グループ魂 笑い 涙 雨のノーパン成人式 野音
この時は年の瀬...。
あともうそろそろで、2016(平成28)年が明けることになって...。
この節目のみならず、毎年のあらゆる節目節目においても、笑いあり涙ありながらも、乗り切りたくなってしまうものかなあ。
そういった想いの中、翌年2016(平成28)年1月6日水曜日に、あの感動がDVD/Blu-rayとして、いよいよ発売へ...。
あの暑い暑い8月29日土曜日、東京・日比谷野外大音楽堂で開催された、グループ魂結成20周年記念全国ツアー「グループ魂の納涼ゆかた祭り」ファイナル公演が...。
披露された楽曲は、あの20周年記念オリジナルアルバム『20名』のを中心に、合計21曲。
サポートミュージシャンには、念仏(ASA-CHANG)。 ゲストには、アニマル浜口、乱一世、遠藤ミチロウ、さかなクン、向井秀徳、荒川良々。
まさに大盛況だったなあ。
おなじみのメンバー出演のコントで幕開けとなって、終了後にはステージでのライトアップ。
そして、かのアルバムジャケットにも登場しているアニマル浜口がステージに現れての、ハイテンションでのライブの開会宣言。
1曲目の「アニマル浜口」に突入。 浜口はそのままステージに残ったまま、おなじみの「気合いだ!」という決めゼリフの雄叫びの繰り返し。
ヴォーカル・破壊(阿部サダヲ)のスリッパ投げも健在。 あの青いスリッパが美しい放物線を描きながら野音の上空を次々と舞うことになって...。
怒涛の勢いはとどまらず、「乱一世」では、「走れ 一世」というフレーズにあわせて、乱一世が実際にステージを駆け抜けて観客を驚かせることに...。
「遠藤ミチロウ」ではゲストヴォーカリストとして本人が登場。 メドレーで続けて演奏されたスターリンの楽曲「解剖室」をエネルギッシュに歌い上げて、テンションは一気に上昇。
"永遠の46歳"こと港カヲル(皆川猿時)の単独MCコーナーでの面白おかしさも、相変わらずだった。
浜口、乱、遠藤の登場に触れては、「本人登場3連発、すげえだろ! 今日はご本人にオンブにダッコでいこうじゃないか!」と叫んだと思えば、「おっぱい元気?」という恒例のコール&レスポンスで、観客の苦笑を誘いながらも、会場を力づくで1つに。
その後、おそろいの浴衣に着替えたメンバーがステージに現れてライブは再開。
「ラーメン二郎」「ウィリアム・カウパー」といった楽曲が続いて...。
「彦摩呂」では、破壊の「何これぇ! 味の郵政民営化や~!」などの楽曲中に登場するフレーズの連呼。 本家・彦摩呂さながらの甲高いシャウトには、本当に笑える。 もちろん、暴動(宮藤官九郎)のギターソロも、ますます高まって...。
演奏終了後のメンバー紹介では、大道具兼ハーモニカのバイト君(村杉蝉之介)が話し始めた途端、セミが大音量で鳴き始めるという奇跡的な瞬間が...。
メロウなサウンドが印象的な「楳図かずお」や、破壊、カヲル、バイト君の3人がマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるキレのあるパフォーマンスで魅せてくれた「職務質問」などが披露。
学ランに着替えたカヲルがステージに現れると彼を中心としたトークコーナー「皆川スポーツ」。 カヲルがメンバーを横一列に整列させては、それぞれにツアーの思い出の尋問と受け答え、なかなかの面白さ。
中盤が過ぎて、遠藤ミチロウが再びステージに登場。 自らの楽曲「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」を破壊とともに熱唱。
「東北の魂」では、この日のライブにパーカッション奏者として参加していた福島県出身の念仏(ASA-CHANG)が軽快なステップを刻みながらの太鼓叩きで喝采。
「欧陽菲菲」では、演奏の途中で、さかなクンがサックスを抱えてのステージ合流。 そして、自らの名前が冠された「さかなクン」で得意のサックスプレイの披露。
ロケ先から駆け付けたという彼に破壊が「ありがとう“ぎょ”ざいます!」との感謝の言葉をとともに、客席からも割れんばかりの歓声と喝采が...。
続くコントコーナー「向井徳次郎」では、ZAZEN BOYSの向井秀徳扮するシンガーソングライター“向井徳次郎”が、破壊扮するレポーター“なべあつし”、荒川良々扮する“バイトリーダー”とのシュールなコント。
ライブは終盤に突入。
「我々は下品な曲をやってナンボですから」というカヲルの一言を合図にバンドは「押忍! てまん部」「ペニスJAPAN」といったパンキッシュかつ下世話なナンバーを畳みかけるように演奏。
本編ラストランバーは、暴動が敬愛してやまない放送作家・高田文夫をテーマにした楽曲「高田文夫」を披露。
アンコールは、大人計画の小道具担当の佐藤涼子女史の日常を通じて、劇団およびグループ魂の内実を描いた「佐藤涼子~おかげさまで20年~」。
佐藤女史のステージ登場とメンバーからの相次ぐ要求に健気に応える姿には、大いなる喝采が...。
ダブルアンコールでは、破壊扮する歌舞伎役者・中村屋華左右衛門によるグループ魂の結成20周年についての祝辞。
しかし、袖に控えたメンバーから次々と茶々が入って一向に話が展開しないことに、中村屋はしびれを切らせてステージへ呼び出し。 「1人ひとり、笑いナシで感謝の気持ちを述べよ」と要求。
暴動は、20年やめなかったっていうのが正しいとの思い、これから先もやっていきたいと告白。
ベースの小園(小園竜一)は、2008(平成20)年発表のアルバム「ぱつんぱつん」を制作していた時期にバンドを脱退しようと思っていたと告白。
逆に、感極まったドラムス・石鹸(三宅弘城)とギター・遅刻(富澤タク)の涙。
「じゃあ、みんな泣き終わったと思うんで、最後はオナニーの歌やりましょうか」という破壊の言葉をきっかけに、バンドは「Over 30 do The 魂」を演奏。 遠藤ミチロウ、向井秀徳、さかなクン、荒川良々といったゲスト陣も呼び込まれて大盛況へ。
ラストナンバーは、NHK紅白初出場曲「君にジュースを買ってあげる♡」。
終了後には、ステージに残ったカヲルによる力強い三三七拍子。
あの2時間半、本当に熱かった。
これからの忘年会や新年会にも、うってつけの遊びが増えたかも???
なお、特典映像にはツアー、夏フェス、プロモーションを追っかけたドキュメント、「情熱三宅大陸 苦悩編」が収録。
こちらも楽しみだ。
2015-12-05 |
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