花子とアン DVD Blu-ray
9月27日土曜日にNHK朝ドラ『花子とアン』の放送終了となって...。
あとは、DVD/Blu-rayによる楽しみを残すだけか。
ともに3セットか...。
本当にここまでいろいろあった。
9月24日水曜日発売のBOX1には、山田望叶演じる幼少時代のはな(のちの花子)の可憐さと巧さの光っていた第1週から始まって...。
英語という不思議な言葉との初めての出逢いと修和女学校入学の第2週でときめき...。
"腹心の友"となる葉山蓮子(仲間由紀恵)との初めての出逢いと葛藤と友情の描かれた第4週、あの粗野で不器用ながらも一途で漢気ある九州・筑豊の石炭王・嘉納伝助(吉田鋼太郎)初登場の第6週、修和女学校卒業後に故郷・山梨の母校だった阿母尋常小学校教諭となる第8週まで...。
11月26日水曜日発売のBOX2には、はな(吉高由里子)の見合い騒動の第9週から始まって...。
かねてからの童話作家の夢実現のため教諭を辞して再び上京するまでの第11週、東京の聡文堂社長・梶原総一郎(藤本隆宏)の下で編集者として働き始め、苦難を経て村岡英治(鈴木亮平)と結婚して村岡花子となるまでの第15週、ナレーション担当の美輪明宏の歌う「愛の讃歌」で最高潮となる蓮子と宮本龍一(中島歩)の駆け落ち騒動を描いた"白蓮事件"の始まりの第16週まで...。
2015(平成27)年1月28日水曜日発売のBOX3には、"白蓮事件"の余波を描いた第17週から始まり...。
1923(大正12)年9月1日の関東大震災発生と心の再生を描いた第18週、震災後の花子の窮状を救うために上京した嘉納伝助再登場の第19週、愛息・歩との死別と再生を描いた第20週、"ラジオのおばさん"誕生の第21週、戦争への暗雲が濃色となり1941(昭和16)年12月8日の太平洋戦争勃発までの第23週、戦時中の人間模様と悲しい別れの描かれた第24週、1945(昭和20)年4月の東京大空襲から8月15日の終戦を経ての戦後の混乱期までを描いた第25週。
そして、とうとう感無量という気持ちにさせられる『赤毛のアン』出版までの最終週・第26週まで...。
全体を通して振り返ってみれば、
物語の終盤の近づくにつれ伏線回収と物語の進行の進み具合がより速くなってしまうことと、『赤毛のアン』が本格的に重視されるのが最終週であること、その原書を手渡されて出版に至るまでの過程が鮮明でなかったこと、登場人物によって年齢を重ねる度合いの描写がバラバラであること、村岡花子という実在の人物をモデルにしておきながらご都合主義的な脚色の多すぎたこと、それに伴い時代考証もおろそかになっていったことが、難点かなあ。
それでも、ヒロインの脇を固める登場人物の演技力に注目できるのが、嬉しいや。
男性の登場人物ならば、圧巻だった嘉納伝助演じる吉田鋼太郎、花子の兄で憲兵がハマリ役だった安東吉太郎を演じた賀来賢人、風来坊ながらも花子の利発さを察して修和女学校へ入学させることとなる"おとう"こと安東吉平を演じた伊原剛志。
女性の登場人物ならば、花子の"腹心の友"である、仲間由紀恵演じる葉山蓮子と、高梨臨演じる醍醐亜矢子。
花子の妹で、ともに苦難の道を歩くこととなった、かよを演じた黒木華、ももを演じた土屋太鳳。
ほかの楽しみとしては、小説『赤毛のアン』へのオマージュから名付けられた登場人物や地名や建物の名前を、おもに序盤からいくらかの間に垣間見れること。
後は、特典映像が、気になるところかなあ。
まあいずれにせよ、じっくりと楽しめること、間違いなし。
2014-09-21 |
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