くちびるに歌を 映画 新垣結衣 アンジェラ・アキ
あの清々しい気持ちになれる物語が、ついに来年2015(平成27)年2月28日土曜日公開に向けて映画化されるのか...。
すなわち、アンジェラ・アキ作詞・作曲の「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフに描かれた小説『くちびるに歌を』を原作とした映画が...。
それは、2008(平成20)年のNHK全国学校音楽コンクールの課題曲として書き下ろされた、アンジェラ・アキの代表曲。
合唱練習に励む長崎・五島列島の中学生のもとをアンジェラ・アキが訪れるNHKドキュメンタリー番組を観て、感動することとなった"乙一"名義でも多数作品を発表している作家・中田永一が、その番組エピソードをもとにして、2011(平成23)年11月に小説『くちびるに歌を』を小学館より刊行することとなって...。
物語は、長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったと噂される臨時教員・柏木ユリ先生と合唱部の生徒たちとの人間ドラマ。
島の中学生と混声合唱はもちろんのこと、柏木先生はじめ、中学校の教師たちや家族などの設定、中学生それぞれの目線による語りを軸とした物語の進行など、素直に読みやすい構成に。
主人公たちが、コンクールまでの期間の中で、人を思いやり、少しづつ大人になっていく姿は、誰しも通ってきた道。
なつかしさとともにエールを送りたくなるやさしさにあふれているのが、本当に嬉しい。
主人公の臨時教員・柏木ユリ先生を演じるは、新垣結衣。
ぼろぼろのトラックを愛用するぶっきらぼうな性格の美人という設定。
教師役は初めてで、生徒として先生や先輩方に見守られる側から、見守る側としての年齢になったことを実感して、感慨深げ。
しかし、その反面、自身でイメージしていたよりもずっと中身は子供との分析。
どれだけ年齢を重ねようが、その時その時で困難に直面する心境や状況は、柏木ユリやアンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の歌詞に、しっかりと重なり合うとのこと。
柏木と並んで重要な役割を担う合唱部員の生徒たちに関して...。
物語の中心となるナズナ役に恒松祐里、サトル役に下田翔大。
そのほか、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響ら全員が、本作のためのオーディションで抜擢され、撮影前には半年間に及ぶ合唱練習を積み、今年の夏のオール長崎ロケの合宿生活へ。
柏木の脇を固めるのは、
柏木の親友で彼女を教員として呼び戻す産休間近の音楽教師・ハルコに木村文乃。
柏木に思いを寄せる同僚・塚本役に桐谷健太。
合唱部員サトルの兄役にバンド・黒猫チェルシーのボーカル・渡辺大知。
さらに、木村多江、小木茂光、眞島秀和、石田ひかり、角替和枝、井川比佐志などの俳優陣まで。
本作は今年7月中旬に長崎・五島列島でクランクイン、8月下旬のクランクアップを予定。
監督は、8月16日土曜日公開の映画『ホットロード』、12月13日土曜日公開の映画『アオハライド』などの話題作を控える三木孝浩。
それまでに、原作となる単行本はもちろんのこと、昨年2013(平成25)年9月下旬と今年3月中旬に発売のコミックと並行して、改めて目を通してみようかなあ。
そして、忘れてはならないのが、原作と映画が生まれるきっかけで、本作のエンディングの主題歌となった、アンジェラ・アキ本人による「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」。
アンジェラ自身、いろいろな方々に歌っていただいたことによって、大きな翼が生え自身から飛び立っていったような思いがする特別な楽曲との、強い思い入れ。
音楽に浸りたいなら、本作主題歌収録の2009(平成21)年2月下旬発売の3枚目のアルバム『ANSWER』。
コンサートの臨場感を体感したいなら、2010(平成22)年9月下旬発売の2枚組DVD『アンジェラ・アキ Concert Tour 2009 “ANSWER” ドキュメンタリー& ライブ』。
清々しい気持ちになれる物語が、永遠に続くことを祈って...。
2014-07-08 |
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