グループ魂 アルバム DVD Blu-ray
あの独特の臨場感は、一体何なんだろうか?
時折そのように気になる日々において、とうとうその時がやってきた。
そう、あの1995(平成7)年に松尾スズキ主宰の劇団大人計画の俳優たちにより結成されたパンクコントバンド・グループ魂が結成されてから、翌年2015(平成27)年で20周年に...。
その布石としてか、この年2014(平成26)年10月29日水曜日、ベストアルバム『グループ魂のGOLDEN BETTER ~ベスト盤じゃないです、そんないいもんじゃないです、でも、ぜんぶ録り直しましたがいかがですか?~』が発売されて間もなく、購入することになって...。
まさに、アルバム名に恥じぬ選曲でバンドの歴史と今を知ることができるアルバムだった。
かの大人計画で培われてきたコントらしいコントがなかったのは、少々心残りなものの、収録各曲いろいろとネタが仕込まれたのは、嬉しかった。
本当に、過去作すべてを聴いてきたファンなら噴き出してしまいそうな箇所がいくつもあって...。
特に、16曲目の「 「卒業」からの卒業」、忘れられない。
失礼ながら、初めて耳にしたファンよりも、しばらく聴いていないファンにオススメ、というところかなあ。
もちろん、DVD収録の「本田博太郎"magical mystery UPAAAAAAAAA!!!!!"」「君にジュースを買ってあげる
」「嫁とロック」「おかあさん」「ラブラブエッサイム'82」「べろべろ」「だだだ」も観ごたえあるもの。
いずれにせよ、その年がめぐれば、改めて感動することになるのかもしれない。
改めて、結成から振り返ってみるとして...。
当初のメンバーは、暴動(宮藤官九郎)・破壊(阿部サダヲ)・バイト君(村杉蝉之介)のトリオ編成。
ギターを使ってシャウトする漫談スタイルのコントグループとして活動を続けて、渋谷公園通り劇場、日本テレビお笑い番組『笑点』などにも出演していたとか...。
結成2年目の1997(平成9)年から、ギター、ベース、ドラムを加えたバンド編成に。
バンド名の由来は、ARBの「魂こがして」からによるもので、"グループ"を入れた理由は、「自分たちのことを"グループ"と言う人はいない」ことから。
幾度かのメンバーチェンジを経ての現在のメンバーは...。
コントグループ時代のギター兼ツッコミ担当の暴動はそのまま、作詞・作曲も担当して...。
コントグループ時代のツッコミを現在も多用し、ツッコミの道具であったスリッパはバンドのトレードマークとした破壊はヴォーカル。
コントグループ時代のボケ担当のバイト君は、大道具とハーモニカ。
"永遠の46歳"こと港カヲル(皆川猿時)は、MCとヴォーカルで盛大に賑わせてくれる傍ら、作詞も担当。
遅刻(富澤タク)は、ギターと作曲と編曲。
小園(小園竜一)は、ベースと作曲。
石鹸(三宅弘城)は、ドラムと作詞・作曲。
メジャーデビューは2002(平成14)年、アルバム『Run魂Run』から。
作詞およびコントの台本はほとんどを宮藤官九郎が手がけて、内容はギャグや下ネタ、中年の哀愁など、ドラマや映画の作風にも通じる独特のセンスに基づくもの。
やがて、結成10周年の2005(平成17)年末、第56回NHK紅白歌合戦に初出場。
なお、メンバーのほぼ全員が、俳優、作家、飲食業などの兼業ミュージシャン。
かねてから各々の本業が忙しいために、現在もシングルとアルバム発売の間隔が空くこともしばしば。
パンクコントバンドとしてのグループ魂の魅力を、より堪能したいのならば、特に2011(平成23)年、結成15周年記念全国ツアー「客VS俺! どっちがスケベか競争しようか15番勝負」のファイナルとして初の日本武道館公演を成功させたDVD/Blu-ray『グループ魂の決勝戦!日本武道館』が最高。
3時間もの長丁場で、一所懸命バカやって、笑って、泣いて、それでもって演奏は大崩れすることなくやりきるのは、並大抵じゃない。
特に、11曲目の「職務質問」から17曲目の「君にジュースを買ってあげる
」までの怒濤の流れには、圧倒されぱなっし。
ほかには、DVD/Blu-rayとして前年2013(平成25)年11月27日水曜日に発売された『グループ魂の新曲ができました! 今月はワンマン3回でカンベンして下さいツアー(ピエロ付き)』も、忘れられない。
初の日本武道館公演から2年半ぶりに行った全国ツアーの模様が収録されて、東京、大阪、仙台の各会場でしか演奏していない楽曲、選び抜かれたパフォーマンス映像、オフショット映像など、魅せられるものばかりで...。
これぞまさに、"無邪気な子どもの心のままの大人たち"???
もちろん、良い意味として。
結成20周年となる2015(平成27)年、一体何があるんだろうなあ。
2014-11-10 |
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