伊原剛志 ドラマ トクボウ DVD
この時、NHK朝ドラ『花子とアン』で、ヒロイン・村岡花子(吉高由里子)の父・安東吉平として出演中の伊原剛志の"裏の顔"(?)とも言える連続ドラマを見た時の忘れられない余韻が、未だに尾を引いてしまっているせいなんだろうか。
人間誰でも、社会全体のあらゆる暗部に呑み込まれないように、懸命に自身を保とうと日々を生き抜いている、という点で...。
それは、『スーパージャンプ』(集英社発行)にて、2008(平成20)年2号から2010(平成22)年21号にかけて連載された高橋秀武による漫画作品『トクボウ 朝倉草平』の実写ドラマ化作品で、読売テレビ制作・日本テレビ系列の木曜ドラマ『トクボウ 警察庁特殊防犯課』。
4月3日木曜日から6月26日木曜日までの全13話、深夜ドラマかつ低予算(?)ゆえの自由度ゆえか、なかなか際どいシーンも相まって、さすがの緊迫感で熱かった。
その伊原剛志演じるは、警察庁生活安全局特殊防犯課指導係・朝倉草平警視。
「この世には、よからぬ害虫が多すぎる。」
このキャッチコピーのごとく、朝倉が世にはこびる"よからぬ害虫"を成敗する姿、かつてのJAC(ジャパンアクションクラブ)時代の下積みを全開するかのようで、毎回のクライマックスである"矯正執行"とともに、ネットではお祭り状態に...。
誰もが心の奥底では、勧善懲悪を望んでいることの象徴を反映しているかのようで...。
しかし、その一方では、ことを終えて一息つくと「あ~あ、死にたい」と口にする暗い性格、あれだけ屈強なのになぜ、と釈然としない気持ちも実感させられることもあって、切なかった。
誰もが懸命に日々を生き抜いているんだろうなあ。
いかなる逆境に見舞われようとも...。
9月2日火曜日には、DVD-BOXが発売で、楽しみだ。
朝倉のみならず、周囲を取り巻くヒトクセもフタクセもある風変わりな登場人物も、改めて楽しんで観てみたいなあ。
そして、ゲスト出演者に関しては、
第2話でJKお散歩店員・坪倉かおりを演じた足立梨花、第11話から最終話の第13話まで法務大臣の娘で朝倉に首ったけの北柴田マリエを演じた岡本玲。
さらに、最大の天敵となる、第6話から最終話まで、元警視総監でツルイ警備社長・鶴井浩二を演じた吉田鋼太郎。
購入後、しっかりと見届けようっと。
2014-07-07 |
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