柄本佑 NHK 朝ドラ あさが来た
2015(平成27)年9月28日月曜日より、第93作目のNHK朝ドラ『あさが来た』が、いよいよ放送開始へ...。
ヒロインは、あさを演じる波瑠と、あさの姉・はつを演じる宮﨑あおい...。
すなわち姉妹ヒロインによる物語の展開が...。
同じく、ヒロインの次に気になる存在として、これまでの朝ドラ終了後同様、知名度向上の確約される予感の強まる相手役も、つい気になってしまうもの。
あさには玉木宏演じる白岡新次郎が...。
はつには柄本佑演じる眉山惣兵衛が...。
眉山惣兵衛は、大坂の老舗両替屋「山王寺屋」の跡取り息子。
かねてからの裕福さゆえ何不自由なく育つも、突然訪れることになる、幕末から明治維新それに伴う動乱の煽りによる翻弄が...。
しかも、時代遅れの稼業となってしまった昔ながらの両替商としてのこだわりが災いして、倒産へ...。
それでも、当初は嫁ぎ先になじめず苦労するばかりだったはつから、ともに力を合わせる決意を促されて、ともに夜逃げ同然に出奔へ...。
数年を経て、あさと再会して援助の申し出を受けるも断ることになって、ともに力を合わせて再出発してゆくとか...。
柄本佑は、1986(昭和61)年12月16日生まれの、東京都出身。
父は俳優・柄本明。 母は女優・角替和枝。 弟は俳優・柄本時生。 姉は映画関係会社勤務。
家族全員映画好きということは、一番の原動力なんだろうなあ。
それゆえに失礼ながら、いわゆる二世俳優であっても、独自性により磨きがかかっていて...。
2012(平成24)年3月には、女優・安藤サクラと結婚して、俳優・奥田瑛二を義父、エッセイスト・安藤和津を義母、映画監督・安藤桃子を義姉に持つことに。
この度の役どころを振り返るならば...。
やはり母のマネージャーの勧めによるオーディションへの応募がきっかけで、俳優デビューすることになった2003(平成15)年12月上旬より公開の映画『美しい夏キリシマ』が、忘れられないや。
演じるは、満州から引き上げと空襲のショックで病となった中学3年生の日高康男。
時代は1945(昭和20)年の夏、敗戦の影が静かに忍び寄る8月に差し掛かる中でのこと。
霧島での療養生活の傍ら、日高家をはじめ周囲の人々の生き様も少しずつ変化していくに伴って、日々罪悪感を募らせるようになって...。
中でも、空爆の直撃を受けた友人を見捨てたことに悩み続ける康男と、ロシア革命の白軍を見捨てて帰還した過去を持っている康男の祖父・重徳(原田芳雄)との心の交流が...。
悲しみの深さ、痛かった。
なお、当時の本人自身が変声期の前とあって、思春期を迎えた少年の狂騒、なかなかのものだった。
結果として、第77回キネマ旬報ベストテン新人男優賞と、第13回日本映画批評家大賞新人賞を、それぞれ受賞。
そして、NHK朝ドラ出演と言えば、あの『ゲゲゲの女房』が...。
2010(平成22)年7月19日月曜日より放送の第17週から登場した水木プロの最古参アシスタント、栃木のかんぴょう農家生まれゆえの"かんぴょうのような男"と"菅(すが)ちゃん"と仇名された菅井伸、つい思い出してしまった。
倉田圭一(窪田正孝)と小峰章(斎藤工)に付いていく形で、水木しげること村井茂(向井理)の雇う意志のないながらも、水木プロ旗揚げに強引に参加。 それでも当初は、画力の無さや注意力の低さゆえのお荷物的な立場のまま。
しかし、圭一と章が退社した後はアシスタントの中心的存在となって、茂が過労で倒れた際には、落ち込んでいる皆を奮起させるまでに成長することに。
放送終了から丸5年、2度目のNHK朝ドラ出演となる『あさが来た』では、これらの役どころが集約されるんだろうなあ。
あの時代のこと、生まれた時からの良家の取り決めゆえの結婚による戸惑いはあったはず。
それでも、はつ同様、新しい時代の幸せを見つけていく芯の強さを、少しずつ魅せてゆく予感が...。
2015-05-28 |
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