とと姉ちゃん あらすじ ネタバレ 第15週
「常子、花山の過去を知る」
7月11日月曜日より放送。
常子(高畑充希)は、伊佐次(唐沢寿明)経営の喫茶店を訪ねた。
早速、売れ残りの雑誌『スタアの装い』に関する相談を持ちかけるも、返ってくるのは容赦ない言葉ばかり。
理由としては、いずれも外国人や裕福な令嬢しか着ないような服ばかりの紹介ゆえに、その作り方を載せたとしても、今の時勢では材料を手にすることこ自体不可能とのこと。
常子は、伊佐次の真っ当な意見に圧倒。 編集長になってほしい旨を打ち明けるも、無情にも無視されるだけだった。
伊佐次の退出で途方に暮れる常子を気にかけた店員・関元(寺田農)は、自身の息子と伊佐次が戦友であること、伊佐次が結核を患い戦友を満州に置いたままの帰国を気に病んいることを、常子に告白する。
二人の想いを察しつつ、常子は後日改めて伊佐次の喫茶店を訪問。
苦労の絶えない最愛の母が女手一つで自分たち兄弟を育て上げた傍ら、『青踏』に載った平塚らいてふの詩による励ましから、明るさを得られたこと、人をも救う言葉の力を活かせる仕事に従事したものの、戦争を煽る怖い言葉の力を痛感したことを、伊佐次から打ち明けられる。
常子の涙ながらの退出ほどなく、忘れものに気づいた伊佐次は、それを届けに小橋家ヘ。
出迎えた君子(木村多江)は、伊佐次を大工と誤解。 何と雨漏りの修理を手伝わせて...。
常子は伊佐次と入れ違いに帰宅。早速母の非礼に気付くなり、詫びるために、再び伊佐次の元ヘ。
意外にも、伊佐次からは常子の雑誌の次号のみ手伝ってもいいとのことだった。
折しも、鞠子(相楽樹)と美子(杉咲花)による『スタアの装ひ』売れ残りの闇市販売に四苦八苦する中のでこと、何と鞠子に惚れ始めた正平(伊藤淳史)の尽力で、売れ残りが闇市の一つに置かれることに...。
伊佐次は、編集長としての作業開始早々より、相次ぐ指摘...。
中でも、最大の問題点としての洋服用の下着に関して、三姉妹は研究開始ヘ...。
やがて、花山伊佐次編集長による『スタアの装ひ』は、初版1千部の売り切れ。
喜びいっぱいの常子は、編集長の引き受けを伊佐次に懇願する。
しかし、伊佐次は無情にも一蹴。 さらに、同じことの継続は売れるなくなるゆえ、誰にも真似されない独創的な雑誌を目指せと忠告。
伊佐次が新たなるビジネスを手がけ始めた頃のこと、考え抜いた末の常子の結論は、日々の暮らしの知恵を具体的に伝える雑誌刊行だった。
花森安治をモデルにした花山伊佐次の再出発にまつわる紆余曲折...。
まず、満州での心の痛み、決して他人事ではない。
あのソ連軍侵攻に伴う敗走と混乱の長期化、虐殺とシべリア抑留...。
敗戦直後の日本国内以上の非惨さが....。
2010(平成22)年11月16日火曜日発売の『図説 写真で見る満州全史』(太平洋戦争研究会・平塚柾緒/河出書房新社)、に目を通してみるか...。
日本ヤマブドウに比べ、房と粒のやや大きめゆえに、爽やかな甘味と酸味があり、普通の葡萄に比べ鉄分が約2倍含まれている、満州ヤマブドウ100%果汁の【季(みのり) 100ml 10本セット】を味わいながら...。
そして、満州豚(まんしゅうとん)も...。
"満州豚"(?)と言えば、あの2014(平成26)年3月24日月曜日より放送のNHK朝ドラ『ごちそうさん』最終週「とんだごちそう」の、あのラストシーンが...。
第二次世界大戦中の1942(昭和17)年、当時の東条英機内閣総理大臣の方針に伴い、本土決戦に備えての日本ヘの移送に端を発して以来、長きにわたり磨きのかかった、【満州豚 豚ロース ブロック 500g】、【満州豚 豚肩ロース ブロック 500g】、【満州豚 豚バラ スライス 500g】、【満州豚 豚肩ロース スライス 500g】が...。
さらに、満州豚100%使用の超粗挽きの【満州豚ソーセージ】が....。
じっくり味わってみたいなあ。
新ビジネスを手がける花山伊佐次が、いよいよ...。
2011(平成23)年12月17日土曜日発売の『花森安治のデザイン 「暮しの手帖」創刊から30年間の手仕事』(花森安治・暮しの手帖社/暮しの手帖社)のような、すべてが手から作り出された時代を超えたデザイン...。
2016(平成28)年2月27日土曜日発売の『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』(津野海太郎/新潮社)での、常子のモデルある国民雑誌『暮しの手帖』社長・大橋鎭子とともに会社を立ち上げた創刊編集長・花森安治の天才的な男ぶり。
高校時代から発揮した斬新なデザイン術、会う人の度肝を抜く「女装」、家を一軒燃やした「商品テスト」など、ひとつの雑誌が庶民の生活を変え、新しい時代をつくる一連の流れ...。
2016(平成28)年4月8日金曜日発売の『花森安治の編集室 「暮しの手帖」ですごした日々』(唐沢平吉/文藝春秋)での、花森安治のきわめつきの頑固でワンマン、そして自由でしなやかな精神をもつ、天才肌の職人ぶり....。
もう一人の主人公もある花山伊佐次のすベてを踏まえてのデザイン、ますます気になってしまう。
2016-06-12 |
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