まれ あらすじ ネタバレ 第1週
「魔女姫バースデーケーキ」
3月30日月曜日より放送。
これからにおける"まれ"に見る物語の始まりは、能登半島の片隅にある小さな漁村・外浦村(そとらむら)での夏から...。
小学5年生の女の子・希(松本来夢)と父・徹(大泉洋)と母・藍子(常盤貴子)と弟・一徹の津村一家が引っ越して来て...。
そう、一家はこれまで10年間過ごしてきた東京から、夜逃げ同然で外浦村へ来たのだった。
徹は、いわゆる夢追い人で、娘が大きな夢を持つように"希(まれ)"と名付けた想いとは真逆に、夢を追うばかりで定職につかないまま、興した事業が失敗して自己破産してしまって...。
不運にも、肝心の住む予定だった新居に着いて早々、家主の事情が変わって入居拒否。
やむを得ず一家は、旅館を改築した桶作文(田中裕子)の家に居候へ...。
当の希は、父・徹を反面教師にして育った、堅実で地道を極めた子どもだった。
明くる日より、文の夫で代々から受け継ぐ塩田職人の元治(田中泯)に、揚げ浜式の塩作りを教わることに。
地道な作業を繰り返す塩作りは、地道な性格の希の心をとらえてゆくことになって、元治に心を開いてゆく。
その二人様子を察した徹は、伝統の塩作りに商機を見い出すなり、塩作りによる金儲けの相談に元治の元へ。
しかし、女性がよく働き男性が楽をすると言われる「能登のとと楽」を地でいく働き者の女性の目は厳しいもので、不審に思った元治の妻・文から一喝されてしまった。
前後して、希は近所の子どもたちから、外浦村の夏祭りの出し物の一つである、子供相撲大会の練習に誘われた。
しかし、聞き慣れない能登の言葉ゆえに、希は地元の子どもたちと、なかなか馴染むことができないままで...。
地元の子どもたちと馴染むこともできず、文に嫌われて家を追い出されまいと健気に気遣うくらい、子どもらしさの見られない希を心配して、元治は尋ねた。
「大人になってから叶えたい夢はないのか」
希の夢は、ケーキ職人になることだった。
5年前に父・徹の買ってきたバースデーケーキの美しさに心を奪われたことがきっかけだったという。
しかし当時は、バブル経済の崩壊から間もない頃、懲りもせずに夢を追うばかりで、家計を顧みず家族に迷惑をかけてばかりの父の姿から、夢を嫌いになってしまって...。
元治は、バースデーケーキの贈られた時の希と囲む家族が幸せだったことを実感した。
一方の徹は、文を怒らせ娘・希を落胆させてしまったことを心から反省、改心して元治の塩田を手伝うことに。
しかし、文は津村一家に出て行ってほしいの一点張り。
追い出されたら行くあてもない厳しさを実感する藍子は、住まわせてほしいと懇願するが、文は聞く耳を持たないまま。
元治とのふれあいで気持ちを持ち直した希は、近所の子どもたちと馴染めるよう、能登言葉の特訓へ。
しかし、思いのほか難しいもので、悩まされるばかりだった。
悶々とする中、自身と同じように思い詰めた一人の少年と、初めて出逢うことに。
名は紺谷圭太(山崎祐馬)。
これが運命の出逢いであることを、二人はまだ知る由もなかった。
毎年恒例の夏祭りが近づきつつある中、肝心の山車の担ぎ手が充分に集まらない。
夏祭りの開催が困難な状況になって...。
夏祭りをこよなく愛する元治の落胆ぶりを察した徹は、塩田の仕事を放り出して、夏祭り開催のために方々を奔走し始めた。
一方、藍子は触れてはいけない話題に触れてしまうことに。
元治と文の間には息子が...。
しかし、両親との間に確執を抱えることとなって、家出してしまったという。
夜になって、希は意を決して久しぶりにデコレーションケーキを作ってみた。
ところが、泥酔して帰宅した徹に潰されてしまって,,,。
心の糸の切れた希は激怒、家出してしまった。
藍子も徹の醜態ぶりに呆れてしまうばかり。 しかし、夏祭りをこよなく愛する元治を好きな希のために、方々を奔走していたこと、思いを遂げられずに悔しかったことを知ってからは、陰ながら理解するようになってゆく。
勢いのまま家出した希だったが、村の放送で夏祭り存続の会議の開かれることを知って...。
急遽、家出を取りやめて会議の開かれる会場へ向かった。
間もなく会場に着いて早々、近所の子どもたちから余所者呼ばわりされた希は、怒りにまかせて言い返した。
しかも、希の口から出てきたのは、完璧な"能登言葉"...。
皆は呆気にとられてしまった。
第1週で"チビ希ちゃん"を演じた松本来夢、役どころと同じように成長を実感することになるのかもしれないや。
またまたNHK発の名子役誕生の瞬間を垣間見ることになるのかなあ。
疎外感を実感しつつも自身の居場所を見つけ出そうと、能登言葉を猛特訓する姿、多くの人たちの心に強く焼きつく予感が...。
振り返ってみれば、2013(平成25)年4月1日月曜日より放送開始早々より社会現象となったNHK朝ドラ『あまちゃん』では、岩手県久慈市の小袖での海女の口にする驚きの言葉「じぇじぇじぇ」が、その年の流行語大賞を受賞。
2014(平成26)年3月31日月曜日より放送のNHK朝ドラ『花子とアン』では、甲州地方での言葉「てっ」「こぴっと」にいくらか心躍らされて...。
もしかしたら、この度の『まれ』では、能登言葉における驚きの表現も、流行語大賞受賞もあり得るのかなあ。
過大評価しすぎか...。
前年2014(平成26)年9月18日木曜日発売の『徳沢愛子金沢方言詩集―もってくれかいてくれ(新・北陸現代詩人シリーズ)』(能登印刷出版部)か...。
物語の進行とともに、しっかりと目を通してみようっと。
もう一つの見所は、文の夫・元治の塩田職人としての仕事ぶりが...。
夢見がちな父・徹を反面教師にして育った希の、たとえ気の遠くなるようであっても堅実な仕事に価値を見い出してしまう姿も垣間見ることにもなって...。
とともに、見応えのある仕上がりになる予感が...。
津村一家の移住先である外浦村として、撮影の敢行された珠洲市での塩づくりは、現在でも引き継がれており...。
能登の海のミネラルたっぷりの【能登半島の珠洲の塩 3点セット 50gx3袋】か...。
流下式塩田法により海水を濃縮し、それを炊きあげて仕上げた海水100%の純粋な塩として、窯の上層部を最初に取り上げた「一番釜」。
能登半島の三年物の青竹に塩を詰め込み、炭焼き職人が昔ながらの窯で三日三晩焼き上げてほぐした"黒い塩"で、辛味が少なく焼肉・お刺身などにおすすめの「竹炭塩」。
能登の梅と紫蘇のエキスに、塩を漬け込み、天日に干し、乾燥させたピンク色に仕上げた塩で、わずかな酸味があって、おにぎり・天ぷらなどの相性は抜群。 特に、苦味ある山菜の天ぷらにおすすめの「桜塩」。
元治の作り上げた塩も、これに近いのかなあ。
日々の食卓にして、能登と『まれ』に想いを馳せてみたくなった。
最後に、能登における一番の魅せ場となる夏祭り、物語ではいつ頃に観られることになるのかなあ...。
永遠に受け継がれることを祈って、能登の地酒「大江山」と蔵元所有の能登町の農園で育った梅と紫蘇で作ったやわらかな紫蘇梅酒【しそ梅酒 「夕梅 ゆううめ」 720ml】で乾杯だ。
1868(明治元)年より、能登町(旧・内浦町)松浪で能登杜氏により代々受け継がれてきた「松浪酒造」の酒造りか...。
代表銘柄である「大江山」は、先祖が京都の大江山より「酒呑童子のごとく豪快に酒を呑んで欲しい」と願い名づけられたという。
水は百年以上守り続けている蔵の中の軟水の井戸水を使用。 現在でも昔ながらの道具を大切に使い、手作りの極寒仕込み。
大切にしたいもの。
2015-02-28 |
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