べっぴんさん あらすじ ネタバレ 第8週
「止まったままの時計」
11月21日月曜日より放送。
1946(昭和21)年5月、生還した紀夫(永山絢斗)は、誰からも喜びで包んでくれるものの、居心地の悪さを痛感するばかりだった。
自分の継ぐはずだった坂東営業部は戦時中に消滅、自分の不在の間に潔(高良健吾)・ゆり(蓮佛美沙子)夫婦が復活へ尽力、すみれも自身で始めた商売の楽しみでいっぱいに...。
特に、主婦たちの商売開始が、時間の止まったままの紀夫には、理解を超えているとさいなまれることになって...。
追い討ちとなったのは、初めて見る娘・さくらが父である自分ではなく、栄輔(松下優也)に懐く姿...。
仲間たちからの応援を背に商売を続けるすみれ(芳根京子)には、夫・紀夫の人間不信ぶりに困惑されられるばかりで...。
特に、紀夫から栄輔への疑いの鋭い眼差しには、恐怖かつ衝撃だった。
居場所を見つけられず職探しに出ようとする紀夫を止めるすみれは、嘆くばかり。
紀夫は、拘束されたシベリアの収容所での友による裏切りの日常茶飯事ゆえ、他人を安易に信じたくないと告白。 すみれは深い悲しみに...。
開店初日のキアリスは大盛況。
潔と栄輔も駆けつけるが、営業終了後に栄輔の来訪に喜ぶさくらが、思わず「お父さん」との呼びかけ...。
聞いてしまった紀夫は絶句...。
数日後、坂東営業部の事務所開き...。
戦前からの自社ブランド"オライオン"復活に伴い、潔は紀夫への会社継承を宣言。
しかし、継承の意志のない旨の紀夫の告白に、一同は衝撃...。
はどなく、オライオン復活の御披露目としてのファッションショー開催も決定し、ゆりからのファションョー披露の洋服の縫製をキアリスに依頼し、すみれと良子(百田夏菜子)と君枝(土村芳)と明美(谷村美月)の4人は快諾する。
一方、紀夫は未だ仕事を見つけられないままを気にかけ、五十八(生瀬勝久)が一喝。 家督譲渡のため紀夫を婿に取ったのに、坂東家当主にならないつもりか、と。
紀夫は再び坂東営業部に出勤。 しかし、キアリスの仕事を辞めてほしいとの言葉に、すみれは驚かされる。
坂東営業部開催のオライオンのファッションショーに関しては、披露する洋服の縫製のみならず、服を着るモデルまで、キアリスへの依頼となり、一同は喜びに...。
しかし、すみれだけは紀夫からの仕事を辞めろとの言葉に思い詰めたままだった。
二人の行く末を案じる栄輔は、すみれにとってその仕事がどれだけ大切かを紀夫に説明すべきと助言する。
肝心の紀夫は、ともに力を合わせれば往年の五十八と正蔵のような関係を築ける、との潔からの励まし。
それでも紀夫は、・・・周囲の期待からの重圧と・・・・自信のなさゆえに困惑するだけだった。
坂東営業部主催のファッションショー当日...。
モデルにはすみれの同級生・悦子(滝裕可里)や、坂東家本家の節子(山村紅葉)と静子(三倉茉奈)も加わり、最後にはすみれたち4人も登場...。
すみれは、自身のステージに立つのを面白く思わない紀夫を気にかけ、終了の挨拶に立つと同時に、夢を持つ大切さと仲間たちの尊さの訴え...。
紀夫は感動、すみれと心を通わせ合うことに...。
栄輔は、二人の姿を見届けた上で、潔にこれまでの礼を伝える、そのまま立ち去ってゆく。
すみれと紀夫が、とうとうよりを戻すことになって...。
ふと、2014(平成26)年11月1日土曜日より公開の『マーガレット』連載の稚野鳥子原作・浅野妙子脚本・山下康介音楽・武井咲主演の映画『クローバー』を思い出した。
この時の永山絢斗演じるは、恋愛オンチでピュアなOL・鈴木沙耶(武井咲)の未だに忘れられない中学時代の初恋の人・樋野ハルキ。
日頃叱責を浴びせるクールで頭脳明晰な超エリートの上司・柘植暁(大倉忠義)から、突然の交際申し込みからほどなく、かの初恋相手・ハルキとの再会での沙耶の揺れる心を描いたラブコメディーで、2人に関わる周囲の人たちそれぞれの"幸せの四つ葉のクローバー"さがしも加わって...。
『クローバー』と『べっぴんさん』とは、作風は違えど、「四つ葉のクローバー」の象徴する"希望"と"信仰"と"愛情"と"幸福"が...。
誰もが実感できること、祈りたいな。
2016-10-20 |
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