尾野真千子 CM グリコ アーモンドピーク
尾野真千子は、どうしてこんなに人懐っこいんだろう?
CMやバラエティー番組で魅せる人間くささがあれば、息の長い女優として存在できるはず。
偉そうな感想で失礼ですけど、尾野真千子には本当に魅せられてしまう。
これからかなり前置きが長くなってしまうけど、改めて振り返ってみたくなった。
尾野真千子は、1981(昭和56)年11月4日生まれで、奈良県吉野郡西吉野村(現:五條市)出身。
4人姉妹の末っ子で、中学3年生の時、地元中学校で靴箱の掃除をしている際に映画監督・河瀬直美の目にとまり、1997(平成9)年公開の映画『萌の朱雀』で主演デビュー。
第10回シンガポール国際映画祭主演女優賞と第12回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞することに...。
奈良県立御所高等学校(現:奈良県立青翔高等学校)を卒業後に上京し、映画を中心に女優としての活動を着実に積み重ねて...。
地元の奈良県で撮影された映画『殯の森』で再び河瀬監督とタッグを組み主演に抜擢され、2007(平成19)年5月下旬公開後は、第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得するまでに。
以後も着実な活動の続く中、あの2010(平成22)年4月より放送の日本テレビ水曜ドラマ『Mother』では、芦田愛菜ちゃん演じる実娘への虐待に至るまでの流れは衝撃だった。
されに、2011(平成23)年4月より放送の杏主演のフジテレビ火曜ドラマ『名前をなくした女神』では、夫からのモラルハラスメントとDVに苦しめられる主婦。
かねえてから暗い影ばかり付きまとうかのような役どころで、心が重くなりがちだったけど...。
2011(平成23)年10月より放送のNHK朝ドラ『カーネーション』で魅せた、岸和田方言丸出しの気の強いヒロインは、ドラマの大ヒットとともに、これまでの女優・尾野真千子を一気に開花させるもので、本当に嬉しかった。
それからは、女優として映画やドラマでのさらなる注目の傍ら、バラエティー番組出演での夫婦漫才のノリも、なかなか面白くて...。
やがて、9月9日火曜日から放送の、イメージキャラクターを務める江崎グリコ『アーモンドピーク』という新CMで魅せてくれる、空気の読めないユニークな主婦。
それが面白いこと面白いこと。
CMは2種類あって...。
「あのひとの声」篇では、尾野が内緒話をしているママ友の輪に興味津々に参加。
話の内容がわからず「なになになに?」「佐藤さんがどうしたの?」と無駄に大きな声でママ友を慌てさせ、最後には本人を見つけ「あっ! 佐藤さんに聞きに行こう」とKY発言、あきれる周囲から止められて...。
「あのひとの応援」篇では、息子のサッカー観戦に駆けつけた尾野が「いいね! いいね!」と誰よりも大きな声で応援。
さらに、「なんかいい! なんかいいよ!」と事態を理解していないながらも、とにかくベタ褒め。
撮影を終えた本人としては、演じた役について素のままだったらしく。
サッカーもあんまりルールとか分からないものの、楽しむことだけに集中して見ていることが多いことに加え、ママ友との井戸端会議でも「なになに」って、大きい声を出してしまうとか...。
『江崎グリコ アーモンドピーク 12粒×10箱入』
ちょっとした集まりでの心尽くしとして、最低でもこれだけはあらかじめ用意しておいた方がいいかな。
楽しいことを言いたい放題ぶちまげてるだけの人も、これさえあれば、御愛嬌?
そう感じさせてくれるCMだった。
あの『カーネーション』以降、もうすっかり井戸端会議で見かける近所の人懐っこいオバチャン(?)、という言い方は失礼かなあ。
まあ、それだけ気さくに話しかけやすいということなんだろうけど、感じのいい人は温かいや。
末永く愛される女優であることを祈って...。
2014-09-06 |
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