流星ワゴン 幽霊 黒ひげ危機一発
あの重松清原作作品に幽霊を登場させるとは、まさに意外といったところかなあ。
2015(平成27)年1月18日日曜日、TBS日曜劇場『流星ワゴン』が気になる今日この頃のこと..。
その物語とは、冒頭からまさに荒唐無稽の展開...。
主人公・永田一雄(西島秀俊)は、半年前にリストラを宣告されて、家庭は崩壊寸前。
妻・美代子(井川遥)からは離婚を切り出されて、息子・広樹(横山幸汰)は中学受験の失敗から家庭内暴力。
小遣いほしさに訪ねるようになった、ガンで余命いくばくもない父・忠雄(香川照之)とは、長年の確執ゆえに心から最後の最後まで向き合えないまま。
残るは、「死にたい」と漠然とした気持ちだけ。
あてもなくさまよう一雄が出会ったのが、ワインカラーのワゴン車に乗った橋本義明(吉岡秀隆)・健太(高木星来)親子。
5年前に亡くなっているはずの親子がなぜと困惑しながらも、一雄は「大切な場所」へ連れて行くとする橋本親子に導かれるかのように、タイムマシーンとなったワゴン車に乗せられて、過去の大切な場所をめぐってゆくことに...。
逆境に陥ってしまった中年男性の時空を超えた成長物語なのかなあ。
2001年1月号から12月号まで講談社の月刊小説誌『小説現代』に連載され、2002(平成14)年2月上旬に講談社から単行本が刊行されたことに始まって...。
直木賞受賞後初の長篇として、2002年度の本の雑誌年間ベスト1となり、2005(平成17)年2月中旬には講談社文庫版も刊行...。
それに伴うかのように、2005(平成17)年に劇団銅鑼にて舞台化・初演から数回の上演を経て、2011(平成23)年に演劇集団キャラメルボックスにて舞台化へ。
いくらかの歳月を経て、この度のドラマ化へ...。
何よりも、TBS日曜劇場での放送、重松清原作、福澤克雄演出、西島秀俊と香川照之の何度の共演か...。
つい思い出してしまった。
2009(平成21)年10月より放送の『JIN-仁-』、
2011(平成23)年4月より放送の『JIN-仁- 完結編』、
2013(平成25)年1月より放送の『とんび』、
2013平成年7月より放送の『半沢直樹』、
2014(平成26)年4月下旬より放送の『ルーズヴェルト・ゲーム』...。
これらの作風が融合された集大成とでも???
そして、2月13日金曜日に発売されることになる関連商品。
【黒ひげ危機一発 日曜劇場「流星ワゴン」ver.】は、ドラマに登場するカズこと一雄とチュウさんこと忠雄の親子の記念写真をモチーフにデザインしたポストカードのオマケ付きで、必須アイテムとなりうる「黒ひげ危機一発」の特別仕様。
【日曜劇場「流星ワゴン」朋輩(ほうばい)ライトストラップ&クリアファイルセット】は、カズとチュウさんの乗っている「流星ワゴン」オリジナルストラップと二人の記念写真をモチーフにデザインしたクリアファイルのセット。
購入した後は、本放送も佳境に入り始めて、懐かしさと切なさを噛みしめながら、いろいろと想いを馳せることになるんだろうなあ。
「流星ワゴン」と「黒ひげ危機一発」とカズとチュウさんの記念写真か...。
ドラマの中でいかに描写することになるのか、ますます気になるところ。
いずれにせよ、本放送が楽しみになってきた。
2015-01-01 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0