能年玲奈 カラスの親指
なぜ早く気付かなかったんだろうか?
心の中では「じぇじぇじぇ」な気持ちでいっぱいだ。
現在好評のNHK朝ドラ『あまちゃん』のヒロインを演じる能年玲奈の初々しさと可憐さと清涼感と透明感いっぱいの魅力に気を取られてしまった、なんて本当に言い訳にしか聞こえないだろうなあ。
本当に恥ずかしいこと。
しかし、好調の波に乗っている現在だからこそ、女優・能年玲奈のあらゆる側面を実感しておく必要があるのでは、という気持ちのあるのは正直なところ。
直前になってしまったけど、5月29日水曜日発売となるDVDとBlu-rayそれぞれの豪華版、どちらを注文しようかなあ。
それは、昨年2012(平成24)年11月23日金曜日・勤労感謝の日、より公開された映画『カラスの親指』。
国民の祝日である「勤労感謝の日」からの公開だからこそなのか、160分の長尺ながらも、考えさせられる内容。
同時に、低予算での制作による映画ながらも、アイデアを巧妙に駆使した観応え満載の作品だった。
道尾秀介による推理小説の映画化作品で、監督は伊藤匡史、主演は阿部寛。
阿部寛演じるはタケこと武沢竹夫。
かつて闇金の仕事で、取り立てを苦に子供を残して自殺してしまった母親への罪悪感から、闇金の情報を警察へ流したために、闇金業者の人間から追われる身になってしまったタケ。
したたかに生き抜く術を身に付ける過程で詐欺師となり、手口は玄人の隠語である"カラス"そのもの。
タケは道の途上で、ゆきずりから相棒となった少しマヌケなテツこと入川鉄巳(村上ジョージ)と行動を共にすることに。
一つ屋根の下でのその日暮らしの日々の中、河合やひろ(石原さとみ)・まひろ(能年玲奈)の美人姉妹が、ノッポこと石屋貫太郎(小柳友)が、相次いで転がり込んできて...。
5人ともそれぞれ不幸な生い立ちを抱えていたこともあって、次第に奇妙な連帯感で結ばれてゆく。
そこへ、タケが過去に起こしたある事件と向き合うことになってしまい、5人の人生を賭けた一世一代の大勝負へ打って出ることに...。
そのサスペンスタッチの展開の中で、阿部寛や石原さとみを凌ぐほどの存在感を醸し出したのが、能年玲奈。
小悪魔のような役どころには、さすがに魅せられた。
その甲斐あって、見事に第37回報知映画賞新人賞を受賞。
その喜びの知らせは、NHK朝ドラ『あまちゃん』のロケ地のある岩手県のホテルで受けて、嬉しさから思い切ってベッドへダイブしたらしく。
演技力や存在感はもちろんのこと、白い子猫との可愛らし過ぎる戯れが印象的で癒しそのものだったなあ。
そして現在、NHK朝ドラ『あまちゃん』ですっかりなじみのトレードマークであるショートカットは、かの映画の役作りのためだったとのこと。
かの『あまちゃん』が終了して、別の役どころを演じた後でも、脚光を浴びる姿が目に浮かぶ気がする、というのは自分だけだろうか?
これからも見届けようっと。
2013-05-28 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0