シャーロット・ケイト・フォックス ゴンドラの唄
まず初めに...。
3月28日土曜日にNHK朝ドラ『マッサン』の放送が終了して...。
NHK BSプレミアムにて、4月25日土曜日20時より1時間放送の前編『すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~』と、5月2日土曜日20時より放送の後編『たそがれ好子~女三人寄れば姦(かしま)しい~』のスピンオフドラマ放送の待ちきれない今日この頃のこと...。
ヒロインの亀山エリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックスが、いよいよCDデビューするという。
朝ドラ史上初の外国人ヒロインを獲得するための、あのオーディションを振り返ってみれば、物語にスコットランドの民謡がキーワードになることから「歌に自信のある人」も条件として求めていたこと功を奏したんだろうなあ。
1985(昭和60)年8月14日生まれで、アメリカのニューメキシコ州サンタフェ出身。
ヒッピー世代の両親の元に生まれ、子ども時代は家にテレビのない生活を送っていたという。
なお、祖母は『マッサン』で演じる役柄と同じくスコットランド出身。
サンタフェ大学の演劇ダンス専攻でBFA(学士)を取得したのち、ノーザンイリノイ大学で演劇専攻のMFA(修士)を修了。
以後は、演劇スクールのステラ・アドラー・スタジオNYなどで演技とダンスの学びを経て、女優としては舞台や独立系の映画を中心に出演を通して、キャリアを蓄積してきたとのこと。
そして、運命の2014(平成26)年時点で、ノースカロライナ州在住かつ既婚。
かの『マッサン』オーディションに関しては、サイトを見て知るなり応募したという。
本人としては、それまで日本に行ったことはなく、日本語も全く話せないまま臨んだオーディションだったものの、日本語の演技テストで、台詞の意味を理解した上での「ズバ抜けた演技」と「コメディセンス」を魅せたことで、日本国内232人と日本国外289人の応募者の中から、ヒロインに抜擢。
同年3月から家族と離れて東京に滞在し、5月のクランクインまでに日本語の語学特訓を受けて撮影に備えて、いよいよ本放送へ...。
結果としては、エリーが家事や身の回りの手伝いをしながら、幼少より親しんできた「Auld Lang Syne(蛍の光)」と「Comin' Thro' the Rye(故郷の空)」と「Home, Sweet Home(埴生の宿)」を口ずさむシーン、まさに子守唄(?)のように心地良い調べで...。
デビュー・シングルCDとは、4月29日水曜日に発売される「ゴンドラの唄」。
そう、あの11月6日木曜日放送の第6週・第34回、当時無職だった夫・政春(玉山鉄二)を支えるために、鴨居商店社長・鴨居欣次郎(堤真一)の頼みで、宣伝活動の一環としてのチンドン屋によるパフォーマンス。
そのチンドン屋の前面に出て、派手で艶やかな和装のエリーが華麗に歌い上げた歌が...。
あの時は政春が、エリーを見世物にしたとみなす雇い主と大喧嘩したために、フルコーラス聴き入ることはなかったけど、この度のシングル発売でじっくりと聴けるから、楽しみだ。
もちろん、日本の名曲を"日本語"で歌いあげたシャーロットとしては、日本文化の独自性と音楽への憧憬を、改めて作品に込めることができたとの満足な気持ちいっぱい。
なお、カップリングには、亡き坂本九の世界に向けての大ヒット曲だった「sukiyaki」こと「上を向いて歩こう」の日本語カヴァー。
さらに、3曲目のオリジナル曲「Drained The Day Away」では、作詞作曲も手がけているとのこと。
音楽プロデューサーには、シャーロットが「彼のSNSを常にチェックしていた」というほどのファンだったという日系アメリカ人シンガー・ソングライターのKishi Bashi(キシバシ)。
2月末から3月頭にかけての来日公演にシャーロットが飛び入り参加したことがきっかけで、この度のコラボレーションが実現したという。
10月からはアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで、ロングランミュージカル『CHICAGO』の主演を務めることが決まっているだけに、女優として歌手としての良き触発となるんだろうなあ。
これからのシャーロットの、アメリカと日本それぞれの活躍と飛躍と大成を祈って...。
2015-04-02 |
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