広瀬アリス ヒロイン 星籠の海 瀬戸内 幸
2016(平成28)年は、広瀬アリスの新たなる代表作の誕生する予感が...。
買いかぶり過ぎかなあ。
さかのぼること、2013(平成25)年1月1日火曜日放送のテレビ朝日『相棒 Season11』第11話の元日スペシャル「アリス」へのゲスト出演...。
当時演出を手掛けた和泉聖治は、広瀬アリスの印象を「本当に根性ある」とのこと。
あれから歳月は流れて...。
この時点[2015(平成27)年10月]において撮影中の映画では、ムードメーカーとして本当にかわいく演じてもらっているとのこと。 最後までこの調子で撮影できたらと、との想いが強まっているらしく...。
それは、推理作家・島田荘司の『御手洗潔シリーズ』の最終作としての、2013(平成25)年10月4日金曜日発売の『星籠の海(上)(下)』の映画化作品『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』。
広瀬アリス演じるは、この映画での女性オリジナルキャラクターで、天才的な頭脳を持つ脳科学者にして名探偵・御手洗潔(玉木宏)の大ファンの編集者・小川みゆき。
担当になるべく御手洗の勤務する大学に押しかけて数々の怪奇事件を持ち込む中、「次々と死体が流れ着く島」の知らせの出所である瀬戸内海・松山沖に浮かぶ興居島の湾での奇妙な事件に、御手洗が唯一興味を示したことから、ともに福山へ、古代より栄えた「潮待ちの港」こと鞆の町へ向かうことに。
しかも、御手洗たちの到着直後に発生した死体遺棄事件によって、鞆もまた不穏な気配を漂わせることに...。
やがて調査が佳境に入って、幕末に老中首座を務めた福山藩主・阿部正弘、かつて瀬戸内を制した水軍、それぞれの秘密に、ともに迫っていくということになるらしく...。
ただ...。
原作における御手洗潔の相棒は、共同生活を行う親友であり作家の石岡和己。
石岡和己といえば、この年3月7日土曜日放送のフジテレビ土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』で演じた、Kinki Kidsの堂本光一の姿を思い出したけど...。
この時点においては、正式のキャスティング未定。
しかも、映画化に際しては、島田氏と和泉聖治監督による大胆な原作再構築の方向。
まさか"大人の事情"あって出演できない???
いや、エンディングで"To be continued?"と続編を思わせるような表記のあったからには、何らかの形で関わることはあるはず???
そういった複雑な思いの交錯する中での、原作にないオリジナルの女性キャラクター登場...。
一体どのような相乗効果が???
島田氏曰く「天才探偵・御手洗潔が国内の事件を解決する最後の作品」との宣言、謳い文句とも言えるシリーズ集大成、氏が初めて故郷である広島県福山市を舞台に描いた作品...。
それらに惹かれたとあって、早速目を通してみたものの...。
失礼ながら感想としては、醍醐味そのものは実感できても、氏のこれまでの卓抜なトリック手腕は実感できず、ある種の群像劇かつ冒険活劇に...。
ほかには、時代考証のややずさんな描写はじめ、警察の全面協力体勢、偶然に発見される資料(おまけに登場人物が「見つかる時ってこんなものなんですよね!」との言い訳)、時間が間に合わなくなるとどこからか現れるヘリコプターや高速艇、都合よく通りかかって情報を与えてくれる第三者、といった御都合主義が際立っていて...。
それでも、あの『相棒』シリーズを手掛けた和泉聖治のこと、原作における反省点を活かすことになる(?)再構築によって、簡単な御都合主義には終わらせないはず。
2016(平成28)年は、福山市制施行100周年。
あの5月15日金曜日放送の毎日放送情報番組『ちちんぷいぷい』のお土産コーナーで紹介された、約370年もの歴史が...。
毎年5月からは、伝統漁法を基にした、鞆の浦観光鯛網が...。
【広島県鞆の浦産の魚屋さんの作った『あぶり鯛茶漬け』わさび味 3食X2パック】には、活き締めの鯛をその場で切り身にして、独特のタレで付け焼きした美味しさが...。
酒を飲んだ後や食欲が沸かない時、奥様のお昼ご飯や夜食にも手間を掛けず、すぐに食べられるのが、ありがたいや。
1949(昭和24)年より「阿藻珍味」による鯛ちくわをはじめとする自信作ばかりをセットにした人気商品【練りもの 鞆の浦セット】。
一番人気の「鯛ちくわ」には、真竹を芯に鯛の旨みをたっぷり詰め、分厚いすり身を焼き上げた、美味しさが...。
「からし」には、ししゃものすり身をベースに、唐辛子をピリリときかせた辛口の味付けをした天ぷら。
「ししゃも天」には、白身魚のすり身に魚の卵を入れた天ぷらで、柔らかな口当たりにプチプチとした食感が...。
「がす天」には、小魚(ネブト・天竺鯛)を骨ごとすりあげ、ゴボウを加えた旨みが...。
そして正月には...。
昔と今の中国山地と瀬戸内海に育まれた広島の美味を銀座ならではの創作和食仕立て、店内は鞆の浦などの歴史ある街を彷彿させる店内で知られる【「東京銀座 遠音近音」監修特大長形二段 輝希(42品目・約4,5人前)】が...。
新たな驚きを表現しようとの想いで、毎年素材の美味しさを堪能できるよう創意工夫を凝らしているという。
卵とスケソウダラの献珍に鰆を乗せて焼き上げた彩りの良い逸品の「献珍鰆珍巻き」、じっくりと味わってみたいなあ。
さらには、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に連続入賞となった創業100年の温泉町を代表する料理旅館「瀬戸内 景勝館漣亭」による【「瀬戸内 景勝館漣亭」監修おせち 美波(32品目・約3,4人前)】が...。
鞆の浦の極上の景観が、優美な飾りつけにも表現されているというから、目で見て味わえる楽しいひとときを過ごせそうな予感...。
タコの足を2本ずつ松葉状にカットした特製の照り焼き、タレで焼き上げた「タコ照り焼き」も、同じく。
心して存分に味わってみたくなった。
原作で満足できなかった御口直しとして...。
そして、映画化における完成度の高さへの祈りも込めて...。
とにかく、本編の公開が待ちきれないや。
2015-10-03 |
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