マッサン あらすじ ネタバレ 第1週
「鬼の目にも涙」
9月29日月曜日より、いよいよ放送開始か...。
NHK朝ドラ史上初となる純外国人ヒロインによる物語がいよいよ...。
原則として白人の女性を基本とし、欧米文化で育った人を求めるが、ハーフ・クォーターを含め国籍や女優キャリアの有無は問わないこと。
物語にスコットランドの民謡がキーワードになることから「歌に自信のある人」。
その条件を基にオーディションで抜擢された純外国人ヒロイン、すなわち主人公の亀山政春(玉山鉄二)の妻・エリーに抜擢されたのは、シャーロット・ケイト・フォックス。
シャーロットの魅せる芝居の力とコメディセンスへの圧倒的な魅力の実感から、日本語が話せないことを承知で、冒険を兼ねた起用とのこと。
日本とスコットランドの異文化の違いに戸惑いつつも、日本独特の「おもてなし文化」の実感に伴い、日本人の美徳も学ぶことになる、ヒロインの「親日家」としての成長物語、しっかりと見届けたい。
さて、肝心の物語の始まりは、1920(大正9)年から。
広島・竹原にて、先祖代々から受け継がれてきた造り酒屋・亀山酒造の次男・政春が、単身でウィスキー製造を学ぶためのスコットランド留学から帰国することに。
しかも、帰りにはスコットランド人の妻・エリーが一緒。
初めての政春の家族との対面に喜びを隠し切れないエリーに対して、政春は浮かない顔。
広島が近づくにつれ、政春は挙動不審に。
やがて二人は、政春の実家・亀山酒造に到着。
政春は、母・早苗(泉ピン子)を避けるような行動に。
エリーが不審を抱き始めて間もなく、早苗が二人の前に突然登場。
新婚早々の二人に対して放った言葉は、
「外国人の嫁など絶対に認めるわけにはいかない」
早苗にすれば、裏切られた気持ちばかりが募る一方。
というのも、将来的に亀山酒造を継ぐ条件で、政春の他所の会社への就職とスコットランド留学を認めており...。
ところが、政春は亀山酒造を継ぐ気のないばかりか、外国人と結婚。
激怒する早苗に対して、政春はエリーの日本語の理解の不足をいいことに、エリーには早苗からの結婚反対を隠し通すことに。
さらに政春は、近日中に開かれる法事の席で、親戚の面々へのエリーの紹介を済ませて、強引に結婚を認めてもらおうと決意。
そんな中でのこと、政春とエリーとの出逢いから今日に至るまでの話を聞かせてほしいと、妹・すみれ(早見あかり)にせがまれた政春は、駆け落ち同然に結婚に至るまでのいきさつを話し始めることに...。
やがて、政春と早苗の口論は、ついに大ゲンカに発展。
それを目の当たりにしたエリーは、早苗と同様、結婚に反対したスコットランドの母を思い出し、心を痛めてしまった。
エリーは、早苗に気に入ってもらえるよう努力するものの、空回りするばかり。
政春は、エリーとの結婚やウィスキーづくりの夢を父・政志(前田吟)に解かってもらおうと説得するものの、逆にウィスキーづくりに対する政春の覚悟を厳しく問い質されて...。
そして、親戚たちの集まる法事の日...。
案の定、亀山家に集まった親戚たちは、金髪で青い目のエリーを見て、度胆を抜かれた。
一方で政春は、竹原家の長老である和尚(神山繁)に結婚を認めさせようと布石を打ち、エリーも加わるものの、相次いで失敗。
そんなある日のこと、岡崎千加子(西田尚美)の子どもがケンカ。
エリーが巧みに仲直りさせるまでを目の当たりにした和尚は、エリーに好感を抱き始めることに。
それでも早苗は、結婚を認めようとしないまま。
頑なな早苗は、エリーのスコットランドの母そのものだった。
政春は改めて早苗に結婚を認めるよう願い出たものの、妾にして日本人と結婚するならば許すといった早苗の態度に、とうとう怒り心頭に。
見かねた政志は、相撲を取ろうと政春を誘い、自分の跡継ぎになってほしいと同時に夢も応援したい複雑な気持ちを、身体ごとぶつけてきて...。
政志の気持ちは政春に充分過ぎるほど伝わり、政春は涙した。
しばらくして、早苗はエリーに、政春のことを大切に想うならば、スコットランドに帰ってほしいと頭を下げた。
どれほど努力しても日本人にはなれないと早苗から言われたエリーは、祖国の母からも同じように言われたことを重ね合わせて、深く傷ついてしまい、ついに政春と別れて祖国のスコットランドに帰ろうと決意。
エリーが家を出てしばらく、帰宅した政春はすぐに察し、血相を変えて飛び出した。
間もなく、エリーを乗せたバスが発車。
それでも、必死で追いかける政春に心を動かされたエリーは、改めて向き合った。
そして、二人の出逢いの頃の想い出の歌「蛍の光」を歌い、改めて愛を確かめ合うこととなった政春とエリーは、改めて二人で歩むことに...。
政春とエリーの愛を通わせ合うことになる想い出の歌が「蛍の光」とは...。
明治から日本の学校唱歌にも取り入れられたこともあり、多くの日本人に親しまれるようになって、やがて学校の卒業式の定盤に...。
「蛍の光」のみならず、 「ホーム・スウィート・ホーム(埴生の宿)」や「故郷の空(麦畑)」など、郷愁へと誘う楽曲が多いのが嬉しいや。
そのスコットランドの伝統的な楽曲を集めたコンピレーション・アルバム『蛍の光~スコティッシュ・ソングス』が、10月1日水曜日に発売。
折しも年末大晦日恒例の『NHK紅白歌合戦』のフィナーレで流れる「蛍の光」...。
『マッサン』が2015(平成27)年3月28日土曜日まで続く以上、何らかの演出を予感させてくれるかのようで、楽しみになってきた。
もう一つ気になることと言えば、政春とエリーの馴れ初めについて。
実話では、クリスマスの夜のスコットランド伝統のクリスマス・プディング占いが、そもそもの始まりとのこと。
クリスマス・プディングに入れた銀貨と指貫を、男性が当てれば金持ちに、女性が当てれば幸せな結婚。
それぞれを当てた男性と女性が独身ならば、二人は将来結婚する。
その占いの通りの運びとなったから、驚き。
ドラマでは、どのような運びとなるのか?
もしクリスマス・プディング占いを登場させるならば、どの場面においてか?
まさに気になるところ。
それが現実のものとなるならば、どのプリンを使うことになるのかなあ。
もしかしたら、英国王室に親しまれたジャージー牛ミルクから作られたプリン、ということに?
ジャージー牛とは、英仏の海峡に浮かぶチャネル諸島の一つ・ジャージー島が原産。
もともと英国王室向けのミルクを作るため特別に品種改良されたものゆえ、高タンパクで、ビタミンやミネラルなどの栄養価も高く、その味は英国王室に愛されて今日に至るとのことで...。
すなわち、世界の5大乳用種の中で最も高い乳成分を持つ小型の牛で、栄養価の高い濃厚な牛乳を産する乳牛種としては、非常に高い評価。
しかし、頭数、乳量が少ないため生産も限られ、その味は希少価値の高いものとして近年注目を集めてるとか。
ジャージー牛は、1950年代から日本国内に持ち込まれることになるけど、1910年代後半から1920年代前半までの大正時代にあたるスコットランドでは、当たり前のように存在していたことに。
もし現在ならば、『蒜山ジャージープリンと贅沢ヨーグルトセット』のような高品質のプリンを、クリスマス・プディング使っていたのかなあ。
かのプリンは、「プリンの殿堂2006」神戸スイーツハーバー第4位。
保存料・安定剤を一切使用せず、栄養価の高いジャージー牛乳とジャージー生クリームが原料。
100%のジャージー牛乳を使った濃厚でなめらかな味わいのプリン。
「蛍の光」はともかくとして、ドラマにクリスマス・プディング占いを求めるのは、贅沢なわがままかなあ。
2014-09-19 |
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