花子とアン キャスト カンニング竹山
前々作『あまちゃん』と前作『ごちそうさん』に続いてのNHK朝ドラ『花子とアン』も好評となり、それを支える要因の一つとして、味のある名脇役の存在、意外性を予感させる名脇役の存在が、欠かせなくなるものだけど...、
その一人と言えばカンニング竹山かなあ。
演じるは、甲府の農村で多くの小作人を抱えての裕福な暮らしぶりの地主かつ有力者・徳丸甚之介。
3月31日月曜日より放送の第1週以来、威圧感ある物言いで小作人たちから恐れられる存在ながらも、ヒロイン・はな(吉高由里子)の母・ふじ(室井滋)とは幼なじみゆえの情からか、陰ながら安東家の行く末を気に掛ける節があるらしくて、今後も意外なところで助け舟を出してくれそうな予感。
現に、5月12日月曜日より放送の第7週では、製糸工場の劣悪な環境に堪りかねて逃亡した、はなの妹・かよ(黒木華)のために一肌脱いでくれて、安東家の窮状克服に尽力してくれることになるけど、以降はいかなる局面において潜在力を発揮することとなるのか?
例え、わずかながらの出演だったとしても、要所要所で、魅せてくれるところは魅せてくれそうで、楽しみだ。
白鳥かをる子を演じる近藤春菜との共演、あるかなあ。
振り返ってみれば、1992(平成4)年より、相方のツッコミ担当・中島忠幸とともに、お笑い芸人コンビ・カンニングとして活動開始。
波瀾万丈な半生ゆえの自然発生的に編み出された、キレ芸、いじられ芸、などを経て、やがてリアクション芸人に。
そして悲しくも、2004(平成16)年冬以降の中島の白血病闘病による入院と2006(平成18)年12月末の永眠。
コンビ名に想いを馳せて、本名の竹山隆範改めカンニング竹山を通称とするピン芸人としての活動による紆余曲折を経て、芸人活動の傍ら、映画やドラマにも出演して現在へ...。
あの独特のリアクション芸、まさにこれまで出演した映画やドラマに通用するものが...。
その真骨頂たるものが、3月19日水曜日発売のDVD『カンニング竹山単独ライブ 放送禁止2013』。
カンニング竹山の年に一度の単独ライブ「放送禁止」シリーズの一つで、構成・演出は人気放送作家の鈴木おさむ氏が担当し、全回チケット完売の人気公演へ。
テレビでは絶対にできない話題やテーマを、竹山独自の目線で抉るスリルある完全なネタライブは、まさに面白く...。
前回2012(平成24)年は5回目にして、相方の死と笑いがテーマということあって、そのライブは伝説に。
ただ、そのライブ終了直後、竹山にはあるお題が出されていて、一年間を通してやらねばならない宿題の成果が、この度のライブでの見所で...。
なかなか魅せてくれる。
余談ながら、この度の役どころ。
ふと、2013(平成25)年6月下旬から全8回放送のNHKドラマ10『激流~私を憶えていますか?~』を、思い出してしまった。
30代を迎えた中学生時代の男女の同窓生によるサスペンスタッチの群像劇で、カンニング竹山演じるは、ワールドテクノカンパニー経営者・大林隆之。
有名私立・聖葉女子学院に通学する娘と失業中の夫を支えるため、"さやか"という源氏名の高級コールガールに身を落とす御堂原(旧姓:河野)貴子(国仲涼子)を指名する上客だった。
貴子に愛人契約を結ぶことを呼びかけるといいい、竹山がこの度演じる徳丸をより居丈高にした役どころかなあ。
他には、貴子の同窓生の一人である、小説家でSilent Moonのヴォーカリスト・秋芳美弥を、ともさかりえが演じていて、富山タキと真逆の役どころにも、なかなか魅せられてしまう。
2014-04-13 |
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