べっぴんさん あらすじ ネタバレ 第18週
「守るべきもの」
1月30日月曜日より放送。
1960(昭和35)年7月頃...。
キリアス商品納入のメリアス工場から、生地の製造継続の困難ゆえに廃業するとの報せの手紙が、すみれ(芳根京子)の元に届いた。
すみれは、誰もが納得のいくキアリス商品をつくれなくなることを痛感。 早速、父・五十八(生瀬勝久)に相談の上、ともに状況確認のためメリアス工場訪問。
そして、生地の質の高さに注目したエイス社長の栄輔(松下優也)が工場を丸ごと買収したことを知るのに、時間はかからなかった。
直ちにすみれは、エイス傘下の工場製造の生地を分けられないかと栄輔に哀願。 しかし、無情にも一蹴されてしまった。
すみれは、新たなメリヤス工場での実験の繰り返しに尽力する日々...。
五十八はさくら(井頭愛海)を呼び出し、とある想い出の場所へ...。
ほぼ同じ頃、栄輔は側近・玉井(土平ドンペイ)とともに、大急百貨店内オライオン店舗の潔(高良健吾)に接触し、ある交渉の持ちかけへ...。
一方で、ジャズ喫茶ヨーソロー店員・五月(久保田紗友)が、ドラマーの二郎(林遣都)に置手紙を残して姿を消した。
ほどなく、大急百貨店内で勤務する五月の姿を、すみれが見かけるも、不穏な表情。 胸騒ぎのまま、明美(谷村美月)を連れて五月の元を訪ねたところ、五月が二郎の子を妊娠していることを知る。
すみれが、居場所のない身重の五月を案じて、家で預かることになるものの、二郎に想いを寄せていたさくら(井頭愛海)も、知ってしまった衝撃から、身を寄せていたゆり(蓮佛美沙子)の家より、姿を消してしまった。
すみれと紀夫(永山絢斗)は、早速ジャズ喫茶ヨーソローへ駆け込むことに...。
五月自身の今後の決断も気になるところだけど...。
かつてと違った栄輔の強硬な経営姿勢の行く末とは一体....。
岩佐栄輔とファッション会社・エイス社長、それぞれのモデルとされる、ヴァンヂャケット(VAN)・創業者の石津謙介氏の生涯に想いを馳せつつも...。
2010(平成22)年5月25日火曜日発売の『石津謙介 いつもゼロからの出発だった (人間の記録)』(石津謙介/日本図書センター)での、前身である石津商店を大阪市南区での1951(昭和26)年創業以来の歩みと飛躍と波乱...。
2014(平成26)年11月14日金曜日発売の『男たちへの遺言 永遠のダンディズム論』(石津謙介/東洋経済新報社)で記された、団塊の世代に贈る人生のエールとなる、「老いてこそお洒落」の極意...。
改めて目を通すことにするか...。
そして、氏も含まれる当時の"知られざる昭和裏面史"を描いたとされる、2014(平成26)年5月9日金曜日発売の『やくざと芸能と 私の愛した日本人』(なべおさみ/イースト・プレス)も...。
ドラマ本編におけるジャズ喫茶ヨーソローならではの光景を彷彿とさせるかのよう...。
最後に、あの栄輔の姿と独特の上昇志向、1956(昭和31)年10月より(日本では12月より)公開のアメリカ映画『ジャイアンツ』での、ジェームズ・ディーン(撮影当時24歳)演じるジェット・リンクと重なるかのよう...。
あの第一次世界大戦終了間もないアメリカのテキサス州の59万エーカーもの広大な土地を占める牧場における人間模様を皮切りに、以後30年に渡る一家の歴史を描いた一大叙事詩...。
同時に、女性の自立の問題や人種問題など、21世紀になった現在でも直面している問題に対して、先駆的な問題意識の投げかけも...。
となれば、残り2人の主役に当てはめてみると、永山絢斗演じる坂東紀夫がロック・ハドソン(撮影当時28歳)演じる牧場主ジョーダン・ベネディクト2世、芳根京子演じる坂東すみれがエリザベス・テイラー(撮影当時23歳)演じる東部の名門の娘・レズリー、といったそれぞれの立ち位置に???
2016-12-30 |
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