思い出のマーニー 主題歌
かのジョーン・G・ロビンソン執筆のイギリス児童文学作品の一つで、同名作品を原作としたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画『思い出のマーニー』が、7月19日土曜日より公開されるという。
嬉しさとと戸惑いが半分ずつといった感じかなあ。
原作の良さが、しっかりと活かされるかどうかという点で...。
監督は、米林宏昌監督。
スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画としては、2010(平成22)年公開の映画『借りぐらしのアリエッティ』以来4年ぶりで...。
しかも、宮崎駿・高畑勲の2人が一切制作に関わっていないという。
西村義明プロデューサー曰く、スタジオジブリの次代を担うことになる最初の作品になるとのことで。
肝心の主題歌は、ロスアンジェルスを拠点に活動するシンガーソングライターのプリシラ・アーンが歌う「Fine On The Outside」。
全編英詞の主題歌で、ジブリ史上初。
プリシラは1984(昭和59)年3月9日、ジョージア州生まれで、ペンシルベニア州育ち。
ブルーノート・レコードとの契約後、2008(平成20)年にアルバム『グッド・デイ』でメジャーデビュー。
ノラ・ジョーンズに次ぐ大型新人として注目を集めることに。
日本ではシングル「ドリーム」が全国のFM局で大々的に披露され、フジロック・フェスティバルにも二度の出演経験あり。
2012(平成24)年には、「風の谷のナウシカ」「やさしさに包まれたなら」といった名曲の日本語カバー収録アルバム『ナチュラル・カラーズ』を発表。 翌年2013(平成25)年12月には、三鷹の森ジブリ美術館でミニライブを開催。
それが決め手となり、今回のジブリ主題歌起用か...。
西村プロデューサーによれば、なかなか決まらずに悶々とする中、今年2014(平成26)年1月に、ジブリ美術館の中島清文館長より「プリシラの声が合うはず」と教えてもらい、米林監督も「この人だ」と直感。
3日後には、西村プロデューサーがアメリカに飛び、プリシラに会いに行き直談判へ。
もちろんプリシラは、夢がかなったと感激。
早速原作を読み、すぐに杏奈とマーニーが大好きになり、幼少時代をいろいろと思い出して制作。
そして2週間後、完成した数曲と過去の楽曲を候補として、うち1曲が今回起用となる「Fine On The Outside」。
プリシラ曰く、高校生時代の孤独だった心情をもとに制作した約7年前の楽曲で、どのグループにもなじめず、独りで昼食を摂ったランチの時間が大嫌いだったとのこと。
実際、歌詞には、孤独や混乱といった当時の心境、自身が死んだら誰が覚えているのかという不安など、赤裸々な内容で...。
事実、映画の主人公で、ダブルヒロイン”の一人である杏奈もまた、周囲になじめず心を閉ざした少女として描かれていて、米林監督も、7年前にプリシラが作った楽曲と杏奈とはつながっているゆえに、運命であると断言。
いずれにせよ、7月19日土曜日の全国公開。
同じく、7月16日水曜日に同時発売となるアルバム、プリシラ自身の『思い出のマーニー』にまつわるトリビュートかつオリジナルとして楽しめる作品、音楽担当の村松崇継によるサウンドトラック。
待ちきれないや。
2014-05-07 |
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