高良健吾 べっぴんさん 青春 激動 飛躍 大成
を、そのまま体現することになるんだろうなあ。
いや、俳優デビュー早々より、性格俳優・総合俳優といった姿、すなわち役どころによって、人間の内面に伴う一挙手一投足の振り幅の激しい、カメレオン俳優の姿が強く印象に残っているものだから、これからも良い意味で変わらないはず。
この年10月3日月曜日より放送開始のNHK朝ドラ『べっぴんさん』への出演...。
ここ最近の高良健吾といい、この度演じる戦前・戦中・戦後を生き抜く姿、以下の3作品が集約されているかのよう...。
あの2013(平成25)年2月23日土曜日より公開された、吉田修一原作・沖田修一監督脚本の映画『横道世之介』での主人公・横道世之介のように、陽気なお人好しで皆から愛されて、幸せをおすそ分けされる役どころ...。
2015(平成27)年2月14日土曜日より公開された、天童荒太原作・堤幸彦監督・大森寿美男脚本の映画『悼む人』での、巡礼する主人公"悼む人"こと坂築静人の事件や事故の現場を訪れての、犠牲者を悼む姿...。
同年6月27日土曜日より公開された、中脇初枝原作・呉美保監督・高田亮脚本の映画『きみはいい子』での、 主人公である小学校教師になって2年目の岡野匡の真面目さと優しさと献身ぶり...。
この度の『べっぴんさん』では、「坂東営業部」取締役・野上正蔵(名倉潤)の一人息子・潔で、ヒロイン・すみれ(芳根京子)の幼なじみを演じるという。
幼少より豪快ゆえの強さと優しさを併せ持つ他人への理解力に長ける兄貴的存在で、自己犠牲もいとわず、中でも戦後の混乱期における、「坂東営業部」存続のために方々を駆け回る傍ら、生涯にわたってすみれを支え続けるとか...。
いわゆる"無償の愛"なのかなあ、すみれとは"同志"のようなつながりに???
高良健吾のこれまでを振り返ってみれば...。
1987(昭和62)年11月12日生まれ、熊本県熊本市出身。
本人曰く、父親は旅行会社に勤め転勤族であったため、九州内での転居を繰り返す環境にあり、それについて反抗したり、少しだけ引きこもったことがあるとのこと。
熊本県の私立九州学院高等学校在学中に、熊本のタウン情報誌『クマモト』にスカウトされ、素人スタッフ兼モデルの一員として編集部に出入りするようになったことが、そもそもの始まり...。
当時から俳優業に興味があったため、それを知る同誌の副編集長から東京都の芸能事務所・テンカラット社長を紹介され、高校卒業と共に芸能界入り。
俳優デビューは、2005(平成17)年1月15日土曜日より全10話放送の日本テレビ土曜ドラマ『ごくせん』(第2シリーズ)の黒銀学院高校3年D組生徒役。
映画デビューは、2006(平成18)年10月14日土曜日より公開の『ハリヨの夏』。
以降、映画出演が多く続くことになる中、ドラマ出演の少ない理由は「連ドラで3か月スケジュールを空けるのが難しいからで、ドラマが嫌いというわけじゃない」とか。
そして、映画出演の過程で、素朴で実直な好青年や陰や棘のあるチンピラや顔役をこなすなどの"カメレオン俳優"として顔が、ほぼ定着...。
2008(平成20)年9月20日土曜日より公開の金原ひとみ原作・蜷川幸雄監督脚本・吉高由里子初主演のR-15指定映画『蛇にピアス』では、全身刺青で顔に15個のピアスをした青年の役を演じて、にわかに脚光(撮影にあたり特殊メイクを使用)。
2011(平成23)年には、1月2日日曜日から2月27日日曜日まで、東京及び他都市にかけて、あの1962(昭和37)年発表のイギリス小説家アンソニー・バージェスによるディストピア小説を原作とする、河原雅彦演出・小栗旬主演『時計じかけのオレンジ』で、舞台に初挑戦。
そして、あの2013(平成25)年、吉高由里子との二度目の共演となる主演映画『横道世之介』で、第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。
現在は、俳優業の傍ら、出身地である熊本市の「わくわく親善大使」を務めているとのこと。
高良健吾と言えば、やはり未だに2011(平成23)年4月4日月曜日から放送開始のNHK朝ドラ『おひさま』、5月30日月曜日より放送の第9週から最終週まで好演じた、ヒロイン・陽子(井上真央)の夫で温厚な丸山和成が、本当に強く心に焼き付いていて...。
和成のような物静かながらも芯の強い良き理解者ぶりから、『べっぴんさん』では、厚みを増したのかなあ。
あの放送終了から、約5年ぶりになるのか...。
二度目のNHK朝ドラ出演、これは嬉しいや。
2016-06-15 |
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