東出昌大 GONIN サーガ
4月12日土曜日より公開の映画『クローズEXPLODE』で主演・鏑木旋風男をしっかりと務めたことで、発火してしまったのか?
来年2015(平成27)年の東出昌大と言えば、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』で吉田松陰(伊勢谷友介)の妹にあたる杉文(井上真央)の最初の夫・久坂玄瑞役に決定したことが記憶に新しいけど、激動の幕末までには至らないものの、より強く激しく縦横無尽に駆け回ることになるんだろうなあ。
それは、同年公開予定となる映画『GONIN サーガ』の製作が決定し、主演に抜擢されたこと。
振り返ってみれば、“バイオレンス・アクションの傑作”として国内のみならず海外での評価も高い映画『GONIN』(製作総指揮:奥山和由 監督・脚本:石井隆)は、1995(平成7)年に公開。
この時の"GONIN"とは、バブル経済崩壊の強い煽りを喰らった"5人組の男たち"。
借金まみれのディスコ・バーズのオーナー・万代樹木彦(佐藤浩市)、男性相手のコールボーイ・三屋純一(本木雅弘)、裏社会通ゆえ汚職で解雇された元刑事・氷頭要(根津甚八)、リストラされたサラリーマン・荻原昌平(竹中直人)、パンチドランカーの元ボクサーで大越組のチンピラ・ジミー(椎名桔平)。
窮地に追い込まれたゆえか、大胆にも指定暴力団・五誠会系大越組の大金を強奪する計画を企て、辛くも成功して喜んだもの束の間、万代たちの仕業と突き止めた大越組は、二人組のヒットマンの京谷一郎(ビートたけし)と弟分・柴田一馬(木村一八)を雇って報復に。
以後、血みどろの報復が繰り広げられてゆくことになって...。
その魑魅魍魎の世界から19年の歳月が流れた2014(平成26)年の設定として、この度の待望の続編。
もちろん監督・脚本は石井隆。
石井監督曰く、前作からつながる壮大な物語を、並々ならぬ想いで描き、自らの集大成と位置付ける渾身の最新作という。
今回の敵役となるのは、前作の五誠会会長・式根(室田日出男)の孫であり、より増長した五誠会三代目・誠司(安藤政信)。
前作で襲撃を受け、命を落とした大越組若頭・久松茂(鶴見辰吾)の息子・勇人(東出昌大)は、父が19年前の事件後に五誠会から破門をされたことで、ヤクザの父には似ることなく優しい心音の青年に育つが、ある事件をきっかけに五誠会への復讐を誓うことに。
勇人の元に集まったのは、同じく前作で命を落とした大越組組長・大越康正(永島敏行)の息子・大輔(桐谷健太)、五誠会二代目に出生の秘密を握られ三代目・誠司の愛人になり下がってしまった元グラビアアイドルの麻美(土屋アンナ)。
そして、19年前の事件の真相を追うルポライターとして、自らも19年前の事件に深い因縁を持つ森澤(柄本佑)も...。
今回、五誠会に恨みを抱く5人組には、元グラビアアイドルが...。
となれば、作風としては、宝石店で強盗団に遭遇して成り行きで強盗団から宝石を奪い逃走した5人組の女たちと、追う暴力団との激しい駆け引きを描いた、1996(平成8)年公開の映画『GONIN2』をも、融合させることになるのかなあ。
いずれにせよ、公開が楽しみだ。
2014-06-17 |
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