マッサン あらすじ ネタバレ 第24週
3月16日月曜日より放送。
時は1948(昭和23)年、あの終戦からほどなくして進駐軍との取引を始めた政春(玉山鉄二)の工場の経営は、安定し始めてゆくことに。
その進駐軍との取引がきっかけでエマ(木南晴夏)は、進駐軍の事務所の職員として働き始めており、ほぼ立ち直りつつあった。
折しも、ウィスキー価格の販売自由化が決定。
政春は、15年にわたって充分に熟成の進んだウィスキーを廉価で販売する決断を下す。
一方で熊虎の義弟・西田進(螢雪次朗)は、身寄りのない人たちを雇ってもらえないかと、政春に相談。
政春はその人たちを住み込みで働かせることを決断。
それからしばらく、広島に住む政春の姉・岡崎千加子(西田尚美)の第3子・悟(泉澤祐希)が、シベリアから復員し、そのまま政春の工場で働き始めることに。
身寄りのない工員たちと住み込みで日々を過ごすことになるものの、シベリアでの過酷な体験で心を病む悟は、幻影に苦しめられる。
そして、工員の一人と諍いを起こしてしまって...。
悟からシベリアでの過酷な体験を直に聞かされた政春は、出資者から命令されていた三級ウィスキーの製造を決意した。
三級ウィスキーを"命の水"として、傷ついた人たちの心を癒やすことを願って...。
早速、政春は悟とともに三級ウィスキーづくりを開始。 春は悟にブレンドやテイスティングを指導。
悟はウィスキーづくりの面白さに目覚めてゆく。
一方、進駐軍の事務所で働くエマは、アメリカに渡って通訳として働いてみないかとの誘いを受けることに...。
エリーの強い勧めもあり、エマは意を決して通訳になるための面接に挑む。
日は流れて、政春の工場で働く悟を亀山酒造に迎え入れるため、千加子が父・政志(前田吟)とともに訪ねてきた。
亀山家の面々との再会の喜びに満たされたものの、政春は自分の仕事がどのように評価されるのかが、気がかり。
しかし、政志からは、妥協せずに信念を貫け、自分の理想とするウィスキーづくりを目指せ、と励まされた。
その上で政志は、悟を政春の工場で修業させることを決意。 明くる日より政春と悟は、三級でありながらも妥協しない品質を目指したウィスキーづくりを、本格的に目指し始めることとなった。
政春は懸命に取り組んだ。
しかしながら、試行錯誤を重ねても、納得のいく風味を得ることのできないまま...。
政春の苦難を察した政志は、"味の肝"をつかめと叱咤激励。
政春は原酒のテイスティングを初めからやり直すことを決意した。
改めて取り組んだ結果、香りの濃厚な原種を発見。 その原酒を仕込んだ者の名を見て、政春は驚かされる。
こうして、政春の三級ウィスキーは、ついに完成。 北海道の酒問屋を集めての試飲会が開催される運びに。
香料も着色料も使用しない上質な味わいは高評価を獲得することに。
その試飲会には、かつて鴨居商店勤務時代のウィスキーを酷評した大阪の大手百貨店の社長・澤田(オール巨人)も出席しており...。
三級ウィスキーの試飲会は、盛況のうちに終焉を迎えることに。
その様子を温かく見届けた政志と千加子は、広島へ戻っていった。
その頃のエマは、アメリカに渡って通訳をするための面接試験を受けている真っ只中にあった。
この第24週より、成長した千加子の第3子・悟が登場。
悟を演じる泉澤祐希と言えば、この時放送中のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の、1月25日日曜日放送の第4回と、2月1日日曜日放送の第5回での、吉田寅次郎のちの松陰(伊勢谷友介)の徒弟・金子重輔の切なくも儚げな姿が記憶に新しいせいなのかなあ、その時と同じように、涙を誘われずにはいられない展開で、魅せられてしまいそう。
というのも、8歳よりセントラルグループ・セントラル子供タレントとして、テレビドラマを中心にした活動で磨きをかけて、2008(平成20)年に年齢層の厚い俳優陣が所属する事務所、すなわち性格俳優かつ総合俳優の育成に定評あるアルファエージェンシーに移籍したことが、大きく好作用しているのかなあ。
特に、子役時代の忘れられない作品として、2004(平成16)年4月16日金曜日より放送の岡田惠和脚本のTBS金曜ドラマ『ホームドラマ!』。
東南アジアツアー中の事故で愛する者を亡くした人たちが同じ一軒家に住み家族を作って行く奇妙な共同生活を中心とした、タイトルの『ホームドラマ』の意味通り、家族の意味を問うヒューマンドラマ。
主人公は、リフォーム会社「大槻ホーム」勤務・井坂 将吾で、演じるは堂本剛(KinKi Kids)。
幼少時に両親を亡くし祖父に育てられたものの、拗ねて不良になり暴れていたため祖父の死に目に会えなかった負い目から不良人生に終止符を打ち、真面目に生きる決意を固めた一本気な性格の熱血漢ゆえに、「家族」に対する想いの強い役どころだった。
新婚旅行中に事故に遭い、最愛の新妻・亜由美(岡本綾)と彼女の妊娠していた子供を失ってしまい、慰霊祭で再会した遺族達に「この痛みを分かってくれるのはこの人達しかいない」と思い一緒に暮らす提案を出すことになって...。
泉澤祐希演じたのは、小学5年生・青山宏樹で、事故で両親を亡くした後に、祖父母に引き取られる役どころ。
この頃から、あどけないながらも憂いを秘めた目が印象的だったなあ。
なお、余談ながら、『マッサン』北海道篇より、理容師・中島三郎(温水洋一)の妻・チエを演じている酒井若菜は、事故の生存者・原口仁美を演じていて...。
不倫相手の上司との旅行中事故に遭い、自分だけが生き残ったものの(本人は「他の遺族たちと違い、自分は被害者であり加害者でもある」と語っている)、それが原因で不倫をしていたことが公になり、職場である家具店を退社する役どころだった。
さらには、『花燃ゆ』のヒロインで吉田松陰の実妹・杉文を演じる井上真央は、事故で弟と両親を亡くし自分だけが生き残った高校生・長峰翔子を演じていて...。
事故の影響でバス恐怖症となり、バスに乗れなくなった役どころ、切なかった。
いずれにせよ、傷ついた人たちの心を癒やすことになる第24週、見逃せないものに...。
2015-02-25 |
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