も言い返すことのできないまま。
母・エリーのように言い返す強さのない原因は、血のつながりのないことからなのか、と悶々するエマは、以前に将来の自分の夢の見つからない悩みを打ち明けた一馬に、改めて相談することになって...。
エマは、快く応じてくれる一馬に恋をしていた。
数日が過ぎて、政春と一馬が仕事上の打ち合わせをしている中、エマが帰宅。 一馬のいるのを知って浮かれて...。
そのエマの様子を理解できないまま、政春は何気に熊虎(風間杜夫)に相談すると、エマは一馬に恋をしていると聞かされる。
そばで知った俊夫も、エマと一馬を結婚させれば、後継者問題も解決できると伝えて、政春は納得。
しかし、すぐにエマに尋ねたところ、一馬を好きだと面と向かって言われた政春は、思わず動揺してしまった。
一馬は酒石酸づくりを完遂。 政春は、一馬の仕事ぶりを讃えてすぐに、エマからの気持ちを伝えた。
一馬もエマに想いを寄せていることを打ち明けた。
俊夫はじめ周囲の者たちは、工場の後継者もこれで決まったと諸手を挙げて大喜びに。
ところが、エリーだけは反対。
エマは一馬に恋しているのではなく、恋に恋しているだけだ、と。
政春はエマの恋する気持ちを大切にしたいとエリーを諭したが、エリーは頑ななまま。
投石などの危険から家にこもりがちになったこともあるのか、政春は不服ながらもエリーを案じて...。
それを知ったエマは、身の安全を理由に勤労奉仕を辞めて、一馬の手伝いを始め、エリーに距離を置くようになった。
しかし一馬は、エマとエリーを案じて、これからのためにも、しばらく互いに距離を置くことを、エマにすすめて...。
エリーは二人の気持ちを察するなり、、意を決してエマと向き合った。
そしてエリーは、政春と出逢う以前、第一次世界大戦で恋人を亡くしていたこと、そのような悲しみだけは体験させたくなかったことを、打ち明けることに。
エマは母・エリーの気持ちを理解しつつも、一馬をあきらめることのできない気持ちを、改めてエリーに伝えると、二人の恋を応援するとの約束。
二人は解かり合うことに。
ところが、その喜びも束の間、一馬の元に召集令状が届いてしまった。
いよいよ来るべき時が...。
戦争がなかったら、どれだけ幸せになれただろうか、と内心思いたくる人たちは、どれだけ多かっただろうか?
優希美青演じるエマも、堀井新太演じる一馬も、まじめで健気で応援してあげたいくらいの心地良さだけに...。
友人や恋人や家族といった人と人とのつながり、というものを強く実感させられる第21週を終えて...。
改めて二人の出演作品を、振り返ってみれば...。
優希美青の場合は、あのNHK朝ドラ『あまちゃん』最終話放送の2013(平成25)年9月28日土曜日公開となった初主演映画『空飛ぶ金魚と世界のひみつ』で演じたヒロイン・みどり...。
1995(平成7)年の福岡を舞台に、妻を亡くして以来、絵本が描けなくなった絵本作家の父・洋志と二人暮らしの日々の中、洋志が新しい母親として、中国人女性・リンリンを連れてくるところから始まって...。
みどりは、リンリンとの性格の違い、文化の違いに戸惑い、受け入れられないまま。
洋志は、みどりのために、リンリンのために、絵本を再び描き始めることとなって、やがて絵本は、2013(平成25)年、2030(平成42)年へと時代を越えて、人々をつないでい、という心温まる物語。
地球の未来をつくる全ての子どもたちへ伝えたい、世界の架け橋となる“思いやり"の心-国、言葉、文化など、世界にあるさまざまな"違い"を見つめ、乗り越えていく人々の姿を描いた、後世につないでいきたい、として「アジア太平洋こども会議・イン福岡25周年記念映画」へ出品されたという。
一方、まじめで実直な一馬を演じた堀井新太は、ワタナベエンターテインメント所属の若手男性俳優集団D-BOYSおよびD☆DATEのメンバーとあって、恋愛にまつわる作品には、まさにうってつけであって...。
特に、多田かおるによる日本の少女漫画をドラマ化した、2013(平成25)年3月29日金曜日深夜よりフジテレビTWOにて放送の『イタズラなKiss~Love in TOKYO』の続編で、前年2014(平成26)年11月24日月曜日深夜よりフジテレビでのレギュラー放送の『イタズラなKiss2~Love in TOKYO』で演じた鴨狩啓太が...。
医者を目指す入江直樹(古川雄輝)を手伝うため突如看護師を目指し、看護科へ編入した妻・琴子(未来穂香)と同じ班の所属で、日本一の看護師になろうと命を懸ける熱血青年で、琴子に惹かれ告白も行い、また妻である琴子へ冷めた言動をとり続ける直樹を敵視する役どころで、少々危険な感じだったかなあ。
恋愛事情は時代によりさまざまであっても、互いを心から思いやる男女の間柄は、永遠のものであってほしいもの...。
2015-01-28 |
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