まれ あらすじ ネタバレ 第20週
「男たちのウィークエンド」
8月10日月曜日からの放送においては、"家庭のあり方"と"家庭の幸福"というものを、改めて考えさせられることになりそう。
一徹(葉山奨之)が元治(田中泯)に師事することになって、塩田での本格的な作業が始まった。
ほぼ同じ頃、洋一郎(高畑裕太)にお見合いの話が舞い込むことに。
かねてからの一子(清水富美加)への恋心から、当初は難色を示していた洋一郎だったが、相手の女性が洋一郎の見合い写真に一目ぼれしたという話を聞くなり、急遽受け入れて前向きになってゆく。
一方、女将修業中の希(土屋太鳳)は、自身がパティシエに復帰して、圭太(山﨑賢人)が親方として独り立ちするまで、子どもをつくらないとの心積もり。
しかし、一子から、どのような家庭をつくりたいのか、幸せな家庭とはどのようなものなのか、と尋ねられた希は、即答できないまま困惑するだけだった。
それぞれが葛藤を抱えつつも前へ進もうとする日々の中でのこと、徹(大泉洋)はかねてからなじみの「まいもん」店主・小野から、能登における希の洋菓子店開店準備の誘いを受けて、希には無断でことを進めてゆく。
すぐさま知ることになった希は怒り心頭、徹に猛抗議へ。
しかし、洋菓子店開店準備を真剣に進める徹の久々の活き活きとした姿を目の当たりにした希は、手厳しく言い切ることはできなかった。
徹の勢いはとどまることを知らず、自身が塗師屋の女将として働き、代わりに希をパティシエとして復帰させることを、すでに弥太郎(中村敦夫)と取り決めを済ませるまでに。
女将として働く徹の姿は、希はもちろん、圭太も困惑するばかりだった。
数日後、かつて徹が横浜で創業まもなく清算を余儀なくされた会社の元従業員4人が、再就職先の決まった報告のために、徹を訪ねて来て...。
早速徹は、これから能登で開く予定の希の洋菓子店の計画を披露。 能登の魅力を一同に語って聞かせることに。
誰もが満足そうだった。
元従業員4人がそのまま能登を去って間もなくのこと...。
町中至るところに、何者かによる悪意ある悪戯が、相次いで発生。 ほどなくそれは、元治の塩田や紺谷家の塗師屋までを巻き込んでしまう。
事態の推移を静かに見守っていた一徹は、徹に指摘する。 犯人は徹の清算した会社関係者ではないか、と。
一徹の推察が的中するかのように、徹宛への脅迫まがいのメールの大量受信が相次ぐことになって...。
高志(渡辺大知)がメジャーデビューを果たしてテレビ初出演も決まったことで、希と仲間たちは大盛況。
しかし徹は彼らの大盛況を気に掛ける間もなく、大量の脅迫メールを自身に送りつけた人物と連絡の取れたことあって、その人物と直接会うことに。
待ち合わせ場所で対面することになったのは、案の定、徹の清算した会社の元従業員の一人。 倒産による失業が原因で、信じて尽くしてくれたはずの妻との関係が悪化、妻は子を連れて出て行ってしまったという。
家族を失ってしまった話を聞かされた徹は、かの元従業員の暗い情念を抱えたままの許そうとしない表情に、責任を痛感。 詫びの言葉しか出なかった。
ほどなく徹は、非を詫びる手紙を家族に、自身の名前のみ記した離婚届を藍子(常盤貴子)に残して、また家出してしまった。
ふがない父に深く失望する希は、怒り心頭のまま。
見かねた元治が、徹の手で一生懸命に作成した希の洋菓子店の企画書を希に手渡すが、希は目を通そうとしなかった。
しかし、意外にも弥太郎と圭太からは、企画書に目を通すよう諭されることに。
一人きりになった希が、しばらくの後に目を通してみると、父から自身への深い愛情が...。
希の目から、涙が止まらなくなった。
"家庭のあり方"というものを、"家庭の幸福"というものを、深く考えずにはいられない切ない展開が、とうとう最後の最後にて...。
これで何度目の家出になるんだろうか...。
それでも、徹の一連の理解されにくい言動に関しては、すべては家族に対してはもちろん、幼少より夢嫌いにさせてしまった希に対する罪滅ぼしからか...。
高校卒業真近にパティシエの夢がよみがえったことが、希の再出発の第一歩だったんだろうなあ。
以来、夢を一時的にあきらめての輪島市役所勤務、再び夢がよみがえっての横浜・元町の「マ・シェリ・シュ・シュ」での修業を経てのスーシェフ昇格、恋愛にまつわる紆余曲折を経ての幼なじみの圭太との結婚、遠距離生活からの同居へ...。
この度の希のケーキ店の企画書、これまでの希の歩みを考慮に入れての集大成なんだろうなあ。
すなわち、父からの置き手紙として、希のふるさととなる場所へと変化させることになるのかもしれないや。
例えるならば、『まれ』製菓指導の辻口博啓による、2005(平成17)年7月発売の『スーパー・パティシエ 辻口博啓の新味和菓子』(ヴィレッジブックス)で和菓子の醍醐味に重きを置いて、2002(平成14)年5月発売の『辻口博啓 ティータイム・スイーツ』(パルコ出版)における感性を融合。
行き着くところは、今までの手作りスイーツの素にはない"上質感・本格感"を感じる、大人の方も満足できる手づくりスイーツ【ポッカサッポロ 辻口博啓監修 ごろっと果実のマンゴープリン 200gX32(8X4)箱入】といったところ???
2015-07-15 |
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