あさが来た あらすじ ネタバレ 第4週
「若奥さんの底力」
10月19日月曜日より放送。
あさ(波瑠)は夫・新次郎(玉木宏)の後押しあって、加野屋を守りたい一心から、諸藩への貸付金回収を当主・正吉(近藤正臣)に提案。 当初こそ、諸藩とのこれまでの信頼関係を理由に頑なだった正吉だったが、あさの真摯さに触れて折れることとなり、条件付きで受け入れることに。
ほどなく正吉は、諸藩の中でもつきあいの短い宇南山藩の貸付金回収を、あさに依頼する。
早速、宇南山藩の蔵屋敷に足を運んだあさだったが、案の定、門前払いの連続。 それでも、あさはあきらめずに日参して借金返済を迫るにつれ、宇南山藩の勘定方はついに根を上げるまでに。
正吉は、わずかな額ながらも貸付金回収に成功したあさに感服。 あさを働き手として認めることになった。
しかしながら、激動の時代の流れは無情なもの。
1867(慶応3)年10月14日の大政奉還、12月9日の王政復古の大号令による江戸幕府終焉、といった急激な変化に伴う混乱はとどまることを知らず...。
1868(慶応4)年1月3日、鳥羽・伏見の戦いが勃発。
新政府軍の掲げた錦の御旗により、旧幕府軍は敗退。 勢いに乗じた新政府は、上方の商人たちを二条城に召集する。
世にいう戊辰戦争の戦費の調達を目当てに、加野屋には十万両もの巨額な上納という法外な要求を突き付けられることに。
正吉は床に伏してしまい、代わってあさが生き残りをかけて金策に動き回った。
しかしながら、新政府の銀目廃止政策が、加野屋に追い討ちをかけることになってしまい、銀目手形の資金化に焦る商人たちに銀貨を放出しての資金繰りにが続いて、窮地に陥ってしまう。
あさは加野屋を救うべく、奈良の豪商・玉利の元に出向いて、粘り強い交渉の末、借金を確保、窮地を切り抜ける。
その頃、元号はすでに、慶応から明治に改元へ...。
あさの加野屋での初仕事は、諸藩の中でもつきあいの短い宇南山藩の貸付金回収とは、考えたもの。
宇南山藩は、もちろん架空の藩名。 ということは、かの宇南山英夫氏にあやかってのことかもしれないや。
すなわち、この時のあさを現代に置き換えるならば、1990(平成2)年10月発売の『企業会計原則精解<改訂版>』(宇南山英夫/中央経済社)に目を通しつつも、ことにあたって窮地を打開するかのような心積もり???
なお余談ながら、今年の場合、2002(平成14)年4月発売の『日商検定簿記演習 2級商業簿記』(宇南山英夫・三浦敬/中央経済社)を手にして、資格取得を目指す人たちがどれだけいるのか? つい気になってしまった。
そして、新次郎(玉木宏)の父で大坂の両替屋・加野屋当主・白岡正吉を演じる近藤正臣...。
大阪制作局のNHK朝ドラ出演は、2011(平成23)年11月3日月曜日より放送の『カーネーション』での泉州繊維商業組合の組合長・三浦平蔵。 2013(平成25)年9月30日月曜日より放送の『ごちそうさん』でのヒロイン・め以子(杏)の義理の父親で、捨ててしまう食材を活かし美味しい一品を作り上げる"始末の料理"の達人・西門正蔵。 といった、飄々かつ懐深い親分肌としての姿を魅せてくれて、これで三度目に...。
この第4週にて、あさを初めて認めた瞬間、そして不甲斐なくも床に伏してしまう姿、いかに魅せてくれるのかが、気になるところ...。
それでも...。
本人としての心はいつも、4月25日土曜日より公開された北野武監督の映画『龍三と七人の子分たち』で演じた一龍会若頭のマサに近いのかもしれない???
オレオレ詐欺で助長する半グレ集団の若者たちを成敗しようと世直しに立ち上がる老人たちの姿を描いたコメディ映画で、龍三親分(藤竜也)と昵懇の仲にありながらも、若頭どまりで組を持てなかった劣等感、なかなかのものだった。
正吉から見れば、新政府は半グレ集団にしか見えなかったりして???
2015-09-20 |
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