阿部サダヲ 映画 謝罪の王様
9月28日土曜日より上映。
2007(平成19)年公開の映画『舞妓Haaaan!!!』、2009年(平成21)年公開の映画『なくもんか』、に続く第3弾。
かの「脚本:宮藤官九郎 X 主演:阿部サダヲ X 監督:水田伸生」チームによる大ヒットコメディ。
どのような仕上がりになるんだろうなあ。
たまたま目にした映画関連のニュースの特報の映像から、脚本家・宮藤官九郎特有の、奇想天外で予測不可能な騒動を主軸とする、涙と笑いを交えた物語が展開されてゆくんだろうなあ。
確かに現実社会の変化と流れは、めまぐるしいくらいの速さで、誰もがそれに追いつくのに必死なもの。
何気にテレビを入れれば、誰かが謝っている姿を、よく目にする。
時には、ここまで謝る必要あるのか、と思わせることも。
端から見れば滑稽でも、当のご本人にしてみれば、切実ということが案外多いもの。
正しい謝罪の仕方が世界を変える、かのような宣伝文のような紹介のくだりがあったみたいだけど...。
第3弾で展開される映画は、"謝罪コメディ"。
阿部サダヲ演じる主人公が、壮絶な土下座を展開するポスタービジュアルのお披露目とともに、紹介されたキャッチコピーは、
「謝るとき、人は誰でも主人公。」
阿部演じる主人公は、黒島譲。
職業は、"謝罪師"。
物語は、ケンカの仲裁から政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、謝罪のテクニックを駆使して解決し、さらに土下座を超える究極の謝罪で、日本を救うまでを描いた、ブラックジョーク満載の社会風刺コメディ。
謝罪を受ける人たちはそれぞれ存在していて、いわゆる謝罪を受ける人たちによる群像劇のような展開でもあるんだろうなあ。
冒頭から、阿部演じる黒島が玄関先で「大変申し訳ありませんでした!」と、井上真央演じるヒロイン・倉持典子に、豪快な土下座を披露。
井上演じる典子は呆れ顔。
理由は、あまりにもおかしなものらしく...。
時には面白く、時にはまじめに、いろいろと実感させられるみたいだ。
出演者は、井上のほかに、
竹野内豊、松雪泰子、尾野真千子、濱田岳、真飛聖、岡田将生、井上琳水、荒川良々、伊武雅刀、高橋克実など。
それぞれがどのような悲喜劇を魅せてくれるのかなあ。
公式ウェブサイトには、井上琳水の滑稽な姿が中心に映っていたけど...。
2011(平成23)年放送のNHK朝ドラ『おひさま』では、井上真央がヒロイン、井上琳水がヒロインの娘。
もしかして、この映画でも親子だったら、面白そうだ。
作風は、前作の『なくもんか』に近いかもしれない。
たしか、無茶苦茶な父親(伊原剛志)に捨てられて、生き別れになってしまった兄弟の物語だった。
行列のできる超人気店「デリカの山ちゃん」の店主として、東京下町・善人通り商店街の顔となった兄・祐太(阿部サダヲ)。
赤の他人である金城大介(塚本高史)との兄弟漫才師"金城ブラザーズ"として、超売れっ子芸人となった弟・祐介(瑛太)。
「なくもんか」とばかりに、笑顔で毎日を生きる姿。
時には面白く、時には哀しい。
滑稽でもあり、切実だった。
今年は、NHK朝ドラ『あまちゃん』が好評。
脚本家・宮藤官九郎にとっての最良の年になりそうだ。
2013-04-17 |
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