ひよっこ あらすじ ネタバレ 第22週
「ツイッギーを探せ!」
8月28日月曜日より放送。
「ミニ(スカート)の女王」として若い女性から羨望の的のファッションモデル・ツイッギーをイメージした方々でのコンテスト開催、といった加熱ぶり真っ只中の1967(昭和42)年...。
ツイッギーへの憧れあって、女性たちのミニスカートが日本中で大流行の中、秋のツイッギー初来日に伴う「ツイッギーそっくりコンテスト」の開催決定とあって、時子(佐久間由衣)が応募。
もちろん、そのコンテストでの優勝を真剣に目指すとあって、みね子(有村架純)にだけ本心を告白。
時子は、応援してくれる三男(泉澤祐希)のためにも必死だった。
しかし、すでに応募締切。 時子は深く落胆。
同じ頃、早苗(シシド・カフカ)の見合いがまた破談。
愛子(和久井映見)は、いまだに結婚を断られている早苗の切なさを初めて知って、信じられない気持ちに...。
いまだ落胆深いままの時子に、唐突に管理人・富(白石加代子)から「ツイッギーそっくりコンテスト」の選考案内のハガキの手渡し....。
時子はもちろん、あかね荘の住人も、釈然としないまま。
しかし、ともに考えをめぐらせる中、早苗の何気に口にした言葉に、時子は母・君子(羽田美智子)によるものと直感。 直ちに確かめたところ、まさにその通りだった。
時子は、ろくに連絡ないままゆえの、母・君子のおせっかいを痛感。 久々に実家に電話を入れて、母への感謝の気持ちを伝えた。
こうして時子は、コンテストにすべてを賭けて優勝を目指すべく、改めて決断。 みね子に、大切なあることを三男に伝えたいから、安部米店についていってほしい、と。
そして、時子はみね子とともに安部米店へ...。
三男と向き合うなり、時子は女優への夢のことや三男へのありのままを伝える中...。
唐突にさおり(伊藤沙莉)が店の奥から現れて...。
以前、ファンと名乗って激励してくれた女の子が、安部米店の娘と初めて知った時子は、しばし呆然。 それでもすぐ我に返って、率直な気持ちを伝えるも...。
時子同様の我の強さの突出するさおりも、負けずに言い返し。互いに昂じて大喧嘩になってしまった。
すずふり亭には、秀俊(磯村勇斗)が休みを終えて久しぶりに戻った。
元治(やついいちろう)は気になって仕方ないまま、店の開店準備の仕込み時間の合間に、秀俊に矢継ぎ早に尋ねてみるものの...。
一方の由香(島崎遥香)は、実家に戻りたい気持ちの強まり...。
幼なじみのヤスハル(古舘佑太郎)のいる和菓子屋・柏木堂で働く決断。
直ちに知らせは、みね子たちの耳に入った。
時子と早苗とともに喜び合ったみね子は、そのままバー・月時計に集結。 遅れて加わった由香は、先の決断いきさつを告白へ...。
数日後、何気に雑誌を目にしたみね子は、人気女優・川本世津子(菅野美穂)のスキャンダルに驚愕そして茫然自失に...。
以前の父・実(沢村一樹)の一件での少々のわだかまりはあったものの、世津子を悪し様に書き立てる記事に、みね子はやり場のない怒りと何もできない自身に、激しく心を痛めた。
「ツイッギーそっくりコンテスト」とは...。
たしかに、あの加熱ぶりは、なかなかのものだった。
ツイッギー(Twiggy)...。
レズリー・ホーンビー(Lesley Hornby)という本名で、1949(昭和24)年9月19日生まれの、イギリスの女優、モデルおよび歌手。
16歳で当時のボーイフレンドかつマネージャーであるジュスタン・デ・ヴィルヌーヴの影響の下で有名になって間もなく、1960年代(昭和35年から昭和44年)のスウィンギング・ロンドンにおける「顔」と見なされ、その華奢な体型から「ツイッギー(日本語訳:小枝)」の愛称を得て、世界的な知名度と人気を獲得。
初来日は、東レ、トヨタ、森永製菓の3社合同招待にて、1967(昭和42)年10月18日17時、羽田にて。 マネージャー兼恋人であるデ・ヴィルヌーヴとともに、宿舎である東京ヒルトンホテルへ。
滞在中は森永製菓の「チョコフレーク」や「トヨタ・コロナ」のCM撮影、10月26日から11月8日までの第14回東京モーターショー顔見世、大阪の吉兆訪問、京都の時代祭の歓楽を終えて、11月8日に帰国。
やがて、成熟とともにデ・ヴィルヌーヴの元を去り、1971(昭和46)年のケン・ラッセル監督作品『ボーイ・フレンド』に出演し、女優および歌手としての活動範囲を拡大。 かの作品でゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。 以後は映画や演劇でさまざまな役柄を演じたという。
なお、結婚後の名は、ツイッギー・ローソン(Twiggy Lawson)。
あの当時は、2014(平成26)年12月12日金曜日発売の『新宿物語』(高部務/光文社)のような、ビートルズやツイッギーが日本の巷を賑わした1965年から1974年(昭和40年代)の新宿を舞台に、フーテン生活を送る大学生だった著者自身と、若者たちの生きざまが...。
一方では、2015(平成27)年5月23日土曜日発売の『わたしたちは、こんな服を着てきた ~久保京子の大人のおしゃれブック』(久保京子著・谷口秀夫イラスト/ディスカヴァー・トゥエンティワン)のような、1950年代後半(昭和30年から昭和34年)から2000(平成12)年以降の若者を中心とした女性ファッション史に観られる、当時の風俗や文化の変遷も...。
そして、「ツイッギー」の名をヒントに1971(昭和46)年より発売となった、【森永製菓 小枝 ミルク 44本×10入】、【森永製菓 小枝 クッキー&クリーム 44本×10入】、【森永製菓 小枝 モンブラン 44本×10入】、【森永製菓 小枝 プレミアム 梅酒48g×10入】、といった美味しさの変遷までも...。
あらゆる形で、現在そして近未来へ浸透することになるんだろうなあ。
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