木南晴夏 マッサン 亀山エマ
最後の最後で、驚きのキャスティングか...。
結果として、幼少期には住田萌乃、思春期には優希美青、そして成人後には木南晴夏が演じることに...。
終盤に差し掛かることとなるNHK朝ドラ『マッサン』では、早くて3月16日月曜日放送の第24週・第139回から、遅くて3月25日水曜日放送の最終週・第147回より、木南晴夏が登場。
演じるは何と、主人公・マッサンこと亀山政春(玉山鉄二)と妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の養女・エマ(25歳から37歳)。
幼少期と思春期には、純真無垢であどけないままでも、成人すれば以前の見る影もなくなってしまうものなんだろうか...。
特に、自身なりの恋愛観が加わるのみならず、戦前と戦中の伝統的かつ保守的な考えを良しとされていた時代から一転して、戦後に突出した進歩的かつ開放的な考えを良しとする時代への変化までも加わってしまったら、かなりの豹変???
その木南晴夏演じるエマの登場することとなる第24週の時代背景は、終戦から3年後く...。
櫻井賢チーフプロデューサー曰く、第24週は"夢の最終章"、第25週すなわち最終週は"愛と冒険の最終章"とのこと。
戦後の復興のなかでマッサンがウィスキー作りとどう向き合うか、大胆なフィクションを交えて描く物語と並行して、進駐軍の事務所で翻訳やタイピストの仕事で日々を生きぬくエマも、新たなる第一歩を踏み出す、という展開が...。
特に、最終週では、エマが外国人の恋人を連れて帰り、騒動が巻き起こるという。
マッサンとエリーがかつて幼かったエマに「Life is an adventure.」と伝えたように、かなりの大胆な展開で魅せてくれるということ???
木南晴夏のNHK朝ドラ出演は、これで3回目...。
1回目である2005(平成17)年10月3日月曜日より放送の『風のハルカ』では、ヒロイン・水野ハルカ(村川絵梨)の幼なじみの山中万里子。
2回目である2010(平成22)年9月27日月曜日より放送の『てっぱん』では、ヒロイン・村上あかり(瀧本美織)の実母で故人の田中千春。
出演の少ない脇役ながらも、なかなか魅せてくれて...。
特に、全体を通してのマッサンとエリーとエマの家族関係、という視点で振り返ってみれば、やはり2回目のNHK朝ドラ『てっぱん』で演じた田中千春の歩みと、実娘・村上あかりの家族関係を、否応なしに思い出してしまうもので...。
中でも。あかりが世話になる大阪の下宿屋「田中荘」の大家で千春の母・初音(富司純子)の開いた「ちはる」という名のお好み焼き屋における、初音と千春との確執が回想として描かれた、2010(平成22)年10月11日月曜日より放送の第3週....。
さらに、あかりの親友・篠宮加奈(朝倉あき)の在籍する大阪の音大の臨時講師として来阪した、東京で活躍中の作曲家兼トランペット奏者・橘公一(小市慢太郎)が、かつての千春と恋仲で、あかりの実父であるという展開と結末の描かれた、2011(平成23)年2月7日月曜日より放送の第20週と、2月14日月曜日より放送の第21週...。
悲しさと切なさとがないまぜになってしまうながらも、心温まりつつある流れには、涙が...。
そして、戦後のエマの生きざまに関して...。
まさか、あの2014(平成26)年7月17日木曜日から放送のフジテレビ木曜劇場『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で魅せた、主人公・笹本紗和(上戸彩)の夫・俊介(鈴木浩介)の部下・長谷川美鈴としての姿の再来???
結婚を考えなくていいから楽という理由で既婚者ばかり好きになる役どころ、かなりの恐ろしさだった。
紗和からの愛情が冷めていることを察するなり、俊介に迫るシーンが...。
それでも、『マッサン』本放送終盤である以上は、気持ちのすれ違いやわだかまりらしき展開に翻弄されたとしても、希望の光の見える形での結末となるはず。
そう信じて、しっかりと見届けたいなあ。
2015-02-10 |
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