薬師丸ひろ子 ドラマ あまちゃん
というけれど...。
青春時代を過ごしてきたボクには、1978(昭和53)年の映画『野性の証明』でのデビュー以来の角川映画の看板女優として脚光を浴びて、独立後は主演助演を問わずありとあらゆる役どころ...。
映画女優の印象が強いんだよな。
転換点は1997(平成9)年、テレビドラマ初出演となるフジテレビ『ミセスシンデレラ』からか...。
そして時は流れて、先日...、
NHK朝ドラ『あまちゃん』の追加キャスト発表の記者会見...。
薬師丸ひろ子が演じるのは、芸能界の大物芸能プロデューサー・荒巻太一(古田新太)が社長を務める芸能事務所「ハートフル」所属を経て、独立した大女優・鈴鹿ひろ美。
役どころは、ヒロイン・天野アキ(能年玲奈)のかねてからの憧れで、10代の頃から映画やドラマで清純派女優として活躍、40歳を超えてもそのイメージを保っているという。
まさに、あの青春時代の薬師丸ひろ子そのもの...。
本人曰く、NHK朝ドラは初めてで、どうすれば大女優になれるのだろうかとの戸惑いが。
それゆえ、宮藤官九郎の脚本のせいにして乗り切ろうとしているらしく。
しかしそれでも、やはり女優以外何者でもない。
女優といえば...。
いわゆるアイドルを脱皮して本格派の女優の第一歩を踏み出したことで知られる、1984(昭和59)年に公開の映画『Wの悲劇』。
「顔はぶたないで! 私、女優なんだから!」
鮮烈だったな。
そして、長年の紆余曲折を経て...。
NHK朝ドラ『あまちゃん』で、念願の"大女優"に...。
2013(平成25)年4月1日月曜日...。
NHK朝ドラ『あまちゃん』の第1回が放送...。
初回視聴率20%超...。
以来、毎週の放送を追うように、好評はますます広まって...。
初登場は、先の松岡茉優と同じく...。
6月24日月曜日放送の第13週から...。
ただ...。
5月13日月曜日から放送の第7週の終盤あたりからか、初登場にあたっての伏線が張られてゆくらしく...。
それは、1986(昭和61)年公開のアイドル映画『潮騒のメモリー』(もちろんドラマ向けの架空です)。
ヒロイン・アキをはじめとする周囲のあらゆる登場人物に、少しずつ灯を燈してゆくかのような展開になるかのよう...。
初めて姿を現わすのは、6月12日水曜日放送の第11週・第63回...。
かの映画『潮騒のメモリー』の収録されたビデオにて...。
そして、鈴鹿ひろ美は、上京後のアキの才能を見抜いて自身の付き人とする、というから驚き...。
先の記者会見に話を戻して...。
能年玲奈は"地元アイドル"から新人女優として、薬師丸ひろ子は大女優として...。
それぞれが互いに向き合って関わり合うことで、それぞれの"素の自分"も役柄も、ともに高め合う。
素晴らしいコラボレーションで、物語の展開が楽しみだ。
能年玲奈は、独特のほんわかとした話し方で...。
「日本の映画界の一時代を築かれた方。共演できるのは私の中で奇跡。クセのある役どころを演じられる薬師丸さんはステキです」と緊張しつつも共演を喜びいっぱい...。
薬師丸ひろ子は...。
「人見知りなお嬢さんと聞いています。私はそういう方が大好き。私も人見知りで、幼稚園に通えなかった。秘かに心が通じる若い女優さんに出逢えた」と嬉しそう。
たしかに覚えてる。
10代の頃のトーク番組の対談で、人見知りだった幼少時代のこと、笑いながら話していたなあ。
これは、面白いNHK朝ドラになりそう。
なお、余談ながら、薬師丸ひろ子といえば、女優のみならず、歌唱力も忘れられない。
あの、角川映画全盛期にあった1981(昭和56)年公開の高校2年生の17歳当時の主演映画『セーラー服と機関銃』の同名主題歌の清涼感あふれる心地良い歌声から始まって、女優活動と並行してのアルバム発売...。
本当に夢中だった。
シングルとアルバムすべてが素晴らしい『薬師丸ひろ子 ピュア・スウィート CD6枚組』...。
ドラマ進行と並行して、じっくりと聴いてみようっと。
特に、終盤あたりで、何かを魅せてくれそうな予感が...。
2013-01-22 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0