マッサン あらすじ ネタバレ 第11週
「子に過ぎたる宝なし」
12月8日月曜日より放送。
広島から呼び寄せられた蔵人・俊夫も加わり、山崎工場の操業の準備開始の夜、鴨居(堤真一)は政春(玉山鉄二)を訪ね、長男の英一郎を弟子入りさせてほしいと依頼。
将来が定まらず学校へ行っても授業もしっかりと受けようともしない息子の姿に、シビレを切らしてのことだった。
政春は突然の頼みに困惑するものの、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は喜んで引き受けた。
そんなある日のこと、エリーが妊娠。
もし成長したら、混血児としていじめられるのではないかと、いくらか不安を抱いたエリーだったが、すぐ知らせを耳にしたキャサリン(濱田マリ)が祝いの席をもうけて、集まった皆が、エリーの子どもを心から祝福。
キャサリンはもちろん、町のお巡りさんや隣近所の愉快な面々が、危急の際には率先して助けると励ましてくれて...。
そのような人たちの温かみに英一郎は感激して、エリーに心を開き始め、仕事ばかりで病床の母を顧みようともしなかった父との確執を語りはじめた。
しばらく後に、エリーの妊娠を知った鴨居が、英一郎を連れ戻しにやってきた。
英一郎は鴨居と口論になり、怒りの勢い2階に引きこもってしまった。
心配したエリーが2階へ上がろうとするが、誤って階段を踏み外して転落、流産してしまった。
英一郎は涙を流してエリーに謝罪。
悪くないと英一郎を慰める政春とエリーだったが、後に政春は医師から悲しい事実を宣告された。
エリーの体質は、今後妊娠したとしても、出産できないとのことだった。
親と子の関係は、良くも悪くも本当にいろいろとあるもの。
息子・英一郎から憎まれていることを重々承知の鴨居大将も、息子が子宝で将来の行く末の心配な気持ちは変わらず...。
息子・英一郎も父・鴨居大将に会ってしまえば、憎まれ口しか叩けない反面、家族としての温かみを求めている気持ちは変わらず...。
いかにして埋め合わせることとなるのか、しっかりと見届けたいな。
父親としての鴨居大将を演じる堤真一の姿、ふと思い出してしまった。
2012(平成24)年1月7日土曜日・14日土曜日に2週連続放送の、NHK土曜ドラマスペシャル『とんび』を...。
2008(平成20)年10月下旬に発売された重松清の同名小説を原作としたドラマ化作品で、堤真一演じるは主人公のヤスこと市川安男。
高度経済成長時代の1962(昭和37)年から始まる、瀬戸内海に面した広島県備後市を舞台した物語で、運送会社勤務のヤスと愛妻・美佐子(西田尚美)の間に息子・旭(今井雄貴・田中奏生・池松壮亮)が誕生し、生涯最高の喜びに浸って、とともに旭の成長を見守ろうとした矢先、美佐子が事故死...。
以来、ヤスは幼くして父親に捨てられた悲しみと美佐子を亡くした後悔を乗り越える傍ら、旭を不器用ながら真っ直ぐに育てていくことに...。
いわゆる感動のシングルファーザー物語のみならず、高価な金品や際立った幸運などが手に入れなくても、何気ない日常やさりげない人間関係、ありふれた出来事の中にこそ、幸せがあるのだということを教えてくれる名作だった。
同時に、人が人を尊び、大切にするという当たり前の倫理観を忘れないようにしようと原点回帰するのに、ふさわしい作品...。
もちろん、『マッサン』出演者も何人か出演していて...。
政春の姉・岡崎千加子を演じる西田尚美は、ヤスの愛妻・美佐子を。
竹原の町の長老にあたる和尚を演じる神山繁は、ヤスを厳格かつ温かく見守る海雲和尚を。
食堂「こひのぼり」店主・春さんを演じる及川いぞうは、 ヤスの勤務先の運送会社社長・尾藤を。
あれから2年10ヶ月後...。
当時を懐かしむのもいいし、現在と照らし合わせてみるのもいい...。
改めて観たくなった。
2014-10-08 |
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