浜田省吾 夢のつづき アゲイン 28年目の甲子園
つい郷愁を誘われてしまうなんて、やはり年のせい???
というのも、浜田省吾にせよ、重松清にせよ、"旧き良き昭和"の香りによる心地良さを実感させてくれるものが多いものだから...。
まず、『小説すばる』(集英社)の2012年5月号より連載が始まって以来の重松清の最新作となる『アゲイン』から...。
日本の高校野球OBたちの出場するアマチュア野球大会・マスターズ甲子園を目指す中年男性たちをめぐる人間模様、それぞれの思いには心響くものがあって、とにかく毎月の楽しみの一つだった。
やがて、この年2014(平成26)年12月16日火曜日に、文庫本『アゲイン 28年目の甲子園』(重松清原作・大森寿美男編集/集英社)として発売されるなり、すぐに購入してみて、読んでしばらく感無量の心地に...。
しかも、喜ばしいことには、2015(平成27)年1月17日土曜日より、映画『アゲイン 28年目の甲子園』として全国東映系にで公開されるという。
監督・脚本は大森寿美男、主人公となる中年男性の一人を演じるは中井貴一。
事情あって離婚した妻が亡くなり一人娘・沙奈美(門脇麦)とも絶縁状態となったことで、仕事に張りのないまま46歳となった元・川越学院高校野球部キャプテン・坂町晴彦(中井貴一/工藤阿須加)の元に、かつてのチームメイト・松川典夫(太賀)の娘で、マスターズ甲子園学生スタッフとして働く女子大生・戸沢美枝(波瑠)が訪ねてきたことから始まって...。
離婚以来長年音信不通だった父・典夫が前年2011(平成23)年3月11日金曜日の東日本大震災で死亡したことに伴って、遺品を整理したところ、坂町はじめ46歳の元ピッチャー・高橋直之(柳葉敏郎)らチームメイトに宛てた27年分の年賀状の束を見つけたとのこと。
美枝自身の、毎年書きながら一度も出さずにいたのはなぜかを知りたい想いと、28年の時空を超えての大会への参加を勧める気持ちが、周囲の人たちを動かしてゆく流れの展開に...。
さらに、映画の公開とともに喜ばしいことは、あの浜田省吾が主題歌を手掛けるということ。
自身も元高校球児であった想いから、2005(平成17)年よりマスターズ甲子園大会テーマソングとして 「光と影の季節」 を、甲子園キャッチボール親子編・プログラムテーマソング として「I am a Father」を、それぞれ提供して以来、大会へコメントを寄せるなどの交流が続いているという。
そして、2005(平成17)年以来の10年ぶりの書き下ろしの新曲「夢のつづき」が、EP『Dream Catcher』として2015(平成27)年1月14日水曜日に発売へ...。
浜田省吾による作詞・作曲となる劇中使用の全収録楽曲は、以下の通りに...。
1. 「Prelude to "Dream Catcher"」
※インストゥルメンタルのオーバーチュア
2. 「夢のつづき」
3. 「光と影の季節」 (2015 Version)
4. 「I am a Father」 (2015 Version)
5. 「BASEBALL KID'S ROCK」 (2015 Version)
6. 「君が人生の時…」 (2015 Version)
※浜田省吾自身がこの映画のイメージに寄り添う最後の楽曲として選曲。
いずれにせよ、1月14日水曜日のEP発売と、1月17日土曜日からの映画公開、待ち遠しくなってきた。
2014-12-17 |
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