マッサン あらすじ ネタバレ 第2週
「災い転じて福となす」
10月6日月曜日より放送。
広島の実家を追われるかのように大阪に戻った政春(玉山鉄二)とエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、勤務先であり国産初のウィスキー製造技術取得のためのスコットランド留学の後押しをしてくれた、住吉酒造社長・田中大作(西川きよし)の音頭の下、帰国祝いへ。
懐かしい人たちとの歓談や、鴨居商店大将・鴨居欣次郎(堤真一)との初めての出逢いによる心地良さに包まれた時も束の間、政春がエリーとの結婚を発表したことで、騒然とした雰囲気に。
ゆくゆくは政春の実家の広島の亀山酒造との業務提携を通して、規模を発展させ、愛娘・優子(相武紗季)の婿にして後継者に迎える心積もりだった大作は、温厚な気持ちを保ったものの、内心はいくらか落胆。
突然現れたエリーに驚き、娘・優子との結婚話を反故にされたと大作の妻・佳代(夏樹陽子)は、政春とエリーにつらく当たるようになって...。
大作とともに住吉酒造をゼロから立ち上げて、経理畑を担ってきた住吉酒造専務・矢口清(白井晃)は、資金も時間もかかるウィスキー事業の将来性への疑問に加えて、政春に対しては、社長のお気に入りのみならず、会社の金でのスコットランド留学、外国人妻を連れてきたことでの優子との結婚話の反故、などと積み重なって、目の敵に。
肝心の大作社長の愛娘・優子は、当然のごとく怒りは収まらず、それは政春のみならず、エリーへのイビリへと発展。
誤解を解くべくエリー自らが説得を試みるも、ますます火に油になる一方...。
エリーの献身さに打たれた政春は、エリーを強く支えてともに歩くことを改めて決意した。
ここで、一番気になってしまうのは、やはり大阪におけるエリーの大いなる宿敵となる、田中優子を演じる相武紗季だろうなあ。
当面は優子から怒りを大いにぶつけられることになるものの、物語の進展につれ、エリーは優子の親に明かさない本心を垣間見ることとなって、優子を通して日本女性の慈しみを知ることになってゆくらしく...。
仕事と私生活における理想と現実か...。
それは遠い昔も現在も変わらず...。
2012(平成24)年7月より放送のフジテレビ月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』を、ふと思った。
高校中退と言う最終学歴ながらも若くしてIT企業を作り上げ億万長者となった「NEXT INNOVATION」代表取締役社長・日向徹(小栗旬)と、東京大学理学部という高学歴ながら内定がもらえず就職活動に奔走する女子大生・夏井真琴(石原さとみ)という、生活も価値観も正反対の2人が、衝突を繰り返しながらもお互いを知り精神的に成長して惹かれあう「現代版『プリティ・ウーマン』」を彷彿とさせる恋愛模様が描かれていて...。
加えて、「絵空事じゃない地に足のついた夢を語って、世の中に発信できる」「男のカッコよさ」を描くことを主題とした、企業ものとしての要素も多く盛り込まれているドラマだった。
相武紗季演じたのは、「NEXT INNOVATION」起業当初より徹のビジネスパートナーとして取締役執行役員・副社長に上り詰め、やがて袂を分かつことになってしまう、東京大学経済学部経営学科卒業の朝比奈恒介(井浦新)の妹・燿子。
事情あって高校中退後、調理専門学校進学を経て、カリフォルニアの調理学校で料理の腕を磨き、世界から認められる料理人に成長を遂げて日本に帰国したものの、厨房の男社会の中では若くて女であるゆえに部下たちからの嫉妬を受け苦労する役どころで...。
かつての夜行列車での出逢いと意気投合から9年後に再会することとなった徹に想いを寄せる姿も、見所だった。
この度の『マッサン』の優子は、『リッチマン、プアウーマン』の燿子の叩き上げと違った、お嬢様の姿を魅せてくれることになりそうだけど、思い通りに事が運ばず、やるせない気持ちにさせられる、いくらか陰のある役どころという点では、いくらか似ているのかもしれない。
いずれにせよ、エリーと優子、それぞれにどのような変化をもたらすこととなるのか、これからもじっくりと見届けようっと。
2014-09-23 |
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