まれ 朝ドラ キャスト 常盤貴子
これがNHK朝ドラ初出演とは...。
かつての常盤貴子といえば、1990年代から多くのテレビドラマに主演...。
以来、コメディーからシリアスまでさまざまな役どころを演じるようになって、1996(平成8)年春から1997(平成9)年夏までは5作の連続ドラマにおいて主役級を務めて、すべてがヒット。 当時でいう「連ドラの女王」と呼ばれるまでになって...。
そして、2015(平成27)年3月30日月曜日より放送開始となるNHK朝ドラ『まれ』では、土屋太鳳演じるヒロイン・津村希の母親・藍子を演じることに...。
母親役としても、少しずつ馴染んできているんだろうなあ。
ふと思い出してしまった。
2013(平成25)年1月より放送のTBS日曜劇場『とんび』を。
この時演じたのは、天ヶ﨑通運運転手・市川 安男(内野聖陽)の妻・美佐子。
初回のみの出演で、一人息子で3歳の旭(五十嵐陽向)をかばって積荷の下敷きになって亡くなってしまう役どころだったけど、とても心が温かくて楽天的な性格だった。
成人後の旭(佐藤健)にとって、時折母・美佐子の優しさを振り返ることもあり、やがてその面影を、勤務先の徳田出版「Noble」デスクを務める慶應義塾大学卒業のシングルマザー・坂本由美(吹石一恵)に見い出すようになって...。
あの『とんび』の放送終了から、2年後...。
再び母親を演じることになって...。
しかも、長きにわたる期間。
9月8日月曜日に、NHKでの出演者発表を終えて、ヒロイン・津村希としての役づくりのためショートカットにした土屋太鳳のこれからに注目したくなるのは、もちろんのこと、土屋太鳳と同じくらいに忘れてはならないのは、父・徹役の大泉洋と同じく母・藍子役の常盤貴子もしかり。
肝心の物語に関しては、大泉洋演じる徹の夢追い人ぶりが行き過ぎて失敗を繰り返すならば、常盤貴子演じる藍子は一家の主として懸命に家庭を支える心強い母親で、しかも「なるようになる」と口にするほどの楽天的な性格。
土屋太鳳と初対面となった大泉洋が「すさまじく礼儀が正しい。こういう娘がほしかった。心底から、娘に嫌われない父親にはなりたいと思った」と口にすれば、常盤貴子は「土屋太鳳は人間力が高い。オリジナルの感性をお持ちで、一緒にいて癒やされます」と絶賛するまでに。
そして、常盤貴子から土屋太鳳への期待は、愛おしいヒロインになってくれるということ。
役どころと同じく、母親らしさがあふれているんだろうなあ。
高橋練制作統括の考えとして、「パティシエ」という職業に重ね合わせ、ドラマを通して「人々に喜びを与えること」を念頭に、制作に取り組むとのこと。
その"喜び"の鍵となるのは、ヒロイン・津村希を演じる土屋太鳳はもちろんのこと、娘を支える母・藍子を演じる常盤貴子も、なりえるんだろうなあ。
いずれにせよ、本放送と終了後が、楽しみになってきた。
2014-09-12 |
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