あさが来た ネタバレ DVD Blu-ray
この時放送中の大好評のNHK朝ドラ『あさが来た』も、4月2日土曜日にいよいよ最終回を迎えることになって...。
世に言う"あさロス"の蔓延しそうな予感の強まりに...。
なぜならば、豪商の豪華セットでの撮影はじめ、朝ドラと大河ドラマそれぞれのヒロインとして脚光を浴びて、名実ともに国民的女優となった宮﨑あおいとのダブルヒロインが象徴するように、豪華俳優陣を重要人物として登場させての物語の展開が、功を奏したんだろうなあ。
そして、全体を通しての、ヒロインのモデルである実業家・広岡浅子の実話を根底とした大胆な脚色も...。
ヒロイン・あさを演じる波瑠の亡き往年の名女優・夏目雅子を彷彿とさせる古風の日本女性の凛とした佇まいながらも、木登り大好きなおてんば娘さながらの強く前へ進んでことをなす姿の印象、瑞々しく輝いていて...。
同じように、あさを取り巻く周囲の人たちも、個性的かつ魅力的で忘れられないし...。
たとえ脇役であろうが、その場しのぎの出演にとどまらず、再登場や人伝による語りを通しての伏線回収によって、物語の展開に厚みをもたせるような描写で、満足のいく仕上がりになっているのは、本当に嬉しいもので...。
中でも、次女・あさは、台詞とナレーションに比重をおいている描写に対して、宮﨑あおい演じるもう一人のヒロインの長女・はつは、それに関連した内容を静かな仕草や表情での描写。
ドラマとしての深みは、はつが上回るのでは? といった錯覚(?)に陥るくらいに???
まさに、女性主人公による大河ドラマそのものだったかな。
嬉しいことに、すでに先月2月26日金曜日からDVD/Blu-rayの完全版が、順次発売開始に...。
第1弾となるBOX-1には、江戸幕府末期の京都の豪商・今井家のおてんばな次女・あさと、裁縫や箏が得意な慎ましい姉・はつ(宮﨑あおい)の、両親に決められた大阪のそれぞれの両替屋の許嫁の元に嫁いでからの、それぞれの明暗が、第6週まで収録されていて....。
幕末から明治維新の転換点における荒波の翻弄による影は際立ったとしても、決して明るさを失ってはなく、少しずつ希望を見い出していく描写が丁寧だったかな。
特に、はつの静かなる芯の強さが...。
そして、あさの盟友となる五代友厚(ディーン・フジオカ)との出逢いと心の交流も...。
4月22日金曜日発売のBOX-2には、加野屋の後継のはずの飄々とした遊び人のようなあさの夫・新次郎(玉木宏)の心の傷の再生の始まりの第7週から...。
嫁ぎ先の山王寺屋没落からの再生の始まりとなったはつと夫・惣兵衛(柄本佑)の絆と新天地・和歌山での再出発、買収した北九州の加野炭鉱でのあさと酒浸りの抗夫たちとのぶつかり合いと分かち合い...。
そして、五代友厚とのさらに深まる心の交流も...。
ここでは、文明開化と加野銀行創業間もない第16週までの紆余曲折が、なかなかの観応えだったかな...。
6月24日金曜日発売のBOX-3には、 成長するも反抗期の強く尾を引く娘・千代(小芝風花)と、家庭を顧みず(?)仕事に邁進する母・あさとの、それぞれの軋轢と葛藤を繰り返す第17週から...。
並行して、身内の仕事上の事故を契機とする生命保険会社・加野生命設立、日の出女子大学校創設に至るまでの人間模様が...。
最終週・第26週では、自立した女性としての道標を示すことに...。
最終回・第156回、華々しい大団円となるんだろうなあ。
いずれにせよ、・・本放送での最終回はもちろん、完全版すべて揃った上でのサイドの鑑賞、待ちきれなくなってきた。
いや、その前に、BSプレミアムでの4月23日土曜日の21時から22時半までの90分放送のスピンオフが...。
加野屋で中番頭を務める亀助(三宅弘城)が主人公で、妻・ふゆ(清原果耶)との結婚間もない頃のこぼれ話、珍騒動を交えたなかなかの面白い展開に...。
いかにして収束させるんだろうなあ。
2016-03-13 |
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