女子ーズ 映画 DVD Blu-ray 本気版
ヴィジュアル的な面だけで満足。
まさにキャスティングの勝利。
といったとこかな???
やはり、お恥ずかしながら、ミーハー心は疼いてしまうもので...。
NHK朝ドラで脚光を浴びた、2013(平成25)年4月より放送の『あまちゃん』での有村架純、同年10月より放送の『ごちそうさん』での高畑充希、それぞれのシーンでは、不覚にもギャップで笑えてしまった。
それは、6月上旬より公開の映画『女子ーズ』を観た時のこと。
とにかく面白くて面白くて...。
ましてや、人気番組や登場人物のオマージュやパロディーや奇想天外な展開を取り入れているとなれば、なおさらのこと。
その物語のあらましは、、世界征服を企む怪人たちと戦う戦隊「女子ーズ」のメンバーにさせられた5人の女子を描いた特撮コメディー映画。
製作のきっかけとなったのは、監督の福田雄一が妻の協調性のなさを見て、「こんな女が戦隊を組んだら面白そうだ」と感じたことからで...。
正義の戦隊をまとめる司令官・チャールズ(佐藤二朗)によって、「名字に色が入っている」という理由だけで突然集められた5人の女子たちは、世界征服を企む怪人たちから地球を守る戦隊・女子ーズのメンバーにさせられてしまうことから、物語は始まって...。
やる気のない彼女たちは当初断ろうとするも、何事にも全力で取り組む真面目な会社員の説得により、ようやく女子ーズが結成。
それからの5人そろっての次々と現れる怪人たちを倒す勇ましい姿の反面、恋に仕事に美容にヤボ用にと、何かと多忙な女子ーズの足並みの揃わなさも、面白おかしくて、ほろ苦さも垣間見えたり...。
そんな戦隊のリーダーとなる真面目な会社員は、レッド・赤木直子(桐谷美玲)で、建設会社OLとしの勤務の一方、美術館建設を夢見ており...。
ブルー・青田美佳(藤井美菜)は、アパレルショップでアルバイトをしているギャル。
怪人退治よりも美容を優先する気まぐれな性格。
イエロー・黄川田ゆり(高畑充希)は、アルバイトを掛け持ちしているフリーターで、女子ーズのツッコミ役担当。
時折怪人にもツッコミを入れるには、笑える。
グリーン・緑山かのこ(有村架純)は、皆川(安田顕)主宰の劇団「カオスの彼方」の劇団員。
本人は演技派のつもりでいるが、実際は大根役者のため良い役を貰えていないらしく...。
ネイビー・紺野すみれ(山本美月)は、紺野財閥の令嬢。
多くの男性から言い寄られる美人だが、男性の好みは女子ーズの4人から引かれるほどの悪さ。
面白おかしいというか哀しいというか....。
キャスティングを振り返るだけでも、桐谷美玲演じるレッドを筆頭に、なんのかんのいってもそれなりにみんな頑張ってるヒロインたちの姿が微笑ましいという感じで、このまったり感がこの映画のいいところかなあ。
しかも、低予算でお笑いの割にはしっかり作った着ぐるみの怪人、多く登場するのも、みどころの一つ。
中でも、5月21日水曜日の『女子ーズ参上! 映画「女子ーズ」オフィシャル・ビジュアルブック』(KADOKAWA)。
劇場用パンフレットにない面白さも掲載されていて...。
スーツデザインや劇中ショットとインタビュー私服とのギャップも面白いし、旬の女優をいつでも目にしたい時に、眺められるし...。
そして、11月19日水曜日にはDVD/Blu-rayが発売。
「本気版」にはもちろん、映像特典DISCに、メイキング、キャストインタビュー、イベント映像集などが収録予定。
手に入るのが、待ち遠しくなってきた。
考えてみれば、福田雄一も鬼才のひとりなんだろうなあ。
フリーの放送作家として、『笑っていいとも!』『SMAP×SMAP』『いきなり黄金伝説』などバラエティー番組の構成を多数手がけて、かつ映画制作ともなれば、ある意味、クドカンこと宮藤官九郎に近いものが???
あの2012(平成24)年4月中旬より放送のTBS・MBS深夜ドラマからの『コドモ警察』シリーズしかり、2013(平成25)年に公開された映画『HK/変態仮面』しかり、2014(平成26)年7月より放送のテレビ東京ドラマ24『アオイホノオ』しかり。
そして、同年公開の映画『女子ーズ』も...。
良くこれだけ思いついたなあと感心するばかりだ。
2014-09-17 |
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