広瀬すず ちはやふる 競技かるた 上 下
はじまりは、人気少女漫画家・末次由紀原作による『BE・LOVE』(講談社)2008年2号からの連載で、2015(平成27)年4月13日月曜日時点にて、27巻刊行。
2010(平成22)年の「このマンガがすごい! オンナ編」第1位獲得の勢いあってか、テレビアニメ化へ。
2011(平成23)年10月4日火曜日から日本テレビ火曜深夜枠『ちはやふる』、2013(平成25)年1月11日金曜日から日本テレビ金曜深夜枠『ちはやふる2』として、テレビアニメ化されてそれぞれ全25話放送。
そして、時は流れて、翌年2016(平成28)年に映画『ちはやふる』が、すなわち3月に『上の句』が、4月に『下の句』が、それぞれ公開されることに。
監督は、2006(平成18)年6月中旬より公開の映画『タイヨウのうた』、2013(平成25)年12月中旬より公開の映画『カノジョは嘘を愛しすぎている』など等身大の若者たちを活き活きと描く青春映画に定評のある小泉徳宏。 本作では脚本も手掛けているとのこと。
ヒロインである府中白波会所属のA級選手・綾瀬千早を演じることになったのは、広瀬すずで、これが映画初主演。
これまでの代名詞であったショートボブをロングヘアに変えて、ビジュアルも新たに体当たりで役に挑んでいるらしいとのこと。
何よりも、"畳の上の格闘技"とも呼ばれる、百人一首を使った「競技かるた」をテーマにした青春群像劇が繰り広げられるとあって、ほかの出演者とともに、実在する「かるた会」にこの年3月中旬から週2、3回通い、1日最短3時間、長いときは6時間に及ぶ特訓を開始。 5月3日日曜日に撮影が始まっても、かるたのA級選手との個人レッスンを続け、足の甲や膝小僧をあざだらけにしながら役作りに励んだとか。
なお、ほかの出演者に関しても、気になるところ。
千早とともに瑞沢高校競技かるた部に所属する幼馴染で、府中白波会所属のB級からA級選手に昇格した負けず嫌いな性格。 物語の裏主人公である真島太一には、野村周平。
かるた部創立メンバーで、翠北かるた会所属のD級からC級選手に昇格した古典おたく。 百人一首や歌に関して造詣が深い大江奏を演じるは、上白石萌音。
顧問を務めることになる化学教諭で、"女帝"の異名を持つ宮内妙子には、松田美由紀。
千早とは同学年で永遠のライバルである京都府・津咲高校の生徒である、最強のかるたクイーン・若宮詩暢には、松岡茉優。
府中白波会の責任者で、千早と太一にとって師匠のような存在である、"知的な熊"の異名を持つ原田秀雄には、國村隼。
以上の実力派俳優との共演にあたって、広瀬すず自身、家族で百人一首をすることがあり、原作の大ファンということあって、「映画初主演はあまり意識せず、イキイキと一番輝いている千早として生きられるように頑張りたいと思います」との意気込み。
いわゆるエクステによるロングヘアであるものの、原作者の末次由紀も、広瀬すずを一目見て「(役の)千早がいる」と驚いたとか...。
この年2015(平成27)年に入って、広瀬すずの勢いは、ますます磨きのかかるばかり。
1月10日土曜日より放送の日本テレビ土曜ドラマ『学校のカイダン』では念願の連続テレビドラマ初主演を果たして、生徒会長・春菜ツバメを健気に演じて..。
6月13日土曜日より公開の是枝裕和監督の映画『海街diary』では、綾瀬はるかと長澤まさみと夏帆とともに"美人4姉妹"として競演し、第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にエントリーされて、レッドカーペットを踏んで...。
7月11日土曜日より公開の細田守監督・脚本・原作の劇場版アニメ『バケモノの子』では、渋谷の進学校で勉強している女子高生であり、熊顔のバケモノ・熊徹(声・役所広司)の下で育った九太(声・染谷将太)の人間界での師匠のような存在であるヒロイン・楓として声優初挑戦へ。
そして、『ちはやふる』。
由来は、小倉百人一首の撰歌「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」から。
末次由紀曰く「"勢いの強いさま"という"ちはやふる"の本当の意味を、主人公が知り表現していく物語なのだと思う」とのこと。
本公開では、いかに魅せてくれるんだろうなあ、ますます楽しみに...。
そして、まだまだとどまるところを知らない。
2015-06-22 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0