あまちゃん あらすじ ネタバレ 第13週
6月24日月曜日より放送のNHK朝ドラ『あまちゃん』の第13週からは、いよいよアキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)は、晴れてアイドルを目指して東京へ出られることに...。
と思いきや、
ユイが突然の大変な状況に遭遇することとなってしまい、東京行きを断念することに。
それは、ユイの父・功(平泉成)の、かねてからの仕事上の重圧解消の深酒が祟っての、急病による入院。
ユイも兄・ヒロシ(小池徹平)も、父への迷惑かけ通しだったことの負い目は大きかったんだろうなあ。
結局、合流予定だった途中駅で、ユイとヒロシはアキに詫び、彼らからの励ましを受けたアキは単身で東京へ。
東京での芸能活動に入ることとなったアキは、アイドルグループ・GMT47のメンバーとなる仲間との共同生活を送ることとなるのだが...、
GMT47のメンバーは、アキを入れてまだ5人しか揃っていなかった。
アキがその衝撃の事実を知るのは、マネージャーの水口琢磨(松田龍平)に案内された上野の劇場「東京EDOシアター」で。
初めて出逢った仲間の一人となる、GMT47の熱血あるリーダー、すなわち埼玉県出身の地元アイドル・NOオーシャンのリーダーだった入間しおり(松岡茉優)が述懐するには、希望を抱いて上京したものの、人気アイドルグループ・アメ横女学園芸能コース(通称:アメ女)の代役(シャドウ)に過ぎないという。
特にしおりは、その時期の長かったようで、いろいろ実感することのあったらしく...。
後にしおりは、事務所に内密で路上ライブを敢行するものの、誰も足を止めてくれない厳しい現実に直面。
後のアキの一番の理解者となり、良きライバル関係へなってゆくらしく...。
合宿所となる谷中寮での共同生活で、しおりとアキと相部屋になるのが、宮城県出身の地元アイドル・仙台牛タンガールズの元メンバー・小野寺薫子(優希美青)。
ほかには、徳島県出身のうずしお7の元リーダー・宮下アユミ(山下リオ)、福岡県出身の親不孝ドールズの元メンバー・遠藤真奈(大野いと)。
さらに、沖縄県からはBEGIN大好きな喜屋武エレン(蔵下穂波)が。
後に、山梨県出身の父親とブラジル人の母親とのハーフのベロニカ(斎藤アリーナ)が、加わることになるけど、どうなることになるのやら。
本来のGMT47は、上野の劇場「東京EDOシアター」を中心に活動するアメ女の姉妹グループ。
しかし、現時点では、"奈落"と呼ばれる劇場のステージの真下で、ダンスレッスンの傍ら、劇場でのアメ女の雑用も兼ねていて、アメ女のメンバーがライブを欠席した際には、代役としてステージへ...。
厳しさは想像以上だった。
その日々の中で、現在のアメ女のメンバーとも出逢うこととなり、
絶対的エースでセンターの有馬めぐ(足立梨花)や、
メンバーの高幡アリサ(吉田里琴)とも...。
GMT47は、当初の構想より、大きく逸脱していた。
物語は前後して、アキは、社長の"太巻"こと荒巻太一(古田新太)との二人きりの話し合いを経た後に、母・春子(小泉今日子)との意外な関わりを知ることに。
上京前にアキへ手渡された春子の手紙のほか、後に出逢うこととなる原宿の純喫茶「アイドル」のマスター・甲斐(松尾スズキ)の述懐もあって、上京間もない頃の春子(有村架純)は「アイドル」のウェイトレスをしていたとのことで...。
上京以来、ホームシックになり始めたことと、久々に再会した父・黒川正宗(尾美としのり)の女性問題の衝撃も加わって、落胆する中での一番の癒しは、
6月28日金曜日放送の第77回、「安部そば」という移動販売車で東京へ営業に来ていた海女クラブの仲間・安部小百合(片桐はいり)との再会。
そばに混ぜた"まめぶ汁"、美味とは言えないものの、懐かしい味に感激したアキ。
そんなある日のこと、真奈がアメ女のメンバーの代役に抜擢されたお祝いを兼ねて、水口とアキと仲間は、寿司屋「無頼鮨」へ。
大将・梅頭(ピエール瀧)がカウンターで黙々と寿司を握る中、彼女らは思うことを語り合う。
そこへ、あの大女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)との初めての出逢い。
ひろ美は寿司屋「無頼鮨」の常連。
大将・梅頭には、いろいろと謎が多いらしく...。
さて、NHK朝ドラ『あまちゃん』の毎週ごとのサブタイトルと言えば、「おら...」という書き出しで始まるのが常。
第13週のサブタイトルは、「おら、奈落に落ちる」。
いずれにせよ、これまでのサブタイトルはすべて、あの1984(昭和59)年11月に発売されて大ヒットした吉幾三のコミックソング「俺ら東京さ行ぐだ」へのオマージュ。
確かに初めて耳にした当初は、「じぇじぇじぇj」と強く感じるしかなかった。
やはり人間は、良くも悪くも華やいだ場所への憧れを強く抱いてしまうものなんだろうなあ。
あれから時は流れて...。
地方の人たちは、東京をはじめとする都会の華やかさと便利さと最新情報の多さに憧れて...。
逆に、都会の人たちは、慌ただしい生活ゆえに疲弊した心の癒しを求めて、海や川や山、そしてのどかな森林などに包有されている大らかさに憧れて...。
それぞれの想いは変わっていないんだなあ。
そして、この度のNHK朝ドラ『あまちゃん』。
アイドルに憧れて東京行きを決心し、上野で初めて出逢ったそれぞれの地方出身の女の子たちとともに、アイドルグループ・GMT47として邁進し始めようとする、それぞれの胸の内は...。
一方的な思い込みだとお叱りを受けてしまえばそれまでだけど、上野駅は本当に不思議な場所。
里帰りのための北国への玄関口であると同時に、夢を掴むための都会の玄関口。
やはり古い人間なんだろうなあ、北国への里帰りはもちろんのこと、1960年代の高度経済成長期にありがちな集団就職や、冬や春先での駅の待合場所にあふれるスキー客、といった光景を思い浮かべやすいのかもしれない。
晴れて東京へ出られたという嬉しさのまま、邁進してゆくのだろうか?
逆に、こんなはずじゃなかった、という後悔の気持ちだけが募って、今までの地方での生活のありがたみを強く実感して、都会を後にするのだろうか?
その答えは、これからの物語の展開次第。
先の吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」は、1985(昭和60)年3月25日発売のオリジナルアルバム『俺らの唄を聴け』の第1曲目に収録。
現在の能年玲奈のハマッている歌、すなわち"ハマsong"になっているという。
「ヨシ!! イクゾー!!」という勢いなんだろうなあ。
そのアルバムの他の収録曲には、
あの1977(昭和52)年11月25日の現在の芸名への改名から間もない頃、フォークソング路線の自作再デビュー曲「俺はぜったいプレスリー」。
低迷と模索の中で、1984(昭和59)年3月25日に千昌夫に提供した「津軽平野」。
GMT47となる女の子たちが、実際にこのアルバムを聴いたら、どのように感じてしまうのかなあ。
2013-05-27 |
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