鈴木亮平 tokyo tribe
今年2014(平成26)年にとっての鈴木亮平の熱い夏になりそうな映画かなあ。
NHK朝ドラ『花子とアン』の"村岡印刷さん"こと村岡英治の"裏の顔"でも観るかのよう。
鬼才ゆえの独自性で脚光を浴びかつ新人俳優の育成に定評のある園子温監督の最新作となる映画 『TOKYO TRIBE』の完成披露試写会が、6月16日火曜日、東京・新宿バルト9にて開催。
原作は、1990年代を席巻した漫画家・井上三太の代表作の一つ。
ファッション誌『boon』(祥伝社)に於いて、1997(平成9)年から2005(平成17)年まで連載された、『TOKYO TRIBE』の続編にあたる『TOKYO TRIBE2』。
主演は、鈴木亮平と、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAIS。
本作の舞台は、様々なトライブ(族)が街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを奪い合う、近未来の“トーキョー”。
「ブクロ WU-RONZ」のトップ・メラ(鈴木亮平)と「ムサシノ SARU」に所属する海(YOUNG DAIS)が、“トーキョー”中のトライブを巻き込みながら一大抗争を繰り広げていくという、壮絶なストーリー。
しかも、常にセンセーショナルな作品で日本のみならず世界のファンを驚愕させてきた園監督が、今回、伝説的コミックといわれる原作を超える表現方法として選んだのが、“セリフをラップで奏でる”という大胆不敵な手法。
劇中では役者もラッパーも関係なく、鈴木亮平、YOUNG DAIS、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太や叶美香、中川翔子、でんでん、竹内力ら登場人物がほぼ全員、ラップに挑戦。HIPHOPに乗せてフリースタイルラップを披露しながら闘いまくるという、世界初の“バトル・ラップミュージカル”ともいえる新ジャンルを確立させたととのこと。
園監督自身、当初このような世界観をいかにして実写化するのか不安で、失敗への恐れが大きくなっていったという。
しかし、そうでありながらも、いろんなアイデアが浮かんで、本物のラッパーを出すとか、セリフを全部ラップするとか、スタントなし吹き替えなしの役者全員によるアクション、オープンセットで東京の街を作ろうとか、自分でもますます興奮気味になってきたらしく...。
メラを演じた鈴木亮平も、撮影開始当初より、原作への思い入れの強い反面不安も強かったものの、「園監督の映画をやらせてもらうなんて、俳優としてこれほど名誉なことはない」と晴れ晴れとした表情。
何よりも「日本刀と二丁拳銃を使いこなす最凶の男」という役柄に関して、台本のト書きに「Tバック一丁でラップをするメラ」」「Tバック一丁でバッサバッサと切るメラ」と書いてあったので、Tバックでもかっこよく見える身体を作らないといけないといった意気込みで、必死にプロレスラーっぽい身体を目指して、今より10キロくらい大きな過去最大の体重になったとか。
その甲斐あってか、街で「プロレスラーの人ですよね」と声を掛けられました」と満足げで...。
2013(平成25)年4月より公開の映画『HK/変態仮面』で魅せた色丞狂介を上回った、といってもいいかもしれない。
話は変わって、本作の主題歌をアーティストのAIが担当。
あの2005(平成17)年「Story」の大ヒットの後、2009(平成21)年には「BEST A.I.」でオリコン1位の獲得、「ハピネス」の250万ダウンロードの達成などで、静かに勢いづいていることも記憶に新しく...。
AI自身、もともと園監督作品のファンだったそうで、「普段、絶対に見られない光景を見せてくれるから大好きで。 今回の作品も、本当にヤバイ! ヤバイという言葉がぴったりな作品」と興奮気味。
今回のオファーは、"希望(HOPE)"というキーワードを入れてほしいとリクエストを受けて、エンディングのメロディの部分と歌詞を書いて、歌を歌ったという。 主題歌が流れた瞬間は嬉しかったと大喜び。
そして、この映画でしか集まらない日本のHIPHOP界を支えるラッパーたちがオールスター出演。
AIのほか、YOUNG DAIS, SIMON, Y’S も参加した主題歌「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」は、攻撃的なHIPHOPサウンド...。
7月23日水曜日より配信開始、本楽曲入りサウンドトラックアルバムは8月20日水曜日にCD発売と配信予定。
そして、映画は8月30日土曜日より新宿バルト9ほか全国にて公開へ。
熱い夏が長引きそうな予感...。
2014-06-18 |
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